07/23/2011(Sat)
妄想列車 13話
服を剥がされた。俺についているのはリードのように首に巻かれたネクタイだけだ。
「とてもいやらしい格好だ、シン。お尻を上げたままゆっくりとベッドに倒れなさい」
俺は尻を突き上げたまま言われた通りに布団に顔をつけた。
見てる。リツカが俺の身体を見ている。
俺はリツカを見てなくても、リツカの視線がそっと俺の細部を触れていくのを感じていた。
ローションが身体に塗られていく。俺の身体を滑っていくリツカの大きな手に悶える。
「ああんっ…ああっ…あんっ」
「おいおい。これ塗ってるだけだろう? そんなに感じてどうした」
リツカがクイっとネクタイを引くと、俺の頭が少し上がった。
ダメだ。俺はリツカが欲しい。リツカの味が欲しい。
はしたないと分かっていたが俺は欲望に忠実にリツカにねだった。
「ください……」
「ダメだ。お前はあの先輩とやらと妙に仲が良かった」
「先輩? 先輩なんて何もないよっ! そんな事言ったらリツカなんてッ…ぐっ!」
喚く俺の口の中にリツカはペニスを突っ込んできた。俺は条件反射で、前後に動くそれを噛まない様に唇を押しつけて締め付けてやる。何度か口を犯した後、ヌルっと抜き取ったそれをリツカは俺のアナルに入れ込んだ。
「あああんっ」
リツカがリードを引っ張れば俺の首は締まり、リツカの好きな位置まで身体を傾ける。
四つん這いにされた俺は後ろから沢山突かれた。突く度に引っ張られて締まる首輪はこの上ない官能を呼び起こした。
俺は、今犬だ。
「ハァハァっ……うぅぅんっ」
息を吸おうと開けたまま喘ぐ俺の口端からは、だらしなく唾液が垂れていく。
「シン、横を見ろ。刺されているのがよく見えているよ」
言われた方向を見ると、鏡張りになったクローゼットのドアにリツカの色の濃いペニスが凄いスピードで刺し込まれているのが見えた。途端に興奮が絶頂に上がった。
リツカのセックスする姿は、エロい。気持ちいい時の顔もよく見える。腰の動きがしなって堪らなくいやらしい。
「やあぁっ…出るぅっ」
俺はシーツにしがみ付きながらペニスを皺になった布団に擦りつけて射精した。
リツカも俺の肩にしがみつきながら「んんっ」と艶っぽい声を上げて俺の中に出した。
じんわりと続く気持ち良さに、俺達は二人とも暫くゆっくり腰を動かしたままでいた。
「本当に健くんと付き合ってないの?」
リツカの腕の中で俺はもう一度聞く。
「付き合った事はない」
「じゃあどうしてキスしようとしてたんだよ」
「あいつはいつもそうだ。挨拶みたいなもんだろ」
挨拶だ?
「じゃあ俺が清水先輩と挨拶でキスしても別にいいんだ?!」
「ダメだ。犯すぞ」
「さっきまでヤられてましたっ」
これって恋人同士の会話じゃないのか?
何だかイチャイチャしているような気がして俺の機嫌は少しずつ治っていく。
「……シン、お前はさ。隠し事とかされたらやっぱり許せないか?」
健くんの事……かな?
「うーん……。どういう意図で隠してたかって所が一番気になるかな。その人の考えの結果が隠す事にあったら、その考えを知りたいと思う」
「でももし……、じゃあ仮にある村の村長さんが居たとする。その村長さんは村を束ねるのに色んな情報を持っていて、良い事も悪い事も全て村長さんの一存で判断して、村長さんの理想とする村を作る」
「う……ん」
「だが、実はそういう村は幾つもあって、村長さん同士は互いに利益を求める為に情報をやっぱり村人に教える事なくトップだけに開示して村と、村人たちをいいように騙して動かしていく」
何かの物語の事だろうか。だが、何だかよく知っている様な、リアルな話だ。
「でもさ、その村長さんたちは村同士を良くしようとしてそうしたって事は考えられないの?」
「殺し合いをさせたとすると?」
「殺し合い……は、おかしいけどさ、もしかしたら、そうなってしまったのかもしれないじゃん」
「なってしまった?」
「うん……人ってさ、集まるとさ、そう“なってしまう”って事よくあるよね」
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「とてもいやらしい格好だ、シン。お尻を上げたままゆっくりとベッドに倒れなさい」
俺は尻を突き上げたまま言われた通りに布団に顔をつけた。
見てる。リツカが俺の身体を見ている。
俺はリツカを見てなくても、リツカの視線がそっと俺の細部を触れていくのを感じていた。
ローションが身体に塗られていく。俺の身体を滑っていくリツカの大きな手に悶える。
「ああんっ…ああっ…あんっ」
「おいおい。これ塗ってるだけだろう? そんなに感じてどうした」
リツカがクイっとネクタイを引くと、俺の頭が少し上がった。
ダメだ。俺はリツカが欲しい。リツカの味が欲しい。
はしたないと分かっていたが俺は欲望に忠実にリツカにねだった。
「ください……」
「ダメだ。お前はあの先輩とやらと妙に仲が良かった」
「先輩? 先輩なんて何もないよっ! そんな事言ったらリツカなんてッ…ぐっ!」
喚く俺の口の中にリツカはペニスを突っ込んできた。俺は条件反射で、前後に動くそれを噛まない様に唇を押しつけて締め付けてやる。何度か口を犯した後、ヌルっと抜き取ったそれをリツカは俺のアナルに入れ込んだ。
「あああんっ」
リツカがリードを引っ張れば俺の首は締まり、リツカの好きな位置まで身体を傾ける。
四つん這いにされた俺は後ろから沢山突かれた。突く度に引っ張られて締まる首輪はこの上ない官能を呼び起こした。
俺は、今犬だ。
「ハァハァっ……うぅぅんっ」
息を吸おうと開けたまま喘ぐ俺の口端からは、だらしなく唾液が垂れていく。
「シン、横を見ろ。刺されているのがよく見えているよ」
言われた方向を見ると、鏡張りになったクローゼットのドアにリツカの色の濃いペニスが凄いスピードで刺し込まれているのが見えた。途端に興奮が絶頂に上がった。
リツカのセックスする姿は、エロい。気持ちいい時の顔もよく見える。腰の動きがしなって堪らなくいやらしい。
「やあぁっ…出るぅっ」
俺はシーツにしがみ付きながらペニスを皺になった布団に擦りつけて射精した。
リツカも俺の肩にしがみつきながら「んんっ」と艶っぽい声を上げて俺の中に出した。
じんわりと続く気持ち良さに、俺達は二人とも暫くゆっくり腰を動かしたままでいた。
「本当に健くんと付き合ってないの?」
リツカの腕の中で俺はもう一度聞く。
「付き合った事はない」
「じゃあどうしてキスしようとしてたんだよ」
「あいつはいつもそうだ。挨拶みたいなもんだろ」
挨拶だ?
「じゃあ俺が清水先輩と挨拶でキスしても別にいいんだ?!」
「ダメだ。犯すぞ」
「さっきまでヤられてましたっ」
これって恋人同士の会話じゃないのか?
何だかイチャイチャしているような気がして俺の機嫌は少しずつ治っていく。
「……シン、お前はさ。隠し事とかされたらやっぱり許せないか?」
健くんの事……かな?
「うーん……。どういう意図で隠してたかって所が一番気になるかな。その人の考えの結果が隠す事にあったら、その考えを知りたいと思う」
「でももし……、じゃあ仮にある村の村長さんが居たとする。その村長さんは村を束ねるのに色んな情報を持っていて、良い事も悪い事も全て村長さんの一存で判断して、村長さんの理想とする村を作る」
「う……ん」
「だが、実はそういう村は幾つもあって、村長さん同士は互いに利益を求める為に情報をやっぱり村人に教える事なくトップだけに開示して村と、村人たちをいいように騙して動かしていく」
何かの物語の事だろうか。だが、何だかよく知っている様な、リアルな話だ。
「でもさ、その村長さんたちは村同士を良くしようとしてそうしたって事は考えられないの?」
「殺し合いをさせたとすると?」
「殺し合い……は、おかしいけどさ、もしかしたら、そうなってしまったのかもしれないじゃん」
「なってしまった?」
「うん……人ってさ、集まるとさ、そう“なってしまう”って事よくあるよね」
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コメント
> なのにアッサリ風味だった(ノд-。)クスン ←
あっさりごめんよ~…て!!
濃いのがお好きなんだからーん♪(//∀//)
> エチの後のイチャコラが良いねぇ~♪
> うんうんwもう恋人同士だよwww
ですよねーニヤニヤニヤ(・∀・)ニヤニヤニヤ
もう、恋人になってしまえばいいと思う。
どうしたらそう話がまとまるのか。
見ていてイライラしてきたぞっ←
> 例え話を出しての語らい。
> おぉぅ…ヒヤヒヤする~!
> ( -Д-) ゚Д゚)フムフム 二人の話に集中だ☆
探りあい。。゚o。ドキ*((゚艸゚〃))*ドキ。o゚。
でもまだ気付かない…。
どうなるかちょっと緊張かもだ(`・д´・ ;)ゴクリ
> わわっ!日曜出勤になったの!?
> 大変だけど無理しないでね(>_<)
> もしかしたらいつもなら無い萌が転がってるかも♪
そうなんだよ~(>ω<)
明日朝から(ノ△・。)
て事は今週は休み一日;
心配ありがとねv
はっ!∑(°ロ°*)萌えが!?本当かい!?
では張り切って朝マックとかしてサーチでもしようかな!?
(☆Д☆)キラリーン♪ ←
(多分ポメラでカチカチ妄想に耽ってると思われ) (-ω-)
コメントどうもありがとうございました
なのにアッサリ風味だった(ノд-。)クスン ←
エチの後のイチャコラが良いねぇ~♪
うんうんwもう恋人同士だよwww
例え話を出しての語らい。
おぉぅ…ヒヤヒヤする~!
( -Д-) ゚Д゚)フムフム 二人の話に集中だ☆
わわっ!日曜出勤になったの!?
大変だけど無理しないでね(>_<)
もしかしたらいつもなら無い萌が転がってるかも♪
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