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万華鏡-江戸に咲く-12

☆18禁です。

 抱月はゆっくりと美月に圧し掛かる。その眼光は昼間見た穏やかなものではなく、捕らえたネズミを可愛がるネコのようなものだった。
 厚みのある舌で美月の口内を犯しながら抱月と美月のペニスをクチャクチャといっぺんに扱く。2人の鈴口から流れ出ている液体を指に塗りつけると再び美月の後ろへ差し込む。
「や・・あ・・あぅ・・」
 後ろと前を一度に刺激されてイきそうになる。
 身体の異常な状態も手伝ってだろうが、抱月の慣れた手つきと敏感に相手の性感帯を察知する能力で、ある程度経験豊富な筈の美月でもあっという間に射精感を上げられてしまった。
 この爽やかな面を被った医者は美月の何十倍もの経験をしているに違いない事は明白だ。

 頭では恋人のいる身でダメだと分かってはいても、この非現実的な世界と目の前の大人の男によって引きづり出される内なる欲望が理性の扉を閉めていく。
「せんせ・・イっちゃう・・出ちゃう・・あんっ」
「まだだよ。」
 後ろに入っていた指をズルリと抜くと敏感になっている入り口がヒクヒクと指を惜しむ。

 抱月は美月をうつ伏せにするとお尻をぐいと持ち上げる。この格好で美月はさすがにマズイと理性を取り戻す。
「あ!先生、あの。ダメですっ。俺、その、彼氏持ちで、さすがに最後までは出来ません!」
 懸命に手を後ろに回して後ろを守ろうとしながら訴えかけるが、抱月はちらりと美月の方に視線を流しただけで懐から紙のようなものを出すと、それを口の中へ入れる。

(何・・紙食べた?)

「先生、紙なんて食べて・・何してるんですか?」
 すると無言のままおもむろに美月の後ろの入り口にしゃぶりついてきた。
「ひゃあっ!」
 急に大量のトロトロとした液体が入り口に塗りたくられるとそれを抱月のペニスにも大量に塗りたくる。
「これは痛和散だよ。まさか初めてというのではないだろう?美月くん。先程君には“かれし”というものがいるからダメだと言っっていたが?」
「あぅ・・恋人の・・事ですっ。男の人だけど恋人なんです。だから最後までは・・あっ」
 抱月は尚も指を入れ込んで筋肉を解している。
「ふふ。義理堅いんだね。では相手に気付かれないようにしないとね。私にも許嫁がいるんだが・・。まぁでもそれとこれとは別だ。気にするな。」

(いや、気にするだろ?!)

「あっ!!」
 熱い塊が美月の入り口にぴたりと宛がわれる。逃げようとしても腰をがっちり掴まれていて動けない。
 耳元に抱月の唇が寄せられ熱い息が掛かると腰が理性とは別に疼き出す。

「それにね。君は“美月”。美しい月と書くのだろう?ならばその月を抱くのは私、“抱月”だ。運命のようだとは思わないか?僕は君を抱くために、君は僕に抱かれる為に出会ったんだよ。」

 その言葉を聞いて思わず抗いが止まる。

(運命・・・。そう言われてみると偶然の名前にしては出来過ぎてるような・・じゃあ、この人が?この人と逢う為に?でもさっき婚約者って・・)

 迷いを巡らせている間に美月の入り口に押し当てられていた塊がズルッと中へ侵入してきた。
「あああッ!!」
 慣れない大きさの塊は容赦なくメリメリと入り口を抉じ開ける。一瞬引き攣るような痛みを感じたが、その大きさに慣れていない事を感じ取った抱月は少しの間慣らすように動かずにいた。
 熱い欲望をほんの少しでも受け入れてしまった身体は、それまでの火照りが一気に後方の蕾と、その内部へと移動する。息は無意識に上がり、呼吸をする度に甘い香りが思考を捻じ曲げていく。

「んん。美月くん・・凄い締まっていて僕のが痛いくらいだ・・。」
 そう言うと抱月の熱い塊は一気に押し入ってきてしまった。
「ああー!!やぁあっ・・だめぇ・・抜いてぇ」

(貴之のよりずっと大きい!・・キツ・い・・)

 内部に侵入したまだ慣れない大きな塊に身じろぎできず入り口のヒリつきを感じる。だが内部はその熱く乱暴な侵入者に縋り付くようにキュウキュウと締め付けている。
 抱月は少しずつ美月の中をかき混ぜるように動いていると、中の一番感じる場所にだんだんと快感の波が押し寄せるように下半身全体が痺れてくる。

「やぁ・・ん・・キツ・・い」
 鼻から抜けるような甘い声が部屋に響く。
 その声を聞くと抱月の全身にビリビリと欲情の電流が走った。
「可愛いよ美月くん。もう、動くよ?いいね?きちんとどう感じるか私に伝えるんだよ?」
 抱月は大きく美月の中を出し入れし始めた。
 慣れない質量の塊が出し入れされると、快楽の波に理性は容易に剥がれ落ちた。ズンズンと突かれる度に内壁が歓喜のうねりを上げ、抱月のペニスにぴっとりと吸い付く。前立腺の沿う場所に亀頭が擦られると、太ももの内側がビクビクと痙攣する。

(い・・言わな・・きゃ・・どう、かんじるか・・)

 思考回路は停止していた。身体の感覚のみが機能し、先程の抱月の命令が脳に漂っているだけだ。

「あ!!ああっ・・せんせ・・の・・おっき・・やぁんっ・・んんっ」
「はぁ・・ぁ・・美月くん。もっと言って。もっと声・・聞きたいっ」
 美月のしっとりと汗ばむ腰がウネウネと抱月の下で動き、鼻から抜ける甘ったるい声でいやらしい言葉を部屋に響かせていると抱月のペニスは一層太さを増してきた。
「あっ・・あぅ・・おっ・・きい!せんせぇ・・」
「ああっ・・出そうだ・・はぁっ・・君の中に出したい・・」
 抱月は急激に強く腰を美月に打ちつけ始めた。その鈍痛と共に押し寄せる射精感を煽るように抱月は後ろから美月のペニスを扱いてくる。

「ああっ!せんせぇ・・中はだめぇ・・お願いっ・・外にっ・・ああ!も・・出るぅッ」
「美月くん!んっ!・・んっ!!」
 最後に2,3度強烈に腰を打ち付け、ズルッとペニスを引き抜くと美月のヒクヒクする入り口に精液を飛ばした。熱い液体が入り口へ掛けられると美月も抱月の手の中で白い液体を飛ばした。

 美月は力が抜けてしばらく体勢をそのままに放心状態になっていた。
 両腕はだらりと床に置かれ、顔もそのまま床に押し付けるようにしている。膝を床に付け、お尻を高く上に上げた状態で、その入り口からは抱月の放った白い液体がたっぷりと掛かってぬらぬらと太ももを伝っている。
 美月の鈴口からも白い液体がツーッと糸を引いて床に垂れている状態だ。

「美月くん・・すごい光景だ。今のその姿を見ているだけでまた・・んっ」
 抱月は再び熱くそそり立ってしまった自分のモノを扱き出した。抱月は先ほどと同じ体勢になるが、美月の中へ入れるのではなく、強く尻たぶを揉んだり自分の亀頭を美月の後ろの入り口に擦り付けて自慰を楽しんでいた。

「んぅ・・美月くんのお尻の入り口は気持ちがいいよ・・この窪み、最高だよ・・はぁ」
 抱月は自分の鈴口を美月の入り口に強く擦りつけながら陰茎を扱くと再び射精感が高まった。

「ああっ。美月くんっ。またイきそうだ・・またここに・・たっぷり掛けてあげる・・んん!」
 ドロッとした熱い液体が再び入り口に掛けられるのを感じると、美月はようやく横に倒れこんだ。




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ヤってしまいました、先生と
しかも先生・・興奮しまくりです


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