09/22/2010(Wed)
小悪魔な弟 1話
「お兄ちゃ…んっ」
ズッ、ズッ、とクッションの擦れる音が部屋に小さく鳴る。
「んっ、んっ」
小学校6年の潤は床に置かれたクッションに自分の小さなペニスを擦り付けていた。
その格好はまるで家の中で飼っている小型犬がよくする行為に酷似している。
「ハァ、ハァ、んんっ、…んッ!」
トロンとした目で下半身に甘く広がる絶頂感を味わう。
(気持ち……)
じんわりと続くその異常な気持ち良さを知ったのはいつだったか。小学校低学年くらいか。
ペニスを弄って気持ちがいいと感じたのは幼稚園の頃だ。
気が付くと無意識に摩擦のしやすい床を見つけては密かにぺタっと地べたに寝るようにし、カエルのような格好で夢中で腰を振って床に小さなペニスを擦り付けていた。
それが一体どういう事か、知識もないのに身体は本能で知っていた。
だから、こんなに気持ちのいいものなら教えてあげようと、一番仲の良かった友達にやって見せたこともあった。
「ほら、こうやってね、ここをこうするとすっごく気持ちがいいんだよ! やってみなよ!」
友達は何がおかしいのかケラケラと笑い転がって話にならない。
(もういいよっ)
潤は腹を立ててこの先も一人で楽しみ事に決めた。そしてそれは小6という今現在でも続いていた。
甘い絶頂はやんわりと続いていた。ふわふわと足に力が入らない。
だが、小さなペニスからは未だ白い精液は出ず、この女性のオルガズムにも似た絶頂感を幾度と無く繰り返しやみつきとなっていた。
「ただいま」
下から兄の帰宅した声が聞こえた。
(あ!お兄ちゃん!)
ふらつく足取りと未だ紅潮した頬にも関わらず急いで出迎えに行く。
「おかえりなさい、お兄ちゃん」
「ただいま。どうした?潤、顔が赤いぞ?」
今まで部屋で目の前にいる兄を想像していやらしい行為に酔いしれていた罪悪感でドキッとする。
「あ、何でもないよっ、ちょっと熱くて」
「そうか。」
そう言って兄の久耶(ひさや)は無表情で潤の前を通り過ぎた。
自分よりも3つ上の兄、久耶は昔からスポーツ万能だった。今は野球部に入っているが、掛け持ちで水泳部にも入っている。要領のいい兄は勉強もそつなくこなしていた。
だが兄の久耶は昔から無愛想で、真面目で地味だった。その上鈍感だ。髪も染めた事もなく、親に長いから少し切れと言われるまで伸ばしっぱなしという有様だった。
部活に入ってからは短髪にするように指示されてそれを守っているようだ。
そんな運動中心の生活の為か肌は浅黒く、中学3年にしては大人っぽい筋肉質の引き締まった体つきをしている。
背丈は170cmだがまだまだ伸び盛りだ。
久耶は高く通った鼻筋に鋭く形の良い瞳で、面持ちはまるで侍のようだ。そんな瞳で見つめられるだけで潤の頭は沸騰しそうになる。
ノーマルな男から見ても憧れるような容姿の為、クラスの女子のファンクラブもあったが、当の久耶はそんな事に気付きもしない。
どちらかというと母親似の潤は垂れ目の大きな艶のある瞳に、透き通るような色白の肌が黒い瞳と髪のコントラストで物語の中から出てきたような可愛い子だ。
だが腹の中は真っ黒の小悪魔そのものだという事は誰も知らない。
物心が付き始めた頃、潤は庭先で茹だるような真夏の日にビニールプールを張って兄と遊んでいた。
潤は今でもあの自家製プールで庭で遊んでいた時の楽しさを覚えている。狭い水の中で色んな玩具を中に放り込み、久耶と遊ぶのがとても楽しかった。
あの時もビニールプールに二人で入って水を掛け合ってキャッキャと騒ぎながらはしゃいでいた。だがエキサイトした潤は久耶に思い切り水を掛けてしまった。
しまった、と思ったが、久耶は水に濡れた前髪をかき上げてハハハッと楽しそうに笑い声を出した。
その時の衝撃はきっと幼い心も大人も共通のものに違いない。
久耶の笑顔はあまりにも魅力的だった。物心ついた時から久耶は特別だったが、その時からハッキリと久耶が違って見えるようになった。
それを見ていた母親の話では、潤は水を掛けてから急に久耶にピトっとくっついてじっとしていたらしい。久耶は、潤が謝っているのだと勘違いして「怒ってないよ、大丈夫だよ」と言っても潤は久耶の足の間から離れなかったようだ。
子供の時は素直なものだと、潤は顔が沸騰しそうになりながら当時の話を聞いた。
真面目で恥ずかしがり屋で、冗談などあまり通じない兄は、普段から笑顔などあまり見せない。
見せても口元が歪んでる、くらいにしか分からない。
ありがたい事に、まだ女にあまり興味を持っていないのか、明るい噂や怪しい彼女的な影は今まで見あたらなかった。
とにかくスポーツと男同士の仲間内でのやりとりで満足している様子に潤は安心していた。
次へ>>
新連載始まりました。
潤くん…、生粋のエロでマセたゲイちゃんです(笑)
そして腹の中は真っ黒! 狙われる兄!
ここのところ多忙です(汗)
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ソォーッ[岩陰]д・) ヨカッタラ、キヨキ、イッピョーヲ・・
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ズッ、ズッ、とクッションの擦れる音が部屋に小さく鳴る。
「んっ、んっ」
小学校6年の潤は床に置かれたクッションに自分の小さなペニスを擦り付けていた。
その格好はまるで家の中で飼っている小型犬がよくする行為に酷似している。
「ハァ、ハァ、んんっ、…んッ!」
トロンとした目で下半身に甘く広がる絶頂感を味わう。
(気持ち……)
じんわりと続くその異常な気持ち良さを知ったのはいつだったか。小学校低学年くらいか。
ペニスを弄って気持ちがいいと感じたのは幼稚園の頃だ。
気が付くと無意識に摩擦のしやすい床を見つけては密かにぺタっと地べたに寝るようにし、カエルのような格好で夢中で腰を振って床に小さなペニスを擦り付けていた。
それが一体どういう事か、知識もないのに身体は本能で知っていた。
だから、こんなに気持ちのいいものなら教えてあげようと、一番仲の良かった友達にやって見せたこともあった。
「ほら、こうやってね、ここをこうするとすっごく気持ちがいいんだよ! やってみなよ!」
友達は何がおかしいのかケラケラと笑い転がって話にならない。
(もういいよっ)
潤は腹を立ててこの先も一人で楽しみ事に決めた。そしてそれは小6という今現在でも続いていた。
甘い絶頂はやんわりと続いていた。ふわふわと足に力が入らない。
だが、小さなペニスからは未だ白い精液は出ず、この女性のオルガズムにも似た絶頂感を幾度と無く繰り返しやみつきとなっていた。
「ただいま」
下から兄の帰宅した声が聞こえた。
(あ!お兄ちゃん!)
ふらつく足取りと未だ紅潮した頬にも関わらず急いで出迎えに行く。
「おかえりなさい、お兄ちゃん」
「ただいま。どうした?潤、顔が赤いぞ?」
今まで部屋で目の前にいる兄を想像していやらしい行為に酔いしれていた罪悪感でドキッとする。
「あ、何でもないよっ、ちょっと熱くて」
「そうか。」
そう言って兄の久耶(ひさや)は無表情で潤の前を通り過ぎた。
自分よりも3つ上の兄、久耶は昔からスポーツ万能だった。今は野球部に入っているが、掛け持ちで水泳部にも入っている。要領のいい兄は勉強もそつなくこなしていた。
だが兄の久耶は昔から無愛想で、真面目で地味だった。その上鈍感だ。髪も染めた事もなく、親に長いから少し切れと言われるまで伸ばしっぱなしという有様だった。
部活に入ってからは短髪にするように指示されてそれを守っているようだ。
そんな運動中心の生活の為か肌は浅黒く、中学3年にしては大人っぽい筋肉質の引き締まった体つきをしている。
背丈は170cmだがまだまだ伸び盛りだ。
久耶は高く通った鼻筋に鋭く形の良い瞳で、面持ちはまるで侍のようだ。そんな瞳で見つめられるだけで潤の頭は沸騰しそうになる。
ノーマルな男から見ても憧れるような容姿の為、クラスの女子のファンクラブもあったが、当の久耶はそんな事に気付きもしない。
どちらかというと母親似の潤は垂れ目の大きな艶のある瞳に、透き通るような色白の肌が黒い瞳と髪のコントラストで物語の中から出てきたような可愛い子だ。
だが腹の中は真っ黒の小悪魔そのものだという事は誰も知らない。
物心が付き始めた頃、潤は庭先で茹だるような真夏の日にビニールプールを張って兄と遊んでいた。
潤は今でもあの自家製プールで庭で遊んでいた時の楽しさを覚えている。狭い水の中で色んな玩具を中に放り込み、久耶と遊ぶのがとても楽しかった。
あの時もビニールプールに二人で入って水を掛け合ってキャッキャと騒ぎながらはしゃいでいた。だがエキサイトした潤は久耶に思い切り水を掛けてしまった。
しまった、と思ったが、久耶は水に濡れた前髪をかき上げてハハハッと楽しそうに笑い声を出した。
その時の衝撃はきっと幼い心も大人も共通のものに違いない。
久耶の笑顔はあまりにも魅力的だった。物心ついた時から久耶は特別だったが、その時からハッキリと久耶が違って見えるようになった。
それを見ていた母親の話では、潤は水を掛けてから急に久耶にピトっとくっついてじっとしていたらしい。久耶は、潤が謝っているのだと勘違いして「怒ってないよ、大丈夫だよ」と言っても潤は久耶の足の間から離れなかったようだ。
子供の時は素直なものだと、潤は顔が沸騰しそうになりながら当時の話を聞いた。
真面目で恥ずかしがり屋で、冗談などあまり通じない兄は、普段から笑顔などあまり見せない。
見せても口元が歪んでる、くらいにしか分からない。
ありがたい事に、まだ女にあまり興味を持っていないのか、明るい噂や怪しい彼女的な影は今まで見あたらなかった。
とにかくスポーツと男同士の仲間内でのやりとりで満足している様子に潤は安心していた。
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潤くん…、生粋のエロでマセたゲイちゃんです(笑)
そして腹の中は真っ黒! 狙われる兄!
ここのところ多忙です(汗)
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コメント
タイトルいいですか!?嬉しいです!
そのまんまですが、それが逆にあらすじ効果を発揮している!?(笑)
> 小悪魔弟ちゃんに おにいちゃんは 振り回されて行くのかなぁ~?
はい(笑)
ブンブン振りまわされていきます(笑)
(゚∀。)アヒャ
> 真面目なおにいちゃんが 私には <萌えツボ>的な 存在です!!
> 優等生が 変貌して行くのって いいですよねー♪
おお!!けいったんさんは真面目兄がツボなのですね!
いいですよねー優等生が乱れて行く様は…(〃∇〃)
ガチガチ兄ちゃん、攻略して軟くなっていくのでしょうか☆
> (*><*)...おにいちゃん...byebye☆
(≧д≦)ノ▽ パンティヌギヌギ バイバイバイバイ
脱ぐのはよしなさい…潤。(潤の方か!!)
サヨウナラ o┐ペコリ ←アニキの方
コメントどうもありがとうございました
バンバンヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
私の書くもの、冒頭からエロ多いんですよね(笑)
初期作品は全部そのパターン(笑)どんだけエロ好きっていうww
小6は普通らしいですよ?登り棒登ってて気持ち良さに気付いたり、揉んでて気持ち良くなったりと
人それぞれ色んな気付き方があるみたいです!
デタ!!旦那さま!!(笑)
痴漢体験から風俗まで何でも話してくれるんですか!!何と言う素材!!
是非取材に行かせて頂きたいです!!(笑)
> ほうほう。潤くんは可愛いんだねー。腹は真っ黒・・・ふふふ(☆☆)え?由来?なになに??
はい!真っ黒くろすけですv
由来は…大好きな声優の方が由来です(*ノωノ)ポッ
> 何と、これが初物とな!じっくり寝かせて、いい具合に発酵しましたか~( ̄∇ ̄)ニマニマ
ど、どうでしょうか…∑(; ̄□ ̄A アセアセ
弄っていくうちに別ものになっていきましたー(笑)
カスピ海ヨーグルト並みに何かが増えました(笑)
> 久耶くんは、そんな可愛い潤くんが頬を紅潮させてるのに、頭も撫でず微笑みもしない。ううん、無愛想!女ッ気なしで、ひとまず安心ですね。
本当。可愛い潤がアニキを想像してイってたって言うのに何て無愛想な奴!
(そういう事じゃない…;)
そうですねー!女ッ気がない事に潤も一安心しているようです(笑)
> これから、どうやって攻略にかかるのか・・・。楽しみですねえ。頑張れ潤くん!
ネット上にアニキ攻略法とかないですものね!!
応援、ありがとうございます!!
> 桔梗さま、胃痛良くなって良かったです。
> でもお忙しいのですね。お体にはお気をつけ下さいね。
ああ…お気遣いありがとうございます(ノД`)・゜・
はい、これまで我慢していた分、アホみたいにチョコだの酒だの、ラーメンだの
を食べていますがまたぶり返さないように気を付けます m(_ _;)m
かやさんも、まだ温度が激しく変わる季節ですのでお身体ご自愛下さいね!
コメントどうもありがとうございました
え!!オープンコメ送信されなかったですか!?
何故だろう…(´-ω-`)ウーン・・・
すみません m(_ _;)m
そしてわざわざ拍手コメにありがとうございます(ノД`)・゜・
コメ神さまの配慮(笑)
そんな殺生なー(>_<)!コメ神さま!
興奮して下さって嬉しいです!
潤可愛いですか!?
うふふ…。腹の中真っ黒でドエロですよ~♪
腹黒天使に期待、ありがとうございます!(笑)
拍手秘コメどうもありがとうございました
真面目なおにいちゃんが 私には <萌えツボ>的な 存在です!!
優等生が 変貌して行くのって いいですよねー♪
(*><*)...おにいちゃん...byebye☆
ほうほう。潤くんは可愛いんだねー。腹は真っ黒・・・ふふふ(☆☆)え?由来?なになに??
何と、これが初物とな!じっくり寝かせて、いい具合に発酵しましたか~( ̄∇ ̄)ニマニマ
久耶くんは、そんな可愛い潤くんが頬を紅潮させてるのに、頭も撫でず微笑みもしない。ううん、無愛想!女ッ気なしで、ひとまず安心ですね。
これから、どうやって攻略にかかるのか・・・。楽しみですねえ。頑張れ潤くん!
桔梗さま、胃痛良くなって良かったです。
でもお忙しいのですね。お体にはお気をつけ下さいね。
でへへv
> 兄ちゃん…無愛想で、真面目で地味、その上鈍感って!
> こ、これはかなり落とし甲斐がありそうなキャラですなぁ(-L-)ククク
> この兄ちゃんがどう変化していくのか楽しみ♪
真面目でスポーツ一筋のアニキ!昭和の香りがプンプンするアニキ(笑)
小悪魔の腕がなります(笑)
兄ちゃん、変化できるんかなぁww
攻めろ、弟!!
> そしてマセガキ潤くん(爆)がそんな兄をどう攻略(笑)していくのか( ´艸`)ムププ
> 桔梗ちんが嬉々として書いてる姿が見える~www
> φ( ̄∇ ̄o)♪ ・・・┬|ョ゚д゚*)カンサツ ←
あはは!観察されている(笑)
これ書いたのいつだろう?初のBL作品で少し改造加えたんだけど嬉々として
書いてるのが分かるかい?(笑)
最初、エロ描写しかなくてさww
兄の攻略法、見つかるといいな(笑)
潤って名前の由来、分かるかい?( ̄ー ̄)ニヤ...
> 忙しい中での新連載スタート☆
> 無理せずに続けて行ってね(>_<)
ありがとう!!
今日は物凄い久し振りにお酒飲んだー!
ビール500ml3缶開けてほろ酔い~♪
今なら何か書けそう!(やめときなさい;)
お気遣いありがとうでしたv
コメントどうもありがとうございました
兄ちゃん…無愛想で、真面目で地味、その上鈍感って!
こ、これはかなり落とし甲斐がありそうなキャラですなぁ(-L-)ククク
この兄ちゃんがどう変化していくのか楽しみ♪
そしてマセガキ潤くん(爆)がそんな兄をどう攻略(笑)していくのか( ´艸`)ムププ
桔梗ちんが嬉々として書いてる姿が見える~www
φ( ̄∇ ̄o)♪ ・・・┬|ョ゚д゚*)カンサツ ←
忙しい中での新連載スタート☆
無理せずに続けて行ってね(>_<)
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