2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--:-- | スポンサー広告 | edit | page top↑

小悪魔な弟 32話

☆18禁です

 明日から夏休みだという時に、潤は久耶に急に夏休みの始めに合宿があると聞かされた。
「え? どの位行くの?!」
「一週間だ」
「そんなに……」
 あからさまに寂しそうな顔をする潤をちらりと盗み見た久耶の胸はキュンと痛んだ。
「でも帰って来たら、試合終わったら僕とどこか遊びに行ってくれるでしょう?」
 縋る潤が子犬のようで久耶の胸は激しく締め付けられる。最近では潤もすっかり大人しくなり、少し気の毒にさえ感じる程だ。
「まぁ、時間があったらな」
 その言葉に潤は涙を浮かべて久し振りに無邪気な天使の笑顔を作った。
「ありがとうっ……お兄ちゃんっ」
 久耶はその笑顔を脳裏に焼き付けて、合宿へと赴いた。

 いつの間にかあちらこちらからセミの鳴き声が聞こえてくるようになっていた。
 冷房の効いたリビングから廊下に出ると、むっとするような空気の塊の中に入るように感じた。
 冷房は久耶の部屋にしか付いておらず、潤はひたすら扇風機を回して凌いでいた。
 いつもなら久耶の部屋で寝るか、襖を開けて冷房を回すかしていたのだが、何か修行のような気分でそれらを自分で禁止した。
 久耶が合宿に出てしまうと、異常な寂しさが襲って来る。
 最近では冷たくされてから益々焦がれる気持ちに拍車がかかったように思えた。
 
 しっとりと汗がシャツに貼り付いて気持ち悪い。首元のシャツをパタパタと動かしながら風を胸元へ送り込むが、意味はなかった。
 その日はたまたま両親の帰りが遅く深夜過ぎまで一人の予定だった。
 熱帯夜は容赦なく潤の身体を外側から熱くさせていく。そして、頭のボーっとしてきた潤は押し入れの奥から最近使っていなかったバイブをガタガタと出してきた。
 机の中からローションを取り出し、全裸になる。
 家に誰もいないこの時が思い切り自慰に耽るチャンスだと踏んで、潤は大胆な行動に出た。
 
 久耶に冷に冷たくされてから気分が滅入って自分で処理をする気にもなれず放っておいた。
 少しの希望と楽しみが、その分の性欲を増幅させたのだ。
 汗で濡れた色白の肌は艶めかしく光っていた。
 潤はガタガタと幅広の姿見をベッドサイドに設置すると、早速ローションをペニスに塗りたくり、足を広げて気持ち良さそうに扱く自分の姿を鏡で見てみた。
 自分で思っていたよりいやらしい姿に少し興奮する。

 ヌチュヌチュと卑猥な水音を立てながら亀頭にローターを当ててスイッチを押す。
「きゃあんっ」
 ヴィ―ンと激しい音が鳴ってその久し振りの強い刺激に、潤は思わず身体がベッドの上に倒れてしまった。
 ローターをゆっくりと亀頭から裏筋、そして玉袋からアナルの方へ当てながら移動させると、激しく悶えるような快感に足をバタつかせた。
 胸にある小さな桃色の乳首はぷっくりと先が尖って反応している。
 そして細いディルドで後ろの蕾を和らげるようにゆっくりと解す作業に入った。
「ああん……ああんっ」
 だんだんとそれも快感に変わってくると、身体は既に火照って桃色に艶めいてきた。

 新しく東城から貰ったシリコン製の大きな肌色の張型と、同じく肌色だが亀頭部分だけがやけに赤い卑猥なバイブを両手に持った。
 そしてバイブの方をアナルに押し当て、張型を口に咥えた。
「んっ…んっ…んあっ」
 丁度少し遅めの変声期の為に、掠れるような声が部屋に響いた。
 ズプズプと入っていく、なかなか太いバイブの様子が鏡でよく見える。
 潤は奥まで入ったのを確認すると、四つん這いになってスイッチを押す。
 ヴ―ン、ヴ―ン、と震動と低い音がうねりと共に潤の腹の中で鳴り響いた。

「いやあぁんっ」
 その刺激に叫ぶと、咥えていた偽のペニスが布団の上に落ちてしまった。
「あっ、落ちちゃっ……た……んっ」
 ベッドの上に偽のペニスを手で立てると、ペロペロとそれを舐めながら鏡の方を向いた。
 そこには尻に生き物が侵入しようとしているように動く肌色の棒が刺さった丸い尻が映し出されていた。
 一日も欠かさずヒップアップの運動と、入浴時に行う全身の肌の手入れのお陰でぷるぷると美味しそうに艶めいて見事な桃尻になっていた。
 口元を見ると、自分が恍惚とした表情でペニスの形をしたものを舐めている姿が見える。
 見れば見る程興奮してきた潤は腰を動かし、勃った自分のモノを布団に擦りつけてみたりと色々試してみた。

「んんむっ……兄ちゃああんっ……いいよぉ」
 堪らず自分のペニスに手を伸ばし、夢中でグチャグチャ扱いていると、その激しい動きでバイブが抜け出そうになるが手が止まらない。
 ヴぅぅウンッと大きな音がして、後孔の入り口に引っ掛かってからズルリと布団の上にバイブが落ちてしまった。
「あああんっ! いや……ああっ…抜けちゃっ……たあ」
 布団の上でヴンヴンうねる卑猥なペニスの音を聞きながら夢中で枕元にある張型を掴むとそれを口に突っ込んだ。
「んんっ……イクっ、イクっ……兄ちゃんっ」
 潤は張型のカリ首部分を甘噛みしながら叫ぶ。
「イ……クぅううっ……兄ちゃああっ」
 射精しそうになる瞬間、側に用意してあったティッシュを鷲掴みにして鈴口に押し当てた。
 ビュル、ビュル、と何度もトロリとした液体を吐き出すと、パッタリと布団の上に倒れた。
 そして急激な眠気が襲って来たので、急いで片付けるとそのまま眠りについた。



<<前へ      次へ>>


自分がいないのに18禁UPってある意味羞恥プレイですね(*ノωノ)ポッ

*22~26日まで留守にしている為コメント欄を閉じさせて頂いてます(>ω<)
拍手コメ、拍手秘コメは帰宅してからお返事させて頂きます!
いない間何かと不安です(;´Д`A ```
留守の間言えない分、ここで書いておきます!
「読んで下さってありがとうございます!m(_ _)m」


*BL小説ランキング、1クリック10Ptの投票です。(1日1回有効)
ソォーッ[襖]д・) キキョーハ、イナイケド、クリックシテクレタラ、ボク、ウレシーデス・・ボク、ジュンデス・・ 

にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
こやつ↑↑がクリック対象ブツです。

携帯からはこちら⇒BL小説ランキング
*一番下へスクロールし、「PC向けのページ」を押すとポチ画面に出ます。
 そしてサブカテ「BL小説」を選び「決定」を押すと、投票が反映されます。お手数かけてすみません。

  
★拍手コメントのお返事はボタンを押して頂いた拍手ページ内に致します。
  拍手秘コメの場合は普通コメント欄にてお返事致します。

00:00 | 小悪魔な弟 | trackbacks (0) | edit | page top↑

trackbacks

この記事のトラックバックURL:
http://kikyo318d.blog.2nt.com/tb.php/370-b13bd915
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)