01/23/2012(Mon)
貴方の狂気が、欲しい 20話
「でもその前に少しお仕置きだな」
木戸は直ぐさま意地の悪い目つきで妖しい笑みを浮かべながら貞操具のベルトを一つ一つ丁寧に締めていった。
特注で作らせているそれは赤い皮で出来ていた。結構な長さの皮がぶらりと垂れ下がっていた。
木戸は時枝の柔らかい玉を綺麗に左右二つに分け、太股の付け根をぐるりと回す様に締めた。赤い皮のベルトが時枝の白い肌によく映えた。
玉も太股もベルトが食い込んでふっくらと丸く際立っていやらしい。木戸はその膨らんだ部分を撫でながら、時枝のあまり血管の浮き出てないゴツさのない綺麗な肉棒を掴んでベルトを締め始めた。
触れられる所は気持ちがいいのに根元がとても苦しい。
カリ部分にも締められる金具が付いていたが、まだ尿道の中はプラチナの棒で満たされてはいなかった為締められなかった。
車は何事もないように信号で止まる。窓の外を見てみれば結構な渋滞と人の波があって驚いた。
外から見れば真っ黒な窓も、中から見れば透明な窓ガラスとあまり変わりはない。それが丸見えなんじゃないかという錯覚を起こす。
外を気にする時枝の不安気な顔を見ながら木戸はゆっくりと後ろに指を、前には棒を同時に入れていった。
「ぅ……あァァァアーッ……ひっ……ぃんっ」
身体中の神経が前と後ろに集中する。五感の全てが触感に変わってしまったようだった。
時枝の瞳にじわりと涙が浮かぶ。それをトロンとした目で見ながら木戸は後ろの穴に指をもう二本入れ込み、広げたり閉じたりして解している。
「ハっ……ハっ……ハっん……慶介さ……んっ」
木戸の前髪が胸に触れた。
途端にピリっとした突き抜けるような快感が乳首から全身に行き渡って時枝の上半身が仰け反った。
木戸の前歯が時枝の硬くシコった乳首を強く挟んでギリギリと潰す。
「あああんッ……やあぁっ……出ちゃ……いま……っ!」
「どこから何を出せるんだよ?」
木戸が挑戦的に笑って更に金具を尿道の奥へと進めた。もう後少しで根元に到達する。
「ヒッ……あ……ア……」
木戸は続けて容赦なく後ろの一番イイ場所を探り当て、三本の指を交互に使って絶え間ない刺激を与えてきた。
時枝の腰はガクガクと勝手に反応し、それに抗う事もせずに射精感を募らせた。
もう後少しで射精するまでに上り詰めていた。精子たちが根元に集まってきたのが分かる。後は興奮に溺れてそれを勢いよく何度も放てば最高の快楽を味わう事が出来る。
「できないよ」
木戸が心を読んで答えた。
それでも身体の内側でビクンッ、ビクンッと絶頂に達したのが分かった。根元から先に進めない精子が内側に溜まって苦しい。
「だ……出させてくださ……ぃぃん」
掠れた透明な声が木戸の耳元で甘える様にねだる。
木戸は首元がゾワリと粟立った。久し振りに眠っていた狂気が目を覚ましそうになる。
いっそこの可憐な男にあらゆる痛みを与えて、それを喜びに変え、そして人形のような顔を沢山歪ませてみたいと思った。
「好き……です……早く来て……くださっ…ぃ」
好きだと言われる度に感じる安堵感と幸福感。それは弘夢と一緒に居ても貰えなかったものだった。
時枝の事を素直に可愛いと感じた。こんなに可愛かったかと寧ろ新鮮だった。
弘夢の時は遠慮なしに理性を飛ばせたのが、時枝が相手だと少し勝手が違う。まるで長年の親友をある時から意識するような、妙な緊張があった。
それでも興奮は上昇し、木戸の指は無意識に四本を入れ込んでいた。
――コイツの中はどんな感じだろうか。
腕が時枝の中で包まれる感触を想像して甘い唾液が沸いた。
「はやく」
時枝の声を聞いて弾かれるように指を抜き、時枝を座席に座らせた。だがきちんと座らせるのではなく、だらしなくズリ落ちるような体制にさせ、時枝の長い足を自分の腕に引っ掛けて尻を持ち上げた。
木戸は自分の肉棒を掴んで柔らかくなった入り口に強く押し当てた。
「よく見えるだろ。今から入れるからよく覚えておけ……入るところと、感触と、お前を犯す俺の顔を」
太くて熱い木戸の肉棒が無理矢理捻じ込まれると、入り口がピリッとした鋭い痛みを感じて腰が跳ねた。脳天まで突き抜ける痛みに息を止めたが、木戸が入ってくるところを再び見た。
少し切れた入り口からは血が出ていた。それでもゆっくりと捻じ込まれる赤黒い肉棒を見て、そして上から見下ろす木戸の顔に欲情した。
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木戸は直ぐさま意地の悪い目つきで妖しい笑みを浮かべながら貞操具のベルトを一つ一つ丁寧に締めていった。
特注で作らせているそれは赤い皮で出来ていた。結構な長さの皮がぶらりと垂れ下がっていた。
木戸は時枝の柔らかい玉を綺麗に左右二つに分け、太股の付け根をぐるりと回す様に締めた。赤い皮のベルトが時枝の白い肌によく映えた。
玉も太股もベルトが食い込んでふっくらと丸く際立っていやらしい。木戸はその膨らんだ部分を撫でながら、時枝のあまり血管の浮き出てないゴツさのない綺麗な肉棒を掴んでベルトを締め始めた。
触れられる所は気持ちがいいのに根元がとても苦しい。
カリ部分にも締められる金具が付いていたが、まだ尿道の中はプラチナの棒で満たされてはいなかった為締められなかった。
車は何事もないように信号で止まる。窓の外を見てみれば結構な渋滞と人の波があって驚いた。
外から見れば真っ黒な窓も、中から見れば透明な窓ガラスとあまり変わりはない。それが丸見えなんじゃないかという錯覚を起こす。
外を気にする時枝の不安気な顔を見ながら木戸はゆっくりと後ろに指を、前には棒を同時に入れていった。
「ぅ……あァァァアーッ……ひっ……ぃんっ」
身体中の神経が前と後ろに集中する。五感の全てが触感に変わってしまったようだった。
時枝の瞳にじわりと涙が浮かぶ。それをトロンとした目で見ながら木戸は後ろの穴に指をもう二本入れ込み、広げたり閉じたりして解している。
「ハっ……ハっ……ハっん……慶介さ……んっ」
木戸の前髪が胸に触れた。
途端にピリっとした突き抜けるような快感が乳首から全身に行き渡って時枝の上半身が仰け反った。
木戸の前歯が時枝の硬くシコった乳首を強く挟んでギリギリと潰す。
「あああんッ……やあぁっ……出ちゃ……いま……っ!」
「どこから何を出せるんだよ?」
木戸が挑戦的に笑って更に金具を尿道の奥へと進めた。もう後少しで根元に到達する。
「ヒッ……あ……ア……」
木戸は続けて容赦なく後ろの一番イイ場所を探り当て、三本の指を交互に使って絶え間ない刺激を与えてきた。
時枝の腰はガクガクと勝手に反応し、それに抗う事もせずに射精感を募らせた。
もう後少しで射精するまでに上り詰めていた。精子たちが根元に集まってきたのが分かる。後は興奮に溺れてそれを勢いよく何度も放てば最高の快楽を味わう事が出来る。
「できないよ」
木戸が心を読んで答えた。
それでも身体の内側でビクンッ、ビクンッと絶頂に達したのが分かった。根元から先に進めない精子が内側に溜まって苦しい。
「だ……出させてくださ……ぃぃん」
掠れた透明な声が木戸の耳元で甘える様にねだる。
木戸は首元がゾワリと粟立った。久し振りに眠っていた狂気が目を覚ましそうになる。
いっそこの可憐な男にあらゆる痛みを与えて、それを喜びに変え、そして人形のような顔を沢山歪ませてみたいと思った。
「好き……です……早く来て……くださっ…ぃ」
好きだと言われる度に感じる安堵感と幸福感。それは弘夢と一緒に居ても貰えなかったものだった。
時枝の事を素直に可愛いと感じた。こんなに可愛かったかと寧ろ新鮮だった。
弘夢の時は遠慮なしに理性を飛ばせたのが、時枝が相手だと少し勝手が違う。まるで長年の親友をある時から意識するような、妙な緊張があった。
それでも興奮は上昇し、木戸の指は無意識に四本を入れ込んでいた。
――コイツの中はどんな感じだろうか。
腕が時枝の中で包まれる感触を想像して甘い唾液が沸いた。
「はやく」
時枝の声を聞いて弾かれるように指を抜き、時枝を座席に座らせた。だがきちんと座らせるのではなく、だらしなくズリ落ちるような体制にさせ、時枝の長い足を自分の腕に引っ掛けて尻を持ち上げた。
木戸は自分の肉棒を掴んで柔らかくなった入り口に強く押し当てた。
「よく見えるだろ。今から入れるからよく覚えておけ……入るところと、感触と、お前を犯す俺の顔を」
太くて熱い木戸の肉棒が無理矢理捻じ込まれると、入り口がピリッとした鋭い痛みを感じて腰が跳ねた。脳天まで突き抜ける痛みに息を止めたが、木戸が入ってくるところを再び見た。
少し切れた入り口からは血が出ていた。それでもゆっくりと捻じ込まれる赤黒い肉棒を見て、そして上から見下ろす木戸の顔に欲情した。
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コメント
> コメ書かなかったけど ずっと読んでるからね!
(〃д〃)キャ~♪
けいったんさま!
あけましておめでとうございます!
こちらこそ今年も宜しくお願いします(*´∇`*)
お元気でしたか?!
うあーっ!
読んでいて下さっていたのですね+.゜.(⊃Д`*)゜+.゜
ありがとうございます!!
> 時枝っち、おめでとう♪
> やっと、やっと、大好きな木戸と・・・(〃▽〃)bポッ
ようやっとでございます(;・∀・)
時枝の希望としては愛し合う仲になってから、
という感じでしたがパパの脅しも手伝ってか木戸の一押しで
今この時を選んだようです(*´д`*)
> 後一歩で 木戸っちの心もゲットだぜぇー!
そうなるといいですね(´∀`*)ウフフ
> 今夜は 祝いの酒だぁ♪
> メデタイのぅ~(≧∇≦)/□☆□\(≧∇≦ )ホントじゃぁ~ ...byebye☆
( ^^)/ロ≧☆チン!≦ロ\(^^ )
ありがとうございます♪♪
コメントどうもありがとうございました
(ノ*´Д`)ノオォオォ
ししょー!ありがとうございます!!!
リアルと言って頂けて嬉しいです(ノД`)・゜・
リアル描写好きですv
> 自分のもんだと思い込んでた時枝くんが、実はパパの手の内にあったと悟ったもよう…w
はい。
戦いはこれからでございます。
(pω・q)ヤルンカ?
パパがどうでるか…という感じでしょうか!
> しかしそれに激昂中の木戸くんにポロポロ暴露る時枝くんの天然さ? というか駆け引き知らずというかに、真っ最中にもかかわらず爆笑(笑)
天然入ってますよね(笑)
真面目が仇になっているというか(笑)
木戸を笑わせたり怒らせたり、実は人を振り回すお人形たん(*´∇`*)
爆笑ありがとうございます(笑)
コメントどうもありがとうございました
いいようにされております♪
どこかに愛を感じて頂けて嬉しいです!
私もここには愛が芽生えているんじゃなかろうかと
思わずにはいられません!
ふんふんっ(o(。・д・。)o)
慶介さんと呼ぶ時枝に萌えて頂けましたか!?
嬉しいです!
はい、きっと木戸も内心キュンとしたに違いありません!
違う場所はしっかりギュン↑となっていますが……ヾ(ーー )ォィ
ですね!もっと愛してやって欲しいですね!!
報われなったですしね・゚・(ノ∀`)・゚・
存分に感じて欲しいものです。皆で見守っててあげるので。
|∀・)ジーッ ←
コメントどうもありがとうございました
コメ書かなかったけど ずっと読んでるからね!
時枝っち、おめでとう♪
やっと、やっと、大好きな木戸と・・・(〃▽〃)bポッ
後一歩で 木戸っちの心もゲットだぜぇー!
今夜は 祝いの酒だぁ♪
メデタイのぅ~(≧∇≦)/□☆□\(≧∇≦ )ホントじゃぁ~ ...byebye☆
自分のもんだと思い込んでた時枝くんが、実はパパの手の内にあったと悟ったもよう…w
しかしそれに激昂中の木戸くんにポロポロ暴露る時枝くんの天然さ? というか駆け引き知らずというかに、真っ最中にもかかわらず爆笑(笑)
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