01/25/2012(Wed)
貴方の狂気が、欲しい 22話
服を多少乱れた感じで着ていても、二人とも雑誌から出てきたモデルのように見える。
車を出て、木戸に腕を取られながら歩く時枝は頬をほんのりと赤く染め、瞳と唇を潤ませながら俯き加減で懸命に歩いた。
歩く震動で肉棒の中に入っている棒が動いて声を漏らしそうになる。
更に、後ろには精子が流れ出さないようにとスペードのような形をした栓をされていた。
時枝から流れ出す異常なまでの色気はホテル内の人間を一瞬で惹きつけた。
木戸はそれを知りながらエレベーターの中に入り、ドアが閉まる前に時枝の唇を塞いだ。
「も……だめ……歩けな……ハァっ」
部屋のドアを開けるなり、時枝は床に倒れそうになった。それを木戸が方手で抱きとめ、そのままキングサイズのベッドへと運んだ。
「お前、イったら多分そのまま意識が落ちるからな。ここの方がいいだろう」
木戸が何かを言っている。言っている単語は聞き取れるが、もう文章を理解出来る状態じゃない。
服を脱がされているのが分かる。
そして身体全体が暖かく、滑々とした大きな弾力あるものに包まれた。
カチャリカチャリと戒めが解かれていく。
その度に精子が吹き出しそうになる。絶頂前の快感で頭がおかしくなりそうだった。
「時枝」
木戸の低い声がやけにハッキリ聞こえて目を開けた。
「抱いててやるから。好きなだけ暴れてイけ」
そう言って木戸が器具を抜き取った。
「ひッ……あッ」
尿道を通り抜けた棒の摩擦で一度目の射精の快感を味わった。そこから押し出されるように白濁の液体が上下に動く肉棒の先から飛び散った。
小さな電流を尿道に流されていた為、射精の快感が半端じゃなかった。
「ぃっ…やあああァァァッ……やあッ……んんッ」
ベッドのスプリングが大きく跳ね、時枝の上半身が仰け反った。激しい快感に身を捩り、再び中でオルガズムまで軽く引き起こした。
「ひッ……ひッ……ッ」
ビクンッ、ビクンッと痙攣する毎に白い液体が撒き散らされる。激しくビクつく時枝の身体を木戸が優しく抱き締めた。すると段々と痙攣も小さくなっていった。
なかなか止まらない射精は木戸の身体も汚した。
「きもち……ぃぃぃ」
薄れる意識の中で、人肌が想像以上に気持ちいいと分かった。それが木戸の素肌なら尚更だ。
壮絶な快楽の果てで、時枝は安心と至福の気持ちのまま意識を手放した。
* * *
目を開けると健康的な肌色が見えた。
少し顔を上げると、木戸の端正な顔が眠っているのが見えて驚いたが、しっかりと抱き締められている事に気付いて慌てた。
静かに焦る時枝に気付いたのか、木戸が目を開けた。
「何だもう起きたのか」
「あのっ……私、一体っ?」
「イイ暴れっぷりにもう一度ヤりたくなったよ」
「えっ?!」
ふと木戸の胸元を見ると幾つも真新しい引っ掻き傷が出来ていた。
「でもこれ以上ヤったらお前壊れそうだったしな。やめといた」
「も、申し訳ありま……痛ッ」
起き上ろうとすると後ろの入り口にピリッと痛みが走った。恐らく切れてしまっているのだろう。
「悪かったな……何度も車ん中で……でもお前も悪い」
「何故ですか」
「……。お前も悪いんだ」
「?」
「いいから……もう少しここにいろ」
キョトンとした時枝を強引に木戸は腕の中に入れて抱き締めた。
時枝はおずおずと木戸の背中に手を回してみた。
別に拒否をされないのでギュッと抱いてみると、木戸もギュッと抱き締め返してくれた。
「お前の肌は気持ちがいいな」
もしかしたら木戸もこうして同じ位の力で抱き締め合うのは初めてなのかもしれないと思った。
「もし死ぬ時を選べるなら、私は今がいいです」
「だったら、俺が殺してやるよ」
木戸がさっきよりも強く抱いてきた。息が少し苦しいのに、泣きたくなる程嬉しかった。
「はい。それは最高の死に方です」
そのまままた少し眠ってから目を覚ますと、随分と派手に汚れていたのに気付いて恥ずかしさに俯きながらシャワー室へ入った。
時枝がシャワーを浴びている間に新しいスーツを届けさせていた木戸が、どこからか響く携帯のバイブレーションに気付いた。
音は、時枝の着ていたスーツのポケットから鳴っていた為木戸が電話に出た。
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車を出て、木戸に腕を取られながら歩く時枝は頬をほんのりと赤く染め、瞳と唇を潤ませながら俯き加減で懸命に歩いた。
歩く震動で肉棒の中に入っている棒が動いて声を漏らしそうになる。
更に、後ろには精子が流れ出さないようにとスペードのような形をした栓をされていた。
時枝から流れ出す異常なまでの色気はホテル内の人間を一瞬で惹きつけた。
木戸はそれを知りながらエレベーターの中に入り、ドアが閉まる前に時枝の唇を塞いだ。
「も……だめ……歩けな……ハァっ」
部屋のドアを開けるなり、時枝は床に倒れそうになった。それを木戸が方手で抱きとめ、そのままキングサイズのベッドへと運んだ。
「お前、イったら多分そのまま意識が落ちるからな。ここの方がいいだろう」
木戸が何かを言っている。言っている単語は聞き取れるが、もう文章を理解出来る状態じゃない。
服を脱がされているのが分かる。
そして身体全体が暖かく、滑々とした大きな弾力あるものに包まれた。
カチャリカチャリと戒めが解かれていく。
その度に精子が吹き出しそうになる。絶頂前の快感で頭がおかしくなりそうだった。
「時枝」
木戸の低い声がやけにハッキリ聞こえて目を開けた。
「抱いててやるから。好きなだけ暴れてイけ」
そう言って木戸が器具を抜き取った。
「ひッ……あッ」
尿道を通り抜けた棒の摩擦で一度目の射精の快感を味わった。そこから押し出されるように白濁の液体が上下に動く肉棒の先から飛び散った。
小さな電流を尿道に流されていた為、射精の快感が半端じゃなかった。
「ぃっ…やあああァァァッ……やあッ……んんッ」
ベッドのスプリングが大きく跳ね、時枝の上半身が仰け反った。激しい快感に身を捩り、再び中でオルガズムまで軽く引き起こした。
「ひッ……ひッ……ッ」
ビクンッ、ビクンッと痙攣する毎に白い液体が撒き散らされる。激しくビクつく時枝の身体を木戸が優しく抱き締めた。すると段々と痙攣も小さくなっていった。
なかなか止まらない射精は木戸の身体も汚した。
「きもち……ぃぃぃ」
薄れる意識の中で、人肌が想像以上に気持ちいいと分かった。それが木戸の素肌なら尚更だ。
壮絶な快楽の果てで、時枝は安心と至福の気持ちのまま意識を手放した。
* * *
目を開けると健康的な肌色が見えた。
少し顔を上げると、木戸の端正な顔が眠っているのが見えて驚いたが、しっかりと抱き締められている事に気付いて慌てた。
静かに焦る時枝に気付いたのか、木戸が目を開けた。
「何だもう起きたのか」
「あのっ……私、一体っ?」
「イイ暴れっぷりにもう一度ヤりたくなったよ」
「えっ?!」
ふと木戸の胸元を見ると幾つも真新しい引っ掻き傷が出来ていた。
「でもこれ以上ヤったらお前壊れそうだったしな。やめといた」
「も、申し訳ありま……痛ッ」
起き上ろうとすると後ろの入り口にピリッと痛みが走った。恐らく切れてしまっているのだろう。
「悪かったな……何度も車ん中で……でもお前も悪い」
「何故ですか」
「……。お前も悪いんだ」
「?」
「いいから……もう少しここにいろ」
キョトンとした時枝を強引に木戸は腕の中に入れて抱き締めた。
時枝はおずおずと木戸の背中に手を回してみた。
別に拒否をされないのでギュッと抱いてみると、木戸もギュッと抱き締め返してくれた。
「お前の肌は気持ちがいいな」
もしかしたら木戸もこうして同じ位の力で抱き締め合うのは初めてなのかもしれないと思った。
「もし死ぬ時を選べるなら、私は今がいいです」
「だったら、俺が殺してやるよ」
木戸がさっきよりも強く抱いてきた。息が少し苦しいのに、泣きたくなる程嬉しかった。
「はい。それは最高の死に方です」
そのまままた少し眠ってから目を覚ますと、随分と派手に汚れていたのに気付いて恥ずかしさに俯きながらシャワー室へ入った。
時枝がシャワーを浴びている間に新しいスーツを届けさせていた木戸が、どこからか響く携帯のバイブレーションに気付いた。
音は、時枝の着ていたスーツのポケットから鳴っていた為木戸が電話に出た。
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コメント
日に日に時枝への想いが強まっているので!?
うわああっ
嬉しいですッ(T△T=T△T)oジタバタ
誰よりも幸せになって欲しいというその愛の深さに感動です(滝涙)
愛して下さってありがとうございます!!
コメントどうもありがとうございました
コメント