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EARLESS(2)

☆18禁です


「草灯・・」
「ん?」
 立夏は草灯をベッドに押し倒すと、自分から草灯の唇を貪った。尻尾がウネウネと左右に揺れる。
「んっ・・りつ・・かっ・・」
「んんっ・・ん・・そうびッ・・そうびッ」
 おかしい。気持ちの歯止めが効かない。草灯がいつもよりも格好良く見えるし、触れたいし、触れられたい。
 感情をぶつける様な勢いで啄ばむ立夏のキスを宥めるように、草灯が舌を絡めてきた。
「んっ・・草灯・・舌・・がっ」
「気持ちいいでしょ?これが大人のキスだよ、立夏。」

(大人の・・)

 その時さっき見た夢が脳裏に駆け抜けた。グイと草灯の肩を押しのけ離れた立夏は途端に大粒の涙が零れだした。
「おやおや。立夏は飲むと泣き上戸になるのかな?」
 立夏の頭に手を置こうとする草灯の手をパシッと払った。
「触るなッ・・さっきまでここで・・ヒック・・う・・清明と・・ウック・・ヤッてたくせに!」
 子供みたいに素直に感情が出てくる。
「何言ってるんだ、立夏?俺は何もしてないし・・清明も・・いない」
「してたんだ!俺の目の前でッ・・ここで。お・・お前は清明の上でいやらしく・・」
 立夏はグイッと腕を引かれると反対に草灯に押し倒されてしまった。

「はっ・・離せッ・・俺に触るなッ!!」
「立夏、そんな夢を見て妬いてくれてるんだ?」
「ちがッ・・・」
「好きだよ・・立夏」
「んんっ・・んん」
 さっきよりも甘ったるいキスをされると興奮していた立夏の感情は沈静され、脳が痺れてくる。
「草灯・・繋がりが・・欲しい。」
「繋がりなら、ホラ。俺の耳に立夏が開けてくれたピアスが」
「違う!そんな・・形のものじゃなくて」
「じゃなくて・・何?」
 立夏は顔を赤らめて目を逸らす。

「・・として」
「え・・?何、よく聞こえないよ立夏」
 立夏は草灯の首を引き寄せると耳元でそっと小さく囁いた。

「俺の耳、落として」

草灯は驚いた顔で真下で真っ赤に俯く立夏を見下ろした。
「立夏・・本気?いいの?」
 立夏は黙ってコクリと頷く。
「でも気持ちは凄く嬉しいし、今すぐ立夏を抱きたい。けどやっぱりもう少し・・」
「お願い、草灯・・これ以上もう・・待てない。耐えられない。前に草灯、言ったじゃん!落とすって・・」
「立夏・・」

 ゆっくりと草灯の舌が首筋に這う。酔いで頭が痺れている筈なのに、感覚器官が鋭敏になっているようだ。ゾクゾクと身体中が粟立つ。
 寝巻きのボタンを草灯の長い指が外していく。その指の動きがやけに艶かしく見えた。
「可愛いよ、立夏。」
「うるさい・・黙ってしろっ」
 ふふっと草灯が笑って下のズボンも下着と一緒に脱がしてしまった。
 まだ成長しきっていない立夏の若葉をイメージさせる身体は、その火照りで桃色に染まり、伏目がちに恥ずかしげな表情が草灯の内なるサディスティックな心をくすぐった。

「足、開いて。立夏。俺によく見せて。」
「んな事出来るかッ!ばっかじゃねーの!」
「でも・・見ないと出来ないんだけどなぁ」
 グッと黙って顔を真っ赤にする立夏の足を広げて、性器を隠そうとする手をどけると、中から小ぶりな立夏のモノが露になった。
 それは、既に硬く起立して反応していた。
「立夏、もう立ってるの?」
「うるさいッ」

 草灯はそれを口に含んだ。
「ふ・・ぁああっ」
 初めての感触に自分でもどこから出ているのか分からないような甲高い声が出てしまった。
「草灯っ・・ダメもうっ・・出ちゃ・・ああっ」
「まだもう少し、我慢してね。立夏。」
 口内から立夏の性器を抜くと、舌先でそれを弄びながら後孔に唾液を付けてゆるゆると弄る。
 他人に触られる初めてのその感触にビクッと体が反応する。

(何・・コレ、気持ちいい・・!?)

 そんな場所が気持ちいいだなんて信じられなかったが、身体はそれを素直に表現していた。
「感度いいんだね。立夏は。」
「ああんっ・・やめっ・・ああっ」
  草灯は立夏の机の引き出しからベビーオイルを取り出してきた。
「ローションの代わりに、ね。」
 



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