08/31/2010(Tue)
万華鏡-現代祭りに咲く-2
☆18禁です
「久し振りに来たなぁ。何だ皆江戸と同じような格好してやがる」
「お祭りだからね。浴衣とか着るんだよ」
久々に現代へ来た夜は現代の祭りの雰囲気を堪能していた。今回はお祭りという事もあり夜の着流しは浮いてはいないが、若いのに異様にしっくりくる姿にすれ違う人も振り返る。
「何だあれは」
夜がある店の前で止まった。そこは屈強な男たちが異様な熱気を発していた。何故か毎年恒例となっているパンチングマシーンで、350ポイントを叩き出すと賞金3万円が貰えるというものだった。だが、このマシーンで毎年賞金を貰える人が一人いるかいないかというかなり難易度の高いものだった。
「あれで強く殴ると金が貰えるのか?」
「え、うん。何、夜もしかして挑戦すんの?!」
「ああ、ちょっと稼いでくる。お前に金を出させているのが癪だ。」
そう言って夜はプロレスラー並の男たちの後ろに並んだ。
「無理だと思うよ~。だってこんな強そうな人たちだって300ポイントいったら凄いって歓声が起こるんだよ?」
そうこうしているうちに夜の番が来た。周りの輩は、こんな自分たちに比べたら細っこい若造が格好つけて無理に決まっているだろうという目つきでニヤニヤと好奇な視線を集めていた。
「では始めて下さい。2回挑戦出来ますからね」
夜は、履いていた下駄を足で脱いでカランカランッと放った。
「ファイッ!」というマシーンの掛け声で夜が腰をしなやかにギュンと捻って拳を引き、もの凄いスピードでマシーンを殴り付けた。
ガシャ――ン!!と出たその音は今まで発せられたどの殴り音よりも鋭く壊れそうなものだった。
「よ、400ポイント・・400ポイント出ましたーー!!」
「うおおお――ッ!!!あの兄ちゃんスゲー!!!」
周りは信じられずどよめいた。夜は「わりィな。かたじけねぇ」と言って、ちゃっかりお金を頂いて逃げ去るようにその場を美月の手を引いて去った。
「夜、凄いね!強いんだね!」
美月は顔を紅潮させて夜の男らしい横顔を見る。夜の勇姿に惚れ直した美月はうっとりとした眼差しを斜め下から夜へ向ける。
「俺、こう見えて喧嘩にゃあ負けた事ねぇんだ」
「へぇ。そうなんだ」
美月の瞳は完全に夜を憧憬したものになっている。
「それに殴る時にコツがあんだよ」
「コツ?」
「あぁ。要は腰の捻りだ。それに、俺の腰が強いの、お前が一番よく知ってるだろう?」
ニヤッと笑った夜の顔で、脳裏にいつも夜に壊れそうな程強く臀部に打ち付けられる夜の腰を思い出して顔を赤くした。
「ばか・・」
そこからは夜が全て自分で取った賞金の金で美月の分も払ってくれた。
* * *
花火の見られる絶景スポットとして山の境内のある場所まで移動した。ここは穴場で多くの人がごった返す事は無い。
ヒュ~・・バーン、バーン・・と花火が既に打ち上げられ始めて境内の上に座った2人は空を見上げた。
目の高さには花火の花が咲き乱れ、眼下には家々の明かりがまるで地上の星空のように散りばめられている。
花火がどんどんと色々な花の形やアニメのキャラクターなど現代ならではの形を作って行くと、夜も関心をしていた。周りで一緒に見ていた人たちは境内近くから離れ、花火に近づいていった。
「綺麗・・。なぁ、俺たちももっと前に行って・・んッ!んんッ!!」
話している最中に急に夜が後ろから美月の口を手で塞ぎ、声を出させないようにすると、素早く境内の裏側へと引きずって拉致した。
「はぁ・・何すんだよ!せっかく花火見てたのに!!んっむ」
今度は話している最中に、今度は唇で塞がれてしまった。
(やだ・・人がいるのにっ)
ダメだと思っても余計に力が入らない。そして美月の悪い癖が出てきたようで、他の人たちを意識すればする程に身体が興奮してくるのだった。
境内の段の上に美月を座らせ、夜はその下に降りて立つと、ちょうど夜の鳩尾辺りに美月の下半身がくる位置になった。
夜の手が美月の下半身に掛る浴衣をめくると、中から何も付けていない美月の性器が露わになった。
「ははっ。やるなぁ、美月。ずっとこのままだったなんて。」
―淫乱だなぁ?
夜の目がそう言った。
美月は少し恥ずかしそうに両膝を立てて顔を下に向けた。美月は頬を染めながら、自分の立ち上がった性器を両手で掴むと、夜に見せつけるようにゆっくりと指先だけで摩るように刺激した。
「夜・・んっ・・どう・・すんだよ、これ・・もう、こんなだよ?」
「お前、本当に誘うの上手くなったなぁ?」
夜はゆっくりと舌で自分の唇を舐めて濡らした。
「・・でしょう?」
美月が珍しく挑戦的に夜に笑いかけた。
その瞳の中はここからは見えない筈の花火が舞っている様に、妖しい色の煌めきが美月を一層妖艶に見せていた。それを見た夜はゾクッとした。
夜は腰を屈めて美月の両手をどけると、噛みつく様に美月の性器をしゃぶった。その夜の舌の動きで美月は気が違いそうな程の快感を得る。
「ああんっ・・あはっ・・やっ・・いいっ」
既に声は抑える気も失せているのか、わざと気付かせようとしているのか、美月の露出の気が出てきていた。
すると、境内の中から僅かに聞きなれない喘ぎ声が聞こえてきた。
「ああっ・・だめっ」
夜と同じような考えのカップルは他にも居たようだ。
「ほぅ。あちらさんもお楽しみのようだなぁ」
今度ははっきり聞こえた女の声に夜はニヤリとした。
「そちらさん、今何してんの?」
突如夜が傍にいるであろう他人に質問を投げた。一瞬声がシンと治まり、驚いているようだったが再び攻めていた男の声が聞こえてきた。
「今コイツの乳首を弄ってやっているよ」
相手も結構な物好きらしい。
「お前も今俺に何されてるか、あいつらに説明してやれよ美月」
そう言って思い切りペニスを吸いこまれた。ジュプジュプと厭らしい音が花火の爆発音に混じって耳を刺激する。男同士の声にモノ好きなカップルの影が覗き見てくるが、それは美月にとって逆効果だ。
「はぁああんっ・・・舌がぁ・・すごい・・動い・・てぇ・・ああんっ」
夜が自分の中指を舐めて一本、美月の後孔に挿した。
「あっああっ・・指、お尻に・・挿されたのぉ」
「お前、他人に淫乱なのバレたなぁ」
夜がさもおかしそうにクスクスと可愛い顔をして笑った。そんな夜を可愛いと感じると、美月はまた興奮した。
美月はエスカレートしてきた夜と美月はどこか宿の取れる場所へ移動しようと、ホテルへ行く事になった。
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「お祭りだからね。浴衣とか着るんだよ」
久々に現代へ来た夜は現代の祭りの雰囲気を堪能していた。今回はお祭りという事もあり夜の着流しは浮いてはいないが、若いのに異様にしっくりくる姿にすれ違う人も振り返る。
「何だあれは」
夜がある店の前で止まった。そこは屈強な男たちが異様な熱気を発していた。何故か毎年恒例となっているパンチングマシーンで、350ポイントを叩き出すと賞金3万円が貰えるというものだった。だが、このマシーンで毎年賞金を貰える人が一人いるかいないかというかなり難易度の高いものだった。
「あれで強く殴ると金が貰えるのか?」
「え、うん。何、夜もしかして挑戦すんの?!」
「ああ、ちょっと稼いでくる。お前に金を出させているのが癪だ。」
そう言って夜はプロレスラー並の男たちの後ろに並んだ。
「無理だと思うよ~。だってこんな強そうな人たちだって300ポイントいったら凄いって歓声が起こるんだよ?」
そうこうしているうちに夜の番が来た。周りの輩は、こんな自分たちに比べたら細っこい若造が格好つけて無理に決まっているだろうという目つきでニヤニヤと好奇な視線を集めていた。
「では始めて下さい。2回挑戦出来ますからね」
夜は、履いていた下駄を足で脱いでカランカランッと放った。
「ファイッ!」というマシーンの掛け声で夜が腰をしなやかにギュンと捻って拳を引き、もの凄いスピードでマシーンを殴り付けた。
ガシャ――ン!!と出たその音は今まで発せられたどの殴り音よりも鋭く壊れそうなものだった。
「よ、400ポイント・・400ポイント出ましたーー!!」
「うおおお――ッ!!!あの兄ちゃんスゲー!!!」
周りは信じられずどよめいた。夜は「わりィな。かたじけねぇ」と言って、ちゃっかりお金を頂いて逃げ去るようにその場を美月の手を引いて去った。
「夜、凄いね!強いんだね!」
美月は顔を紅潮させて夜の男らしい横顔を見る。夜の勇姿に惚れ直した美月はうっとりとした眼差しを斜め下から夜へ向ける。
「俺、こう見えて喧嘩にゃあ負けた事ねぇんだ」
「へぇ。そうなんだ」
美月の瞳は完全に夜を憧憬したものになっている。
「それに殴る時にコツがあんだよ」
「コツ?」
「あぁ。要は腰の捻りだ。それに、俺の腰が強いの、お前が一番よく知ってるだろう?」
ニヤッと笑った夜の顔で、脳裏にいつも夜に壊れそうな程強く臀部に打ち付けられる夜の腰を思い出して顔を赤くした。
「ばか・・」
そこからは夜が全て自分で取った賞金の金で美月の分も払ってくれた。
* * *
花火の見られる絶景スポットとして山の境内のある場所まで移動した。ここは穴場で多くの人がごった返す事は無い。
ヒュ~・・バーン、バーン・・と花火が既に打ち上げられ始めて境内の上に座った2人は空を見上げた。
目の高さには花火の花が咲き乱れ、眼下には家々の明かりがまるで地上の星空のように散りばめられている。
花火がどんどんと色々な花の形やアニメのキャラクターなど現代ならではの形を作って行くと、夜も関心をしていた。周りで一緒に見ていた人たちは境内近くから離れ、花火に近づいていった。
「綺麗・・。なぁ、俺たちももっと前に行って・・んッ!んんッ!!」
話している最中に急に夜が後ろから美月の口を手で塞ぎ、声を出させないようにすると、素早く境内の裏側へと引きずって拉致した。
「はぁ・・何すんだよ!せっかく花火見てたのに!!んっむ」
今度は話している最中に、今度は唇で塞がれてしまった。
(やだ・・人がいるのにっ)
ダメだと思っても余計に力が入らない。そして美月の悪い癖が出てきたようで、他の人たちを意識すればする程に身体が興奮してくるのだった。
境内の段の上に美月を座らせ、夜はその下に降りて立つと、ちょうど夜の鳩尾辺りに美月の下半身がくる位置になった。
夜の手が美月の下半身に掛る浴衣をめくると、中から何も付けていない美月の性器が露わになった。
「ははっ。やるなぁ、美月。ずっとこのままだったなんて。」
―淫乱だなぁ?
夜の目がそう言った。
美月は少し恥ずかしそうに両膝を立てて顔を下に向けた。美月は頬を染めながら、自分の立ち上がった性器を両手で掴むと、夜に見せつけるようにゆっくりと指先だけで摩るように刺激した。
「夜・・んっ・・どう・・すんだよ、これ・・もう、こんなだよ?」
「お前、本当に誘うの上手くなったなぁ?」
夜はゆっくりと舌で自分の唇を舐めて濡らした。
「・・でしょう?」
美月が珍しく挑戦的に夜に笑いかけた。
その瞳の中はここからは見えない筈の花火が舞っている様に、妖しい色の煌めきが美月を一層妖艶に見せていた。それを見た夜はゾクッとした。
夜は腰を屈めて美月の両手をどけると、噛みつく様に美月の性器をしゃぶった。その夜の舌の動きで美月は気が違いそうな程の快感を得る。
「ああんっ・・あはっ・・やっ・・いいっ」
既に声は抑える気も失せているのか、わざと気付かせようとしているのか、美月の露出の気が出てきていた。
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「ああっ・・だめっ」
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今度ははっきり聞こえた女の声に夜はニヤリとした。
「そちらさん、今何してんの?」
突如夜が傍にいるであろう他人に質問を投げた。一瞬声がシンと治まり、驚いているようだったが再び攻めていた男の声が聞こえてきた。
「今コイツの乳首を弄ってやっているよ」
相手も結構な物好きらしい。
「お前も今俺に何されてるか、あいつらに説明してやれよ美月」
そう言って思い切りペニスを吸いこまれた。ジュプジュプと厭らしい音が花火の爆発音に混じって耳を刺激する。男同士の声にモノ好きなカップルの影が覗き見てくるが、それは美月にとって逆効果だ。
「はぁああんっ・・・舌がぁ・・すごい・・動い・・てぇ・・ああんっ」
夜が自分の中指を舐めて一本、美月の後孔に挿した。
「あっああっ・・指、お尻に・・挿されたのぉ」
「お前、他人に淫乱なのバレたなぁ」
夜がさもおかしそうにクスクスと可愛い顔をして笑った。そんな夜を可愛いと感じると、美月はまた興奮した。
美月はエスカレートしてきた夜と美月はどこか宿の取れる場所へ移動しようと、ホテルへ行く事になった。
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ソォーッ[岩陰]д・) ヨカッタラ、キヨキ、イッピョーヲ・・
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