05/05/2010(Wed)
恋のぼり6話
★18禁です。暴力的な描写がありますので、苦手な方はご注意下さい。
(龍ノ助さま・・・)
雨音は見ず知らずの臭気を放つ男のものを口に咥えた。吐き気がする。同時に無理やり別の男に後孔に指を突っ込まれるとヌメリのないそこに激痛が走って眩暈がした。
横では俊平が男に抑えられ抗っている様子がちらりと視界に入るが、苦しさと激痛に耐えるので精一杯だった。
(大丈夫。耐えられる。・・僕に出来ることなど・・これくらいしか。)
―でも最初は、やっぱり龍ノ助さまが良かったな・・
諦めが心の感情に蓋をすると、唾液をベットリとつけた男の性器がズルッと後孔の入り口を抉じ開けにきた。
「んぐッ・・・!!!」
大の男の性器はまだ成長しきっていない雨音の身体にはやはり大き過ぎた。だが、そんなものはお構いなしに男は力いっぱい押し入ろうとしてくる。声を出しようにも口にはめられた別の性器がそれをさせない。
グリッと入り口のつっかかりを突破するように先端が進むと、ビリッとした何か破れるようなあまりの激痛が能天まで突き抜けた。
それはあまりにも無理な質量だった。
心の伴わない、一方的な蹂躙は幼い雨音の耐える気力を恐怖が奪っていく。
「ひッ・・・!!」
何度も突き刺し亀裂する痛みに気を失い、腰が引いて倒れてしまった。
「チッ・・んだよコイツ、気ィ失ってんじゃねぇよ!!立てオラァ」
無理やり腰を掴まれると、再度一番太い先端を捻じ込まれ、再び地獄の現実に意識が引き戻された。
「ギャアアアアッ!!!」
既に最初の衝撃で裂傷してしまったその場所からは薄暗さで色が識別しにくいが、タラタラと血液が足に伝って流れ出ていた。
ヌルヌルと鮮血で滑りの良くなった後孔に容赦なく突き入れてくる男の凶暴な肉棒でメリメリと息も止まる程の激痛が背骨を軋ませる。
「うぁぁあアアアアッ!!」
男はもう一息思い切り入れ込めば全て入ると、雨音の腰を再び力強く掴み直した。
その事を悟った雨音は全身から脂汗を出し悪寒で震え上がった。
(殺されてしまう・・!助けて!龍ノ助さま!!)
「やめろォーーーッ!!!」
一際激しい俊平の声がした。
「ぐわぁッ」
横で男が悲痛の叫び声を上げると同時に刺さっていた肉棒が後孔から抜けた。
「うッ・・ぐ」
雨音はそのまま崩れるように地面に落ちた。
朦朧とする意識の中、土に顔を付けたままの視界に次々と男が倒れて顔面を押さえてのた打ち回る姿が入った。
「があぁぁぁ」
「お奉行さま!お奉行さまーッ!」
近くに見回りの奉行でも居たのだろうか、俊平の助けを呼ぶ声が聞こえる。
「くッ!?行くぞお前ら!立てッ」
俊平の言葉に反応した男たちは殴られた頭や顔を抱えて慌てて逃げていった。
倒れたまま虚ろな目でそれを見ていると、視界にザクザクと俊平の足が近づいてくるのが見えた。
「大丈夫か?」
俊平は血のベットリとついた太いこん棒を地面にドサリと投げ捨てると、血だらけで剥き出しになっている雨音の下半身に服を被せ、倒れていた雨音の上半身を抱き上げた。
「・・俊平さま・・今・・のは」
「ああ。俺だよ。嘘ついたんだ。でもって足元にあったこん棒を蹴り上げて拾ってあいつらを殴りつけてやったんだ。・・・ごめん。雨音・・俺の代わりに酷い目に遭って・・こんな・・」
俊平は悲痛な顔で歪んだ。
「大丈夫です。大切な人を守れたのですから・・それに全部入れられなくて済んだので、平気です。」
雨音は細く微笑んだ。それでも内股に伝う鮮血が痛々しいく俊平の心臓は潰されそうになる。
本当は自分がこうなる筈だった姿が、今は目の前で雨音が身代わりになっている。
「それでもこんなになって・・なんでだ?俺、あんなにいつも・・いっつも酷い事してきたのに。この間だって・・あいつらと同じ事」
俊平は以前雨音に強制的に口でしろと命令した。自分も先程体験した屈辱的で吐き気のする思いを思い返すと、雨音に対しての罪悪感と、自分のしてしまった事の重大さに震えがくる。
「違います。私にとって俊平さまはとても大切な人です。ずっと、あの雨の日からずっと、俊平さまも、龍ノ助さまも、旦那様も奥様も皆僕の世界に入ってきた・・大切な人たちだから。」
俊平は溢れそうな涙を瞳に溜めながら謝った。
「ごめん・・ごめん・・よ。俺・・どうしたら・・」
「泣かないで下さい、俊平さま。・・では一つお願いがあります。聞いて下さいますか?」
「ああ。何だ?言ってみろ」
「龍ノ助さまには・・この事、秘密にしておいて下さいませんか。」
自分を責めないようにという雨音の優しさを、自分の恋心で知られたくないからという理由で頼む雨音の心情が伝わってきた。きっと今自分を庇っているんじゃないかと言っても、好きな人に知られたくないと言われるだけだ。雨音は昔からそういう奴だった。
俊平は瞳に溜まっていた潤みが、後から来る洪水のような涙に押し流されボロボロと大きな露を零しながら雨音をギュッと抱きしめた。
<<前へ 次へ>>
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雨音は見ず知らずの臭気を放つ男のものを口に咥えた。吐き気がする。同時に無理やり別の男に後孔に指を突っ込まれるとヌメリのないそこに激痛が走って眩暈がした。
横では俊平が男に抑えられ抗っている様子がちらりと視界に入るが、苦しさと激痛に耐えるので精一杯だった。
(大丈夫。耐えられる。・・僕に出来ることなど・・これくらいしか。)
―でも最初は、やっぱり龍ノ助さまが良かったな・・
諦めが心の感情に蓋をすると、唾液をベットリとつけた男の性器がズルッと後孔の入り口を抉じ開けにきた。
「んぐッ・・・!!!」
大の男の性器はまだ成長しきっていない雨音の身体にはやはり大き過ぎた。だが、そんなものはお構いなしに男は力いっぱい押し入ろうとしてくる。声を出しようにも口にはめられた別の性器がそれをさせない。
グリッと入り口のつっかかりを突破するように先端が進むと、ビリッとした何か破れるようなあまりの激痛が能天まで突き抜けた。
それはあまりにも無理な質量だった。
心の伴わない、一方的な蹂躙は幼い雨音の耐える気力を恐怖が奪っていく。
「ひッ・・・!!」
何度も突き刺し亀裂する痛みに気を失い、腰が引いて倒れてしまった。
「チッ・・んだよコイツ、気ィ失ってんじゃねぇよ!!立てオラァ」
無理やり腰を掴まれると、再度一番太い先端を捻じ込まれ、再び地獄の現実に意識が引き戻された。
「ギャアアアアッ!!!」
既に最初の衝撃で裂傷してしまったその場所からは薄暗さで色が識別しにくいが、タラタラと血液が足に伝って流れ出ていた。
ヌルヌルと鮮血で滑りの良くなった後孔に容赦なく突き入れてくる男の凶暴な肉棒でメリメリと息も止まる程の激痛が背骨を軋ませる。
「うぁぁあアアアアッ!!」
男はもう一息思い切り入れ込めば全て入ると、雨音の腰を再び力強く掴み直した。
その事を悟った雨音は全身から脂汗を出し悪寒で震え上がった。
(殺されてしまう・・!助けて!龍ノ助さま!!)
「やめろォーーーッ!!!」
一際激しい俊平の声がした。
「ぐわぁッ」
横で男が悲痛の叫び声を上げると同時に刺さっていた肉棒が後孔から抜けた。
「うッ・・ぐ」
雨音はそのまま崩れるように地面に落ちた。
朦朧とする意識の中、土に顔を付けたままの視界に次々と男が倒れて顔面を押さえてのた打ち回る姿が入った。
「があぁぁぁ」
「お奉行さま!お奉行さまーッ!」
近くに見回りの奉行でも居たのだろうか、俊平の助けを呼ぶ声が聞こえる。
「くッ!?行くぞお前ら!立てッ」
俊平の言葉に反応した男たちは殴られた頭や顔を抱えて慌てて逃げていった。
倒れたまま虚ろな目でそれを見ていると、視界にザクザクと俊平の足が近づいてくるのが見えた。
「大丈夫か?」
俊平は血のベットリとついた太いこん棒を地面にドサリと投げ捨てると、血だらけで剥き出しになっている雨音の下半身に服を被せ、倒れていた雨音の上半身を抱き上げた。
「・・俊平さま・・今・・のは」
「ああ。俺だよ。嘘ついたんだ。でもって足元にあったこん棒を蹴り上げて拾ってあいつらを殴りつけてやったんだ。・・・ごめん。雨音・・俺の代わりに酷い目に遭って・・こんな・・」
俊平は悲痛な顔で歪んだ。
「大丈夫です。大切な人を守れたのですから・・それに全部入れられなくて済んだので、平気です。」
雨音は細く微笑んだ。それでも内股に伝う鮮血が痛々しいく俊平の心臓は潰されそうになる。
本当は自分がこうなる筈だった姿が、今は目の前で雨音が身代わりになっている。
「それでもこんなになって・・なんでだ?俺、あんなにいつも・・いっつも酷い事してきたのに。この間だって・・あいつらと同じ事」
俊平は以前雨音に強制的に口でしろと命令した。自分も先程体験した屈辱的で吐き気のする思いを思い返すと、雨音に対しての罪悪感と、自分のしてしまった事の重大さに震えがくる。
「違います。私にとって俊平さまはとても大切な人です。ずっと、あの雨の日からずっと、俊平さまも、龍ノ助さまも、旦那様も奥様も皆僕の世界に入ってきた・・大切な人たちだから。」
俊平は溢れそうな涙を瞳に溜めながら謝った。
「ごめん・・ごめん・・よ。俺・・どうしたら・・」
「泣かないで下さい、俊平さま。・・では一つお願いがあります。聞いて下さいますか?」
「ああ。何だ?言ってみろ」
「龍ノ助さまには・・この事、秘密にしておいて下さいませんか。」
自分を責めないようにという雨音の優しさを、自分の恋心で知られたくないからという理由で頼む雨音の心情が伝わってきた。きっと今自分を庇っているんじゃないかと言っても、好きな人に知られたくないと言われるだけだ。雨音は昔からそういう奴だった。
俊平は瞳に溜まっていた潤みが、後から来る洪水のような涙に押し流されボロボロと大きな露を零しながら雨音をギュッと抱きしめた。
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コメント
きゃ~ッ
アドさま来て頂いてありがとうございます!!!O(≧▽≦)O ワーイ♪
しかも、イッキ読みして下さって・・ありがとうございます!!
> スゴイ凄い!!!
そ、そんな・・もったいないお言葉・・(ノД`)・゜・
> エロスも、恋心も、切なさもてんこ盛りヾ(´∀`〃)ノ~♪
> 美味しすぎます桔梗様~~~。
。゚(。ノωヽ。)゚。嬉し過ぎです。
> そして!!ε=ヾ(*~▽~)ノ ワーイ!
> 攻めタンの名前が龍ノ助&龍之介で「おそろー」
そうなんですよね!!
私も運命感じましたww
> きっと、ウチの龍サマのご先祖様に違いない!
あひゃひゃひゃひゃ(≧∀≦*)
そうですよ、きっと!!嬉しいです~それは
> それにしては、龍ノ助サマ「いい人」最終回でアマネちゃんの一番オイシイトコロを…ジュル~←あうっ変態でごめんなさい~~~~。
びゃははは (≧ω≦)b 私も大概いつもジュルジュル言わせているので変態ですb
ご安心を(・ω・)b!!ヾ(ーー )ォィ
> とっても楽しんでいます桔梗さまの恋のぼり!!
> 最終回も楽しみにしています♪
楽しんで頂けて本当、光栄です!!ありがとうございますm(_)m
アドさまの所にもまた遊びに行かせて頂きます♪
コメントありがとうございました
> え~!!もう終わっちゃうんですか?それは・・ちょっと悲しいです。俊平がきっとこれから雨音に恋して・・・
そこまで思って下さって本当、嬉しいです!!
期間内に上手く終わらせて・・とか考えてしまったもので・・
> 三角関係?(古っ!!)3P?なんて考えてたのに・・
本当ですか!!?
3P・・言われてみたら・・良いかも!?
そんな嬉しい事言って下さったら、SSで今度続き書いてみようかなぁ
とか調子に乗っちまいますよ
> 今回はちょっぴり切なくって♪ツボでした♪
ツボありがとうございますゥ
> 次回楽しみにしてますね~♪
ありがとうございます!!
次回、取り敢えずは最終話ですがお待ちしてます!!
コメントありがとうございました
エロスも、恋心も、切なさもてんこ盛りヾ(´∀`〃)ノ~♪
美味しすぎます桔梗様~~~。
そして!!ε=ヾ(*~▽~)ノ ワーイ!
攻めタンの名前が龍ノ助&龍之介で「おそろー」
きっと、ウチの龍サマのご先祖様に違いない!
それにしては、龍ノ助サマ「いい人」最終回でアマネちゃんの一番オイシイトコロを…ジュル~←あうっ変態でごめんなさい~~~~。
とっても楽しんでいます桔梗さまの恋のぼり!!
最終回も楽しみにしています♪
三角関係?(古っ!!)3P?なんて考えてたのに・・
今回はちょっぴり切なくって♪ツボでした♪
次回楽しみにしてますね~♪
わー!早速読んで頂いて本当、嬉しいです!!
> 切ないですね…。
> 俊平くんも頑張りましたーー!!
すみません、何だか激しい展開になってしまいまして・・
俊平も最後、男の意地を見せました!
> ああ…雨音さんは優しいけれど、何か、いろんなものを諦めてしまっているようで悲しいです。
分かって頂けて嬉しいです!
そうなんですよね・・最初から何も持っていなくて繋がりも、必要とされる絶対的なものが無かったので、どこかで自分がこうなっても役には立っても迷惑にはならないだろう、的な考えになってしまうんでしょうね
> 寂しそうに笑っている雨音さんと、やるせない涙を浮かべる俊平くんが目に浮かぶようです~~。
わーイメージして頂けるなんてすごく嬉しいです!!
イメージを浮かべやすい描写がとても難しくて四苦八苦しています・・
> この後、どうなるのかしらーーー!!
> また、来ますーー!
ありがとうございます次回最終回でございます^^
コメントありがとうございました
俊平くんも頑張りましたーー!!
ああ…雨音さんは優しいけれど、何か、いろんなものを諦めてしまっているようで悲しいです。
寂しそうに笑っている雨音さんと、やるせない涙を浮かべる俊平くんが目に浮かぶようです~~。
この後、どうなるのかしらーーー!!
また、来ますーー!
コメント