06/01/2010(Tue)
万華鏡-江戸に咲く-62
そんなに時間は経たない内に美月は目が覚めた。グッと深い眠りに落ちたせいで随分と身体が回復した。
天井が見えた時に、自分の部屋だと認識して現代へ戻れた事を悟った。
(夜たちに心配かけたな、きっと・・)
左側に違和感を感じて見ると、ベッドが目先の上にあった。
(あれ・・)
そういえば背中が硬くて痛い。
それよりも先程から胸元が重くて苦しい。
反対側を見ると、整った美しい寝顔があった。
(え・・・)
「夜!?」
その声に夜が目を覚ました。
「ん・・美月、起きたか?お前大丈夫か?」
「いやいやいや!何で夜がここにいんの!?いや、何で床で寝てるの!いや、そもそも何で・・んっ」
寝ぼけ眼で夜が口を塞いできた。
「ちょ・・っ・・んんっ、何すんだよ、人が話してる時に!」
「あ、わり。顔見たらつい。」
(自由だな!!)
夜はふぁ、と大きな欠伸をして伸びをした。
「夜、もしかして俺が倒れる時に駆け寄ってきた?」
「ん?ああ。お前が急に倒れるからびっくりして抱きとめたら、ここに来てた。お前よぉ、こんな飛び跳ねる台の上で寝てるから具合悪くなるんだよ。今日からここで寝ろよ」
夜は床を指さしていた。
「寝るか!そんなトコで!まぁ、助けてくれてありがとうな。これはベッドって言って、身体に優しい寝床なんだ。夜も寝てみれば病みつきになるよ?」
「そうなのか?」
夜をベッドへ案内する。一緒に並んで寝てみると、少し狭い感じがしたがどこかくすぐったいような気持ちになった。
あの夜が自分のいつも寝ているベッドに今一緒に寝転がっている。
この場所で幾度となくこの隣の男を想像して一人でいやらしい事を行ってきた。その事をふと思い出すと、顔が熱くなってくる。
「お・・こうしてみるとなかなか気持ちがいい・・気がしてきた・・気もする・・」
そんな事を言いながら余程スプリングが気に入ったのか、ギシギシと身体を揺らして楽しそうにしている。
まるで幼い子供みたいだ。
「ね、喉渇いたから飲み物持ってくるよ。待ってて。」
「何!わざわざその身体で水汲みなんざ俺がしてきてやるからお前はここで寝ていろ!」
(水汲みって・・)
「いや、現代ではだな夜、水は汲まないんだよ。」
「何ィッ!?じゃあどうすんだ!水屋で買うのか?」
「じゃあ着いて来て。見せてあげるから」
ドアを開けて2階から1階へ降りる。
「お、お前こんな屋敷に住んでたのか?金持ちか?」
夜は一々不思議そうに周りを見て歩く。
「いや、金持ちの方には違わないけど、結構皆こんな家に住んでるよ」
江戸時代に生きる夜が今自分の家を歩いているのが異様に不思議で面白かった。
夜にもっと色々と見せてあげたい、喜ぶ顔、驚く顔、夜の初体験を一緒に経験したいと美月は強く思い始めた。
「ほら、これが水道って言ってね、蛇口を捻ると水が出たりお湯が出たりするんだ。」
ジャーと勢いよく出た水を見て夜が幼い表情で感動した。
「おぉお・・・す、すげぇ・・」
「冷蔵庫もあるよ」
「おおッ箱の中が冷てぇ!!」
江戸時代は冷蔵庫がないので生ものは取れたてしか食べられない。大抵のものは生ぬるい。
氷なんて高くて滅多に買えない代物だ。
美月は冷蔵庫から冷えた麦茶に氷を入れて夜に渡した。
「う、・・・う、・・・」
「ん?どうした?」
冷たくし過ぎたか?それとも麦茶が口に合わなかったか?
「うめぇ!!」
(いつの時代のギャグだよ・・あ、江戸か。)
夜は立て続けに3杯麦茶を一気に飲んだ。相当お気に召したようだ。
それからは家の探索に明け暮れた。テレビやパソコン、ラジオやCDなど電気機器類には目を回し、窓の外から見える自動車や飛行機、自転車などにも絶句していた。
だが夜の瞳はキラキラと明かりが灯ったように輝いていた。その顔は今までのどんな夜よりも年相応の高校生の顔をしていて可愛く見えて仕方がなかった。
<<前へ 次へ>>
現代編は少し笑いが入ってきます^^
う、う、うめ~のギャグはご存知、ドリ○ターズの時の
志村○ンさんのですww(古め?)
次イってみよ~(イ、はやめぃッ!行、にしろッ)
【携帯の方】BL小説ランキング
携帯からはこちら↑からポチして頂けると変態に磨きがかかります
ポチして頂くとアタシのエロ暴走が加速します
(只今時速200キロ)パトカーが追いつけない!
にほんブログ村
天井が見えた時に、自分の部屋だと認識して現代へ戻れた事を悟った。
(夜たちに心配かけたな、きっと・・)
左側に違和感を感じて見ると、ベッドが目先の上にあった。
(あれ・・)
そういえば背中が硬くて痛い。
それよりも先程から胸元が重くて苦しい。
反対側を見ると、整った美しい寝顔があった。
(え・・・)
「夜!?」
その声に夜が目を覚ました。
「ん・・美月、起きたか?お前大丈夫か?」
「いやいやいや!何で夜がここにいんの!?いや、何で床で寝てるの!いや、そもそも何で・・んっ」
寝ぼけ眼で夜が口を塞いできた。
「ちょ・・っ・・んんっ、何すんだよ、人が話してる時に!」
「あ、わり。顔見たらつい。」
(自由だな!!)
夜はふぁ、と大きな欠伸をして伸びをした。
「夜、もしかして俺が倒れる時に駆け寄ってきた?」
「ん?ああ。お前が急に倒れるからびっくりして抱きとめたら、ここに来てた。お前よぉ、こんな飛び跳ねる台の上で寝てるから具合悪くなるんだよ。今日からここで寝ろよ」
夜は床を指さしていた。
「寝るか!そんなトコで!まぁ、助けてくれてありがとうな。これはベッドって言って、身体に優しい寝床なんだ。夜も寝てみれば病みつきになるよ?」
「そうなのか?」
夜をベッドへ案内する。一緒に並んで寝てみると、少し狭い感じがしたがどこかくすぐったいような気持ちになった。
あの夜が自分のいつも寝ているベッドに今一緒に寝転がっている。
この場所で幾度となくこの隣の男を想像して一人でいやらしい事を行ってきた。その事をふと思い出すと、顔が熱くなってくる。
「お・・こうしてみるとなかなか気持ちがいい・・気がしてきた・・気もする・・」
そんな事を言いながら余程スプリングが気に入ったのか、ギシギシと身体を揺らして楽しそうにしている。
まるで幼い子供みたいだ。
「ね、喉渇いたから飲み物持ってくるよ。待ってて。」
「何!わざわざその身体で水汲みなんざ俺がしてきてやるからお前はここで寝ていろ!」
(水汲みって・・)
「いや、現代ではだな夜、水は汲まないんだよ。」
「何ィッ!?じゃあどうすんだ!水屋で買うのか?」
「じゃあ着いて来て。見せてあげるから」
ドアを開けて2階から1階へ降りる。
「お、お前こんな屋敷に住んでたのか?金持ちか?」
夜は一々不思議そうに周りを見て歩く。
「いや、金持ちの方には違わないけど、結構皆こんな家に住んでるよ」
江戸時代に生きる夜が今自分の家を歩いているのが異様に不思議で面白かった。
夜にもっと色々と見せてあげたい、喜ぶ顔、驚く顔、夜の初体験を一緒に経験したいと美月は強く思い始めた。
「ほら、これが水道って言ってね、蛇口を捻ると水が出たりお湯が出たりするんだ。」
ジャーと勢いよく出た水を見て夜が幼い表情で感動した。
「おぉお・・・す、すげぇ・・」
「冷蔵庫もあるよ」
「おおッ箱の中が冷てぇ!!」
江戸時代は冷蔵庫がないので生ものは取れたてしか食べられない。大抵のものは生ぬるい。
氷なんて高くて滅多に買えない代物だ。
美月は冷蔵庫から冷えた麦茶に氷を入れて夜に渡した。
「う、・・・う、・・・」
「ん?どうした?」
冷たくし過ぎたか?それとも麦茶が口に合わなかったか?
「うめぇ!!」
(いつの時代のギャグだよ・・あ、江戸か。)
夜は立て続けに3杯麦茶を一気に飲んだ。相当お気に召したようだ。
それからは家の探索に明け暮れた。テレビやパソコン、ラジオやCDなど電気機器類には目を回し、窓の外から見える自動車や飛行機、自転車などにも絶句していた。
だが夜の瞳はキラキラと明かりが灯ったように輝いていた。その顔は今までのどんな夜よりも年相応の高校生の顔をしていて可愛く見えて仕方がなかった。
<<前へ 次へ>>
現代編は少し笑いが入ってきます^^
う、う、うめ~のギャグはご存知、ドリ○ターズの時の
志村○ンさんのですww(古め?)
次イってみよ~(イ、はやめぃッ!行、にしろッ)
【携帯の方】BL小説ランキング
携帯からはこちら↑からポチして頂けると変態に磨きがかかります
ポチして頂くとアタシのエロ暴走が加速します
(只今時速200キロ)パトカーが追いつけない!
にほんブログ村
| ホーム |
コメント
うご~~~ッ(びっくりしてタンが絡まった音)┣o(・ω・。)キチャナィヨゥ
いらっしゃいませ!Sさま!
先日は全く持って楽しかったです!^^
私の方こそ何か無礼を働いたのでは・・と、かなり気にして(こう見えて気にし屋さん;)
モッコリ・・違った、ゲッソリしてました・・。
何せ、あの時は実は緊張のあまり半狂乱状態でしたので・・(え・・)
> 私の方は、あんな楽しくて刺激的な発言をされる方のお話は?!とわくわく遊びに来てしまいました。
ふごッ!!カタッ・・(ビックリで総入れ歯を落とした)
何て嬉し過ぎるお言葉(ノД`)・゜・
> そして、万華鏡一気読みしてしまいました~~。。。止まれなかった!!!!
(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!
だだ、大丈夫ですか??あんなエロリンピック的小説を一気になんてっ(汗)
うおーっ嬉し過ぎるーっ!神様私をエロく生まれさせて下さってありがと~T.T
> 夜さまが現代に来てしまって・・・もう、続きが楽しみで待てません!!!
本当嬉しいです゚.+:。(pωq)゚.+:。エーン
ありがとうございます!
> また、別のお話も読ませて頂きます~
Σ別のお話まで!?ありがとうございます!!(ナイアガラの滝涙)
後は・・20禁とかありますのでお気を確かに持って、頭がクラッときたら
直ぐにストップして下さいね?!
私もSさま宅へ是非伺わせて頂きます!
コメント&ご訪問どうもありがとうございました
今メールさせて頂きました!!
見ました見ました見ましたよ~~~~~!!!
もう・・パタリ・・・
イメージ以上です!最高です!感動で痙攣が止まりません!
セリフ、それにしたんですね!ありがとうございます^^♪
カタカナでも全然いいですよ!なんか、キセルと相性がいい感じです♪
> スミマセン!!ちくしょうっっ!なんのために18禁書いてるんだっっ!
> カタカナは「イ」だけだろぉっっ!!
あはは!!悔しがり方が可愛いっ((≧∀≦))+*
何のために18禁って!爆笑(ツボった)
> 描かせて頂いて楽しかったです!勉強になりました!!
楽しかっただなんてっ。
本当、無理やり頼んでしまってすみませんでしたT.T
勉強に?!うおーっ何て勉強家なんだっ!
私も見習いますm(_)mペコリ
> いつか‥‥美月ちゃんも描いてもいいですか?
(ノ゚ρ゚)ノ ォォォ・・ォ・・ォ・・・・
是非!好きに描いてやって下さい!
ヨダレ流してても、指を舌で舐めてても、イク時の顔でも、誘い顔でも
何でも好きにしちゃって結構ですから 笑(全部エロ 笑)
まだ少ないですが、もしお目がねに留まったうちの愚兄がいましたら持って行って下さいね♪
ほんっっっとにありがとうございましたッ!!!
Aさま愛してますッブチュー( *^3^)ノ~~~~~☆*:・'(-_-;)イ、イラン・・
コメント&宝物をどうもありがとうございました
おもしろかったと言って頂けて嬉しいです♪
> そりゃ、現代に江戸の人が触れたら何でも『なんまんだぶ~』と手を合わせて拝んじゃうよ!
バンバンヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
確かに!飛行機だの車見てなんまんだぶ~とかw
見てみたいですね^^
> き・・・、桔梗さん・・・
> 一緒に順位が上がってる・・・こ・・・・こわっ!
すごい!
あん♪また舐め合いになれて嬉しいです♪
あ、もう私順位見てから白目剥いてで泡吹いてます^^
> どーしょう、気絶して私が先に落ちます・・・
> 夜が助けてくんないかな~ひゅ~・・・・ゴンッ(地面にたたき付けられた音)
Σ(゚д゚;)お、落ちた!?
夜に助けを!?凶器を立たせて下から迎え撃ちされますって!w
死なば諸共!逝かせはしません(☆Д☆)キラリーン♪
コメントどうもありがとうございました
き・・・、桔梗さん・・・
一緒に順位が上がってる・・・こ・・・・こわっ!
どーしょう、気絶して私が先に落ちます・・・
夜が助けてくんないかな~ひゅ~・・・・ゴンッ(地面にたたき付けられた音)
アオヒツジさま~コメント嬉しいです!
> 一気読みしちゃいました!!!
Σ(゚д゚;)なんと!!早い!
というか、嬉しくて今精液が天井まで飛びましたよ。
ありがとうございました(ノД`)・゜・
> 自己紹介2回!!ありがとうございます!!
ふふふ~、もうお気に入りですもん♪
自慰とチンコ描写は自己紹介!コレ名言です。
これからも使わせて頂きます♪
> 美月ちゃん本当にエロエロですねー!!
いや~総ちゃんや清太くんには負けますよ~w
この間思わず清太くんの牛乳話ちらりと桜木由花さん宅でもしてしまいましたし 笑
> この物語で美月ちゃんが一番エロくて小悪魔ですねー!!
> 可愛い―!!!
本当ですか!じゃあもっと弄り回さないとですねぇwふふ。
エロで小悪魔で可愛いと言って頂けて嬉しいです!
> 夜さまも大好きです―!!
うおーありがとうございます!
夜も嬉しいみたいでここでおっ勃ててますよ!笑www
> 確かにあのギャップはヤバいですぅ!
> 頑張って夜さまを描き描きしますっっ!!
忙しいのにすみませんです(TmT)ウゥゥ・・・
あ、17歳に見えなくても大丈夫ですから!
本文でも美月が「ありえない」って言ってますし 笑
本当に無理しないで下さいね><ゆっくりで結構ですので!
コメント&一気読みどうもありがとうございました
> 年齢的に子供っぽくてもしかたないんでしょうが(見るもの触る物初めてだし)
> どうも凶器の印象が強くて(笑)
バンバンヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
さすが、凶器ファンクラブ会員さま!!
マダム・・本日の凶器は透明なカウパーのソテーとなっております・・。
> 抱月氏を、押し倒せるくらいなんだからと考えるとギャップが笑えます。
そうなんですよねww
その夜のギャップが美月も可愛くてキュンとかしちまってるみたいです♪
でも初めて見るもの、初めて触る物ってはしゃいでしまいますよね^^
で、それを見るのがとても萌える・・みたいなプレーw
> きっと夜七さんはソッチは大人、こっちは子供なんでしょう(え?どっち?笑)
びゃははは (≧ω≦)b
その通り!
因みに会員情報ですが、凶器はまだ少し成長過程にあるそうですよ!?
ほらっ夜、まだ17歳だから・・ww
(エッフェル塔からビッグベンへなるか!?)注:大きい便の事ではありませんw
あ、コメで20禁?ww
コメントどうもありがとうございました
自己紹介2回!!ありがとうございます!!
美月ちゃん本当にエロエロですねー!!
この物語で美月ちゃんが一番エロくて小悪魔ですねー!!
可愛い―!!!
夜さまも大好きです―!!
確かにあのギャップはヤバいですぅ!
頑張って夜さまを描き描きしますっっ!!
どうも凶器の印象が強くて(笑)
抱月氏を、押し倒せるくらいなんだからと考えるとギャップが笑えます。
きっと夜七さんはソッチは大人、こっちは子供なんでしょう(え?どっち?笑)
コメント