06/04/2010(Fri)
それから25話
☆18禁です
淳平はフラフラとした足取りでコンビにから弁当を購入してきた。
玄関の扉を開けて入るが、特に鍵を掛ける事も無く、ガチャリとドアを開けて自然と閉まるドアを無視してガランとしたリビングへ向かう。
今はただ、明美の為にこの家の処理をする為に動いているだけだった。
明美ときちんと縁が切れたら・・どうするだろうか。
まだ漠然と見えてこないその先の事に頭がついて行かない。
冷たい弁当を口に運ぶが、味もよく分からなかった。
昔弘夢がこの家に来て、一緒に食卓を囲った事を思い出す。
久しぶりに会ったあの時の顔が脳裏に浮かんで胸が痛い。
この胸に今何本の針が打ち込まれているだろうか。
きっともう形が無くなってドロドロの液体にでもなっているのではないだろうか。
悲しみと空しさと憎しみに汚染された黒色の液体は体内を駆け巡り、涙腺を破壊して黒い涙が溢れてくるようだった。
弁当を置いて、書斎に入ると引き出しの中から写真を取り出した。
あの、中学の修学旅行で撮ったものだ。
この部屋でこの写真を弘夢に見せて、そこからまた終わりに向かって始まっていったのだ。
写真を見ながらベッドに横になった。
もう、無意識に近い状態でベルトを外し、ボクサーパンツの中からペニスを出すと一心不乱に扱きだした。
いつもやっていた事の習慣からなのか、現実逃避なのか。とにかく淳平はその無垢で幼くも色気のある表情の写真の中にいる弘夢へ気持ちをぶつけていた。
クチュクチュと音を立てながら不規則なリズムで速度を変えて腕を上下させる。
震えるように吐息を吐き出し、脳内で弘夢の動きをリピートさせては射精感を高めていく。
『淳平・・ゴム、取って!中に・・出してッ』
『欲しい・・淳平の精子。ちょうだい、中に・・あッ』
セックスをしていた時の弘夢の姿を思い描くと、淳平のペニスがいっそう硬さを増した。
「ふ・・・っ・・んッ・・んッ」
時折息を詰めるようにして扱く速度を上げては快感を追い立てる。
『はい、淳平っ、これタオル』
『淳平っ、あっついね。汗、凄いよ?』
中学、高校の時の弘夢を思い出す。淳平と違ってスポーツに関連する部活はしなかった弘夢はいつも淳平の活躍を日陰から汗を掻きながら見ていた。
試合や練習が終わるとタオルを持ってきたり、水を持って来たり。その時見る汗ばんだ白い肌と眩しい笑顔にどれだけ日射病のようにクラクラしただろうか。
「ふッ・・んんぁあっ・・ああっ・・」
ペニスが熱を持って膨張してくると、淳平の腰が浮いてきた。
まるで空中にあるはずのない何かに突き入れるように腰を動かすと、性器は不思議と気持ちよさが増すように感じる。
幼く純粋で触れ合う前の弘夢と、熟成して淳平を虜にした艶かし過ぎる弘夢を交互に織り交ぜる。
『い・・あああんっ!イクぅぅぅッんん、じゅんぺぇぇぇ!!』
弘夢のイク顔を最後に浮かべて同時に「うッ・・くッ」と息を止めて射精し、トロッとした半透明の液体をベッドに飛ばした。
ティッシュで拭く事も、手で受け止める事もなく、そのまま液体はベッドに飛ばされたままだった。
気付くと、いつからか涙が流れていたようだ。頬を伝って高い鼻筋を越えた涙は枕に染みを作っていた。
(俺は、泣きながらしてたのか・・?)
きっと感情の糸がこんがらがってコントロールが効いていないのだろう。
下半身が弘夢を欲して、心が悲しみを感じて、脳で卑猥なイメージをして、写真に写る弘夢に瞳が反応して涙が出た。
もうめちゃくちゃだ。
それから淳平は、疲れればそのまま寝、起きれば写真を見、勃てば出しっぱなしの性器を扱いて射精するという事を続けた。
日は、傾き落ちて、そして昇ことを繰り返していった。
<<前へ 次へ>>
★「それから」は「すれ違った後に(全10話)」の続編です。
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淳平はフラフラとした足取りでコンビにから弁当を購入してきた。
玄関の扉を開けて入るが、特に鍵を掛ける事も無く、ガチャリとドアを開けて自然と閉まるドアを無視してガランとしたリビングへ向かう。
今はただ、明美の為にこの家の処理をする為に動いているだけだった。
明美ときちんと縁が切れたら・・どうするだろうか。
まだ漠然と見えてこないその先の事に頭がついて行かない。
冷たい弁当を口に運ぶが、味もよく分からなかった。
昔弘夢がこの家に来て、一緒に食卓を囲った事を思い出す。
久しぶりに会ったあの時の顔が脳裏に浮かんで胸が痛い。
この胸に今何本の針が打ち込まれているだろうか。
きっともう形が無くなってドロドロの液体にでもなっているのではないだろうか。
悲しみと空しさと憎しみに汚染された黒色の液体は体内を駆け巡り、涙腺を破壊して黒い涙が溢れてくるようだった。
弁当を置いて、書斎に入ると引き出しの中から写真を取り出した。
あの、中学の修学旅行で撮ったものだ。
この部屋でこの写真を弘夢に見せて、そこからまた終わりに向かって始まっていったのだ。
写真を見ながらベッドに横になった。
もう、無意識に近い状態でベルトを外し、ボクサーパンツの中からペニスを出すと一心不乱に扱きだした。
いつもやっていた事の習慣からなのか、現実逃避なのか。とにかく淳平はその無垢で幼くも色気のある表情の写真の中にいる弘夢へ気持ちをぶつけていた。
クチュクチュと音を立てながら不規則なリズムで速度を変えて腕を上下させる。
震えるように吐息を吐き出し、脳内で弘夢の動きをリピートさせては射精感を高めていく。
『淳平・・ゴム、取って!中に・・出してッ』
『欲しい・・淳平の精子。ちょうだい、中に・・あッ』
セックスをしていた時の弘夢の姿を思い描くと、淳平のペニスがいっそう硬さを増した。
「ふ・・・っ・・んッ・・んッ」
時折息を詰めるようにして扱く速度を上げては快感を追い立てる。
『はい、淳平っ、これタオル』
『淳平っ、あっついね。汗、凄いよ?』
中学、高校の時の弘夢を思い出す。淳平と違ってスポーツに関連する部活はしなかった弘夢はいつも淳平の活躍を日陰から汗を掻きながら見ていた。
試合や練習が終わるとタオルを持ってきたり、水を持って来たり。その時見る汗ばんだ白い肌と眩しい笑顔にどれだけ日射病のようにクラクラしただろうか。
「ふッ・・んんぁあっ・・ああっ・・」
ペニスが熱を持って膨張してくると、淳平の腰が浮いてきた。
まるで空中にあるはずのない何かに突き入れるように腰を動かすと、性器は不思議と気持ちよさが増すように感じる。
幼く純粋で触れ合う前の弘夢と、熟成して淳平を虜にした艶かし過ぎる弘夢を交互に織り交ぜる。
『い・・あああんっ!イクぅぅぅッんん、じゅんぺぇぇぇ!!』
弘夢のイク顔を最後に浮かべて同時に「うッ・・くッ」と息を止めて射精し、トロッとした半透明の液体をベッドに飛ばした。
ティッシュで拭く事も、手で受け止める事もなく、そのまま液体はベッドに飛ばされたままだった。
気付くと、いつからか涙が流れていたようだ。頬を伝って高い鼻筋を越えた涙は枕に染みを作っていた。
(俺は、泣きながらしてたのか・・?)
きっと感情の糸がこんがらがってコントロールが効いていないのだろう。
下半身が弘夢を欲して、心が悲しみを感じて、脳で卑猥なイメージをして、写真に写る弘夢に瞳が反応して涙が出た。
もうめちゃくちゃだ。
それから淳平は、疲れればそのまま寝、起きれば写真を見、勃てば出しっぱなしの性器を扱いて射精するという事を続けた。
日は、傾き落ちて、そして昇ことを繰り返していった。
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★「それから」は「すれ違った後に(全10話)」の続編です。
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(只今時速200キロ)パトカーが追いつけない!
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コメント
いつもコメントありがとうございます☆
嬉しいです!
> 何回したら気が済むんですか!!
よ~く言って聞かせますので・・--;(笑)
> と、いうか、もはや廃人と化してますな。
ですね・・。
物語進むのでしょうか・・。(ジュンペーよりガンバレあたし!!)
> すれ違った思いが交差して、又離れていく・・・
> 余計に切ないかもしれません。
そうなんですよね・・。
また離れていく、ってのが痛いですね><
> 淳平君の想いは報われるのか!?
> 待て次号!!って感じで待てせていただきます。
うお~待って頂いて嬉しいです(ノД`)・゜・
次に登場する彼は・・!?次号へ続く・・
コメントどうもありがとうございました
> 自己紹介でした!!ごちそう様です!!!
喜んで頂けて嬉しいです♪
あ、淳平は初自己紹介でしたね!ww
彼は・・拭きません!(あはは!)
いや、いつもは拭きますが!笑
> 思わず私まで、あの時の弘夢ちゃんを思い出しました!!
あの燃えた二人の初エッチですね!
思い出して頂けて嬉しいです~♪♪♪
セリフ引っ張って来ました☆
> 淳平くん頑張れぇ!!
出しっぱの淳平に応援ありがとうございます(ノД`)・゜・
早よ拭くかしまえや(。-ω-)_θ☆(ノ・⊿・)ノ ←ジュンペー
コメントどうもありがとうございました
と、いうか、もはや廃人と化してますな。
すれ違った思いが交差して、又離れていく・・・
余計に切ないかもしれません。
淳平君の想いは報われるのか!?
待て次号!!って感じで待てせていただきます。
思わず私まで、あの時の弘夢ちゃんを思い出しました!!
淳平くん頑張れぇ!!
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