10/08/2010(Fri)
小悪魔な弟 17話
潤の自慰はその日から飛躍的にバリエーションに富んだものになった。
バイブはまだ太過ぎて入らなかったが、細めのディルドなら入れられるようになった。
ネットでよく目にした「アナニ―」というものを懸命にノートにメモを取り試してみた。だが、よく書かれている「ドライ・オーガズム」と「トコロテン」というものは未だ未知の領域だった。
女性がイク時の何倍も気持ちがいいという話も書かれていて、好奇心旺盛の潤は懸命にその前立腺辺りを探していた。
だがいつも探している途中で我慢出来ずにペニスを扱いて射精してしまう。
(コツを掴まないとな……)
金曜の学校帰り、潤は買ってもらった携帯電話で木村にメールをした。
『日曜、空けといて。追伸:身体キレイにしとけよ―潤』
そして次に佐々木にもメールをする。
『先生、一人暮らしだよね? 日曜遊びに行ってもいい?―潤』
すると、直ぐに返事が来た。
『日曜は彼女が来るんだけど……土曜じゃダメかな?―佐々木』
その返信メールを見た潤が眉をひそめて舌打ちをした。
『土曜はお兄ちゃんの練習を見にいくからダメ。彼女、別の時にしてくれない? じゃないと当分先生と遊んであげないよ―潤』
高校に入った久耶は野球部に入部した。その練習が土曜にあるので、潤としては見に行かない訳にはいかなかった。
潤の絶対的な我儘ぶりは、佐々木の心を熱く溶かす。
佐々木の彼女はどちらかというと佐々木に従順なごく普通の女だった。
本来、佐々木の欲しかったものはこうであったのかもしれないと思う程、命令され、振り回される事に官能すら感じた。
ピローン、と佐々木の返信メールがすぐさま届いた。
『分かった。日曜は空けておくよ―佐々木』
これでようやく玩具と家が手に入ったと潤は微笑んだ。
土曜になると、潤は張り切って髪型を整え、古着屋で買った味のあるTシャツと、その上に薄いピンクのシャツを羽織った。
下は細身のウォッシュ加工してあるジーンズを履き、濃い紫色のコンバースを履いて家を出て行った。
中学に入って初めて久耶の高校へ出向くので少し緊張する。潤は久耶の弟が可愛いと思って貰えるように気を使った。
家から電車に乗って15分の場所に久耶の高校はあった。それはとても大きく広い高校だった。
門を抜けると遠くから若い男たちの声が聞こえてくる。耳を澄ますと至る所で皆それぞれ練習をしているようだった。
グランドに着くと、驚く程多くの人が練習の様子を見に来ていて潤は驚いた。
ピッチャーの久耶はグランドの真ん中でボールを物凄いスピードで投げていた。それを打つのが難しいバッターは空振りやファールを繰り返す。その度に練習を見に来ている女の子たちから黄色い歓声が湧き上がった。
「神谷くん、かっこいい~」
「ね~」
そんな声が聞こえてきて潤はドキリとした。久耶目当てで来た女の子たちに一抹の不安を覚える。
練習試合が一旦終わると、立ち上がった潤は急いで久耶の元へ駆け寄ろうとした。
だが、グランドのベンチに座っていた見た事もない女が急に久耶の元にタオルを持って話かけたのが目に飛び込んだ。
その女と久耶は何だか親密に話をしているように見える。そして水筒まで持ち出した女はいそいそとまるで女房のように久耶にそれを飲ませる。
女は一応全員にも同じように世話を焼いていたが、明らかに久耶に対して過剰に可愛らしく振舞っていた。
(あの女……)
イラつく潤が久耶の元へ近づくと、それに気付いた久耶が驚いて話かけてきた。
「潤! どうしたんだ?」
「どうしたって、練習見に来たんだよっ」
会話をする潤たちを見た周りの学生たちが表情を明るくして近づいてきた。
「え? 誰誰? もしかして神谷の弟!?」
潤は天使の笑顔で皆に少し恥ずかしそうに挨拶をした。
「初めまして。僕、弟のジュンです。お兄ちゃん…あっ…兄がお世話になってますっ」
潤はわざと間違えたのも計算済みだった。こうして相手の母性本能のようなものをくすぐってやる。
案の定、男たちはデレっとした表情になっていった。
「弟、かっわいいなぁ。うちにも欲しいよ、こういう弟!」
口々にそう言う男たちに囲まれて潤は恥ずかしそうにモジモジとするが、胸の中では足を広げて立ち、腰に両手を当てて誇らしげに天を向いていた。
(どう!? お兄ちゃん! 僕、可愛いって!!)
「また見においでよ。そしたらうちの部にアイドルが二人になって華やかだ」
その言葉で潤の目が座った。
(二人……だと?)
その言葉を言った男の視線の先には、久耶に笑いかける先程の女がいた。
「うちのマネージャーで我らがアイドルの伊藤アキちゃん」
潤は思わずそう言った男を蹴り倒しそうになったが、気持ちを抑えながらその女に近づく。
「初めまして、伊藤アキですっ。わああ! 久耶くんの弟さん、本当可愛いっ」
女は間近で見るとなかなか可愛かった。そして潤に向かって男ウケのしそうな可愛い笑顔を作った。端から女に興味のない潤にはその攻撃は無効だ。
そして、潤の視線は女の胸元に釘付けになった。
(きょ……巨乳……手強いな)
当の久耶はいつもと変わらぬ無表情で汗を拭っていた。
<<前へ 次へ>>
日曜の嵐の前に敵と遭遇!(笑)
敵はオッパイ!どうする、潤!?ヾ(ーー )ォィ
*BL小説ランキング、1クリック10Ptの投票です。(1日1回有効)
ソォーッ[グランド]д・) クリックシテクレタラ、ボク、ウレシーデス・・ボク、ジュンデス・・
こやつ↑↑がクリック対象ブツです。
携帯からはこちら⇒BL小説ランキング
*一番下へスクロールし、「PC向けのページ」を押すとポチ画面に出ます。
そしてサブカテ「BL小説」を選び「決定」を押すと、投票が反映されます。お手数かけてすみません。
★拍手コメントのお返事はボタンを押して頂いた拍手ページ内に致します。
拍手秘コメの場合は普通コメント欄にてお返事致します。
バイブはまだ太過ぎて入らなかったが、細めのディルドなら入れられるようになった。
ネットでよく目にした「アナニ―」というものを懸命にノートにメモを取り試してみた。だが、よく書かれている「ドライ・オーガズム」と「トコロテン」というものは未だ未知の領域だった。
女性がイク時の何倍も気持ちがいいという話も書かれていて、好奇心旺盛の潤は懸命にその前立腺辺りを探していた。
だがいつも探している途中で我慢出来ずにペニスを扱いて射精してしまう。
(コツを掴まないとな……)
金曜の学校帰り、潤は買ってもらった携帯電話で木村にメールをした。
『日曜、空けといて。追伸:身体キレイにしとけよ―潤』
そして次に佐々木にもメールをする。
『先生、一人暮らしだよね? 日曜遊びに行ってもいい?―潤』
すると、直ぐに返事が来た。
『日曜は彼女が来るんだけど……土曜じゃダメかな?―佐々木』
その返信メールを見た潤が眉をひそめて舌打ちをした。
『土曜はお兄ちゃんの練習を見にいくからダメ。彼女、別の時にしてくれない? じゃないと当分先生と遊んであげないよ―潤』
高校に入った久耶は野球部に入部した。その練習が土曜にあるので、潤としては見に行かない訳にはいかなかった。
潤の絶対的な我儘ぶりは、佐々木の心を熱く溶かす。
佐々木の彼女はどちらかというと佐々木に従順なごく普通の女だった。
本来、佐々木の欲しかったものはこうであったのかもしれないと思う程、命令され、振り回される事に官能すら感じた。
ピローン、と佐々木の返信メールがすぐさま届いた。
『分かった。日曜は空けておくよ―佐々木』
これでようやく玩具と家が手に入ったと潤は微笑んだ。
土曜になると、潤は張り切って髪型を整え、古着屋で買った味のあるTシャツと、その上に薄いピンクのシャツを羽織った。
下は細身のウォッシュ加工してあるジーンズを履き、濃い紫色のコンバースを履いて家を出て行った。
中学に入って初めて久耶の高校へ出向くので少し緊張する。潤は久耶の弟が可愛いと思って貰えるように気を使った。
家から電車に乗って15分の場所に久耶の高校はあった。それはとても大きく広い高校だった。
門を抜けると遠くから若い男たちの声が聞こえてくる。耳を澄ますと至る所で皆それぞれ練習をしているようだった。
グランドに着くと、驚く程多くの人が練習の様子を見に来ていて潤は驚いた。
ピッチャーの久耶はグランドの真ん中でボールを物凄いスピードで投げていた。それを打つのが難しいバッターは空振りやファールを繰り返す。その度に練習を見に来ている女の子たちから黄色い歓声が湧き上がった。
「神谷くん、かっこいい~」
「ね~」
そんな声が聞こえてきて潤はドキリとした。久耶目当てで来た女の子たちに一抹の不安を覚える。
練習試合が一旦終わると、立ち上がった潤は急いで久耶の元へ駆け寄ろうとした。
だが、グランドのベンチに座っていた見た事もない女が急に久耶の元にタオルを持って話かけたのが目に飛び込んだ。
その女と久耶は何だか親密に話をしているように見える。そして水筒まで持ち出した女はいそいそとまるで女房のように久耶にそれを飲ませる。
女は一応全員にも同じように世話を焼いていたが、明らかに久耶に対して過剰に可愛らしく振舞っていた。
(あの女……)
イラつく潤が久耶の元へ近づくと、それに気付いた久耶が驚いて話かけてきた。
「潤! どうしたんだ?」
「どうしたって、練習見に来たんだよっ」
会話をする潤たちを見た周りの学生たちが表情を明るくして近づいてきた。
「え? 誰誰? もしかして神谷の弟!?」
潤は天使の笑顔で皆に少し恥ずかしそうに挨拶をした。
「初めまして。僕、弟のジュンです。お兄ちゃん…あっ…兄がお世話になってますっ」
潤はわざと間違えたのも計算済みだった。こうして相手の母性本能のようなものをくすぐってやる。
案の定、男たちはデレっとした表情になっていった。
「弟、かっわいいなぁ。うちにも欲しいよ、こういう弟!」
口々にそう言う男たちに囲まれて潤は恥ずかしそうにモジモジとするが、胸の中では足を広げて立ち、腰に両手を当てて誇らしげに天を向いていた。
(どう!? お兄ちゃん! 僕、可愛いって!!)
「また見においでよ。そしたらうちの部にアイドルが二人になって華やかだ」
その言葉で潤の目が座った。
(二人……だと?)
その言葉を言った男の視線の先には、久耶に笑いかける先程の女がいた。
「うちのマネージャーで我らがアイドルの伊藤アキちゃん」
潤は思わずそう言った男を蹴り倒しそうになったが、気持ちを抑えながらその女に近づく。
「初めまして、伊藤アキですっ。わああ! 久耶くんの弟さん、本当可愛いっ」
女は間近で見るとなかなか可愛かった。そして潤に向かって男ウケのしそうな可愛い笑顔を作った。端から女に興味のない潤にはその攻撃は無効だ。
そして、潤の視線は女の胸元に釘付けになった。
(きょ……巨乳……手強いな)
当の久耶はいつもと変わらぬ無表情で汗を拭っていた。
<<前へ 次へ>>
日曜の嵐の前に敵と遭遇!(笑)
敵はオッパイ!どうする、潤!?ヾ(ーー )ォィ
*BL小説ランキング、1クリック10Ptの投票です。(1日1回有効)
ソォーッ[グランド]д・) クリックシテクレタラ、ボク、ウレシーデス・・ボク、ジュンデス・・
こやつ↑↑がクリック対象ブツです。
携帯からはこちら⇒BL小説ランキング
*一番下へスクロールし、「PC向けのページ」を押すとポチ画面に出ます。
そしてサブカテ「BL小説」を選び「決定」を押すと、投票が反映されます。お手数かけてすみません。
★拍手コメントのお返事はボタンを押して頂いた拍手ページ内に致します。
拍手秘コメの場合は普通コメント欄にてお返事致します。
| ホーム |
コメント
あはは!そうなんですよ!生意気に彼女なんかいて!!
そして潤に蹴散らかされた(笑)
確かに潤のせいで彼女との関係がなんだか怪しくなってきた!?
> そうそう、従順な女なんて合わないんじゃない?強気我儘な女王様じゃないと!
> 木村クンも呼び出されて・・・。
> 何をやらかす気(@@)
そうですよね~。もう女王様の味を知ってしまった佐々木には
従順な女ではもの足りないハズ!
命令が欲しい!冷たくされたい!(笑)それがショタボーイなら尚更興奮という(笑)
日曜に一体何をする気なのか…恐ろしや、潤ボーイ…。
> 初めての高校訪問にドキドキする潤くんにほのぼのしていたら・・・。
> うわー強敵だ!
> 巨乳イイよねえ。おっきくってやーわらかくって・・・うふふ・・・←どっかへ行ってしまった
バンバンヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
かやさんが巨乳の星に行ってしまわれた~(笑)
( 」゚Д゚)」オーイ!
> どうする~?潤くん!
> でも、侍兄ちゃんは我関せずと無表情(笑)
> 微乳好きかも~?
バンバンヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
兄ちゃん、微乳好き疑惑が!!!(笑)
ちょっと兄ちゃんの女性の好みが知りたいですww
果たして小悪魔vs巨乳の勝敗は!(笑)
コメントどうもありがとうございました
> 腰に手を当てて(どう!? お兄ちゃん! 僕、可愛いって!!)って得意満面だったのに、でかパイ登場!
> ところが、侍にいいちゃん、全く持ってナニにも動じていない様子!!
> アヒャヒャヘ(゚∀゚*)ノヽ(*゚∀゚)ノアヒャヒャ
> そこはかとなく可笑しかったのが、机叩いて笑う展開になってきました~~。
得意満面に仰け反っていたのに強敵の巨乳ちゃん登場です(笑)
兄ちゃんは一体何が起こっているなんて知りもしません~♪
ああ!アドさんのバンバン、頂けて嬉しいですー!(≧∀≦)
> あ、そうですアニメは中2の観覧順に私も見せられるのです(笑)明日の「薄桜鬼2」も楽しみにしているらしい…。
あはは!いいですねー!そんな親子関係私も築きたいです(笑)
まだ親子とかっていう話のレベルに達しませんが_| ̄|○ ガクッ
おお!薄桜鬼、まだ観てないフトドキモノなんです…。
咎狗の血もやりますね(〃∇〃)
コメントどうもありがとうございました
そうそう、従順な女なんて合わないんじゃない?強気我儘な女王様じゃないと!
木村クンも呼び出されて・・・。
何をやらかす気(@@)
初めての高校訪問にドキドキする潤くんにほのぼのしていたら・・・。
うわー強敵だ!
巨乳イイよねえ。おっきくってやーわらかくって・・・うふふ・・・←どっかへ行ってしまった
どうする~?潤くん!
でも、侍兄ちゃんは我関せずと無表情(笑)
微乳好きかも~?
腰に手を当てて(どう!? お兄ちゃん! 僕、可愛いって!!)って得意満面だったのに、でかパイ登場!
ところが、侍にいいちゃん、全く持ってナニにも動じていない様子!!
アヒャヒャヘ(゚∀゚*)ノヽ(*゚∀゚)ノアヒャヒャ
そこはかとなく可笑しかったのが、机叩いて笑う展開になってきました~~。
あ、そうですアニメは中2の観覧順に私も見せられるのです(笑)明日の「薄桜鬼2」も楽しみにしているらしい…。
> そうそう、コツを掴まないとねw
> 下僕2人のセッティングも完了して(Σ(゚д゚;) ヌオォ!佐々木に彼女が!w)準備万端☆
あはは!攻略(笑)バンバンヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
確かに一つ一つ使いこなさないとだね!?(笑)
そして自分の未知なる部分の攻略も…( ̄ー ̄)ニヤ...
うはは!セッティングして何やら企んでます!
そうなの。佐々木に彼女が^^;
でも彼女を追い払う潤(笑)
何て強気何だ(笑)
> しかーし!事件は会議室…じゃなかった(爆)兄の高校で起こった!!
> 侍兄の強硬なシールド(笑)を破ろうと企む柔らかな魔の手www
> こ、これは強敵だー!潤くんどーする!?
> 胸詰めて女装しちゃう!?ヾ(-ω-;)ヤメナサイ
あはは!事件は兄の高校で起った!!
きっと女装したら自分にダメージ喰らっちゃうんじゃないかな(笑)
強敵にどう立ち向かうか!!
あ…ちょっと笑いがこみあげて来た…プー!(*≧m≦)=3
潤の作戦を暖かく見守ってやって下さいまし!!
> 自分の目が届かない所で何かが進行してるなんて、しかもそれが他でもない兄に関することだったら、小悪魔たんにとったら気が気じゃないはず(ΦωΦ)ふふふ・・・・
> これは早々に手を打つ必要がありそうだね?(☆Д☆)キラリーン♪
本当!恐らく潤はある意味危機感を覚えたと思うよ!!
兄がモテるからと言っても実際に見て実感するとまた違うもんね♪
それに男は巨乳が好きだと思いこんでいる潤(笑)
どうするか!
> あ、今回はグラウンドからだわ(・m・ )クスッ
あは♪気付いてくれてありがとうヽ(゚∀゚)ノパッ
今回はグランドからソォーッと覗いてます(笑)
コメントどうもありがとうございました
そうそう、コツを掴まないとねw
下僕2人のセッティングも完了して(Σ(゚д゚;) ヌオォ!佐々木に彼女が!w)準備万端☆
しかーし!事件は会議室…じゃなかった(爆)兄の高校で起こった!!
侍兄の強硬なシールド(笑)を破ろうと企む柔らかな魔の手www
こ、これは強敵だー!潤くんどーする!?
胸詰めて女装しちゃう!?ヾ(-ω-;)ヤメナサイ
自分の目が届かない所で何かが進行してるなんて、しかもそれが他でもない兄に関することだったら、小悪魔たんにとったら気が気じゃないはず(ΦωΦ)ふふふ・・・・
これは早々に手を打つ必要がありそうだね?(☆Д☆)キラリーン♪
あ、今回はグラウンドからだわ(・m・ )クスッ
コメント