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万華鏡-江戸に咲く-28

☆18禁です。

「先生ッ・・おろしてッ」
 軽々と美月を持ち上げると敷いてある布団の上に押し付けるようにして組み敷いた。
「ふっ・・んんッ・・んっ」
 抱月は荒々しく美月の舌を絡め犯しながら美月の着物を引き剥がしていく。嫌がる美月の抵抗も空しく、あっと言う間に帯で腕を後で縛り上げられた。抗っている間にも、下着だけは現代のボクサーパンツを履いている美月だったがそれも剥ぎ取られると、抱月は立ち上がり、代わりにタンスから赤くて長い布と紐を持って来た。

「何ソレ・・」
 下半身を露にされた美月は薄暗いとはいえ、はっきりと見えてしまう恥ずかしさに少しでも体を隠そうと捩りながら不安気に聞く。
「褌だよ。お前には白より赤の方が似合うと思ってね。」
 仰向けに寝転がる美月の腰を掴むと、少し浮かすようにしてグルグルと起用に赤い褌を巻きつけていく。だが、妙な事に尻の谷に沿うはずの布はまるでそこを避けるようにして、腰と足の付け根を巻いていく。まるで双丘が強調されるように見える縛り方だ。元々肉付きが良く色白の美月の尻はその布によってさらに、見るものを欲情させる様にいやらしくなった。
「先生っ・・何か変な巻き方してるよ!俺、褌とかしないからいいって!」
「黙って。」
 美月はいつもの抱月の温和な雰囲気が無い事に一抹の不安を感じていた。それ故に強く反抗も出来ないでいる。
 布は素早く前の性器にも巻きつけられた。竿の根本はギュッとしっかり縛られているため、少しキツイが、まだ大きくなっていない性器は我慢が出来ている。更に細く赤い別の紐で、その下の二袋は起用に左右に分かれるように縛られた。

「可愛いよ。美月・・」
 立ち上がって見下ろした抱月の笑みはゾクリとする程鋭く、冷徹なサド気の混じるものだった。
抱月は桶に水を張り、手ぬぐいを用意して引き出しから何やら塗り薬のようなものを取り出すと、それを美月のペニスから袋、後孔にまで塗りたくった。ヌルヌルと塗られるその感触に、美月の竿はあっという間に大きく立ち上がった。布がギュッと締め付けて痛みと苦しみが襲う。
「うッ・・先生・・あそこが痛いよ・・外して」
 抱月は口角を上げると自分のペニスにも同様に塗り薬を塗り込んだ。そのまま美月のペニスを一緒に重ねて扱くと、快楽が襲ってくる。
「あっ・・あっ・・」
クチュクチュと卑猥な音と抱月の見下ろす鋭い目線が美月の身体を熱くさせていく。美月はだんだんと自分の性器にジンジンとした熱さとヒリヒリする感覚に襲われてきた。抱月は美月の乳首にも塗り薬を塗ると、神経の集まる性感帯が全て熱を持つ。
「あぁ・・何か熱いよ・・先生・・やだ・・」
「これは女悦膏の最新のものだ。即効性が強いがヒリヒリするだろう?これは一種の毒の作用なんだ。だから一旦荒い落とす。」

(毒?!)

美月はギョッとしたが、同じものを抱月も塗っているので少し安心した。抱月は桶にある水で手拭を塗らすと薬を拭い取った。すると、先ほどよりも塗られた箇所が熱く熱を持ち、皮膚の内側から疼きが湧いてきた。
 抱月は顔を赤らめて困るような表情の美月を嬉しそうにニヤリと笑って見ると、袖口から小さな巾着を取り出し、中から丸薬を一粒取り出して口に含ませた。抱月はそのまま美月の口内へ舌で怪しげな丸薬を押し入れると、美月が驚いている間にスルリと喉下を通っていった。

「カハッ・・んっ・・先生ッ何飲ませたんですかッ!? 」
「ん?美月が気持ちよくなれるように阿芙蓉(あふよう)やジャコウの入っている薬を飲ませた。」

(アヘン?! まさかっ・・)

「何で・・こんな事するんですか!?腕・・解いて下さいっ」
 淡々と説明をしていた冷たい表情の抱月が覆いかぶさってきた。その瞳は怒りにも似た嫉妬の炎で揺らめき立っている。
「解かない。美月、夜と一体何してきたんだ?ん?言ってみろ。」
 頭がぼーっとし出した。縛られて苦しそうな美月の性器の先からはタラタラと涙のような透明の雫が垂れてきている。薬を塗られた箇所がいつもよりも敏感に感じる筈だと分かっているのに、抱月は一切触れようとしない。触れられてもいないのに、胸の蕾もすっかり立ち上がり朱色に熟れて今にもピクピクと動き出しそうだ。後穴の入り口は、その熱で溶けてしまいそうな程、触りもしないのに筋肉が弛緩していくようだった。
「どうした、美月。そんなもの欲しそうな目で見て。息も荒いぞ?夜と何をしてきたか言ったら触ってやる。」

 気持ちの入った行為をしてきた美月は、それ故に簡単には言えないでいた。気恥ずかしさと、どこかで抱月にも惹かれている自分が、それを拒否していた。
 見兼ねた抱月が美月の口内を犯し始めた。美月は先ほどの夜との甘い口付けを思い出してしまう。

(どうしよう・・今日は・・嫌だ!)

「んッ・・や・・・イヤ・・」
 抱月の動きが止まった。
「嫌と言ったか?」
 見えない抱月の内なる表情が怒りで震えているのが見える。
「あ・・ごめ・・先生。でも今日は・・イヤ・・なんだ」

「夜との情事で心を奪われたか?だから俺に触られるのが嫌なのか?」
 初めて自分を俺と呼んだ抱月は既に感情に激しかった頃の面影を呼び覚ましているようだった。
 美月は抱月に指摘された言葉を否めないでいたが、抱月が言うような簡単な感情では無かった。抱月に触れられるのはイヤだけど、嫌ではない。上手く伝える術もなく、泣きそうな顔をしていると抱月は先ほどの塗り薬を薄く指に塗り、美月の後孔の奥へ、丁度前立腺辺りに塗りつけてきた。
「ひゃあっ・・あっ・・あぅ」
 突然の細い侵入者に後の入り口はそれに抱きつくようにヒクンヒクンと締め付けた。

「ん?・・お前、夜としてないのか?」
 意外と驚きの混じる目で見下ろしてくる。
「う・・んっ・・してない・・です。夜が・・あっ・・無理するなって・・あッ」
「無理するな・・って事は、お前は求めたんだな・・。」
 抱月の瞳が悲しみと怒りを湛え、口元に薄い笑みを浮かべた。低く鋭い声が胸に突き刺さる。
「ごめ・・なさ・・でも、俺だけイっちゃって・・んっ・・悪いと思って」
 抱月は指を抜いて美月には触れず、美月の下肢の間に膝立ちをすると、自分の大きくそそり立つ性器を見せ付けるようにして上からただ眺めた。
「ほぅ。あいつにイかされたのか。どうやって?言えば少し触ってやる。もうキツイだろう?」
 さっきは自分から触るなと言っておきながら、美月の身体は抱月の愛撫を激しく欲しているのは一目瞭然だった。胸の尖りの疼きは前立腺内部へと直結し、腰のうねる衝動を抑えるのに必死だった。その上抱月の鋭い目線が一つ一つの性感帯を隈なく視姦していく。鈴口からの液体はタラタラと流れ落ちて赤い布に濃い染みを作っていく。
「あっ・・ふ・・ぅん・・んんっ・・や・・あ」
 抱月は赤い褌をギュッと握り引き締めた。
「やあッ・・あ・・やめてっ・・キツいッ」
 美月の性器に血管が浮き出る。だんだんと赤く腫れぼったくなっていっているようだった。

「夜の事が好きか?」
 抱月は一本の丸い清楚でシンプルなかんざしを取り出した。




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Kさま・・今回からリクエスト章始まりました。
ご期待に答えられているかはわかりませんが、
これから3日間くらい先生の攻めですw
でもなにせ、江戸時代ですからいい道具があまり無くて(爆)


ポチして頂けたら嬉しいですO(≧∀≦)O
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