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それから5話

☆18禁です。


 直接伝わる内部の熱と刺激はこの上なく甘美で淳平の下半身は溶けてしまいそうだった。
 ズチャとペニスを引いてやると、丁度弘夢の敏感な位置に当たったようでビクンと大きく体が跳ねた。
「ここ?」
 淳平は確かめるように聞く。
「そ・・そこっ・・そこぉ」
 弘夢は余りの気持ちよさに自然と涙腺が緩み、目じりから涙が落ちる。
「弘夢、見てみろよ。やっと一つになれてる。」
 グイっと腰を持ち上げて上から見えるようにペニスを入れてやる。
「ああっ、ああっん、刺さってるよぉ、淳平の!」

 輪をかけるように上から腰をしならせて前立腺付近を集中的に突いてやると淳平の腕に爪を立てて顔を左右に振りながら善がる。
「ああああんんッ・・ダメッ・・イっちゃう!イっちゃうからぁあんっ」
 淳平にグイッと顎を掴まれ、顔を正面に向かされた。弘夢は淳平に視線を合わせる。
「弘夢っ!イク顔見せろっ」
 
 淳平は獣のように激しく、獲物にとどめをさしているような顔でペニスを挿し込む。
 弘夢は腰から太ももの内側にかけてガクガクと痙攣が始まった。
「い・・あああんっ!イクぅぅぅッんん、じゅんぺぇぇぇ!!」
 弘夢の射精直前の泣きそうな顔を見た瞬間に淳平は中に熱い体液を放った。
「んんンッ!ひろッ・・む!」
 弘夢は触りもしない性器から白濁の液体を飛ばして射精し、意識が落ちていく。
 淳平はその間にも、幾度も止まらない射精を弘夢の最奥へ打ち込んだ。
 弘夢の後孔内部からは快楽が次々と襲ってきているようで、前で射精しても尚、体中がピクピクっと痙攣を起こしていた。
 淳平は弘夢の痙攣の治まらない体の上に重なるように倒れこんだが、弘夢は既に意識を飛ばしていた。

「ん・・」
「起きたか?弘夢」
「あれ・・俺・・」
「お前、意識飛ばしただろ。飛ばしててもずっと痙攣しっぱなしだったぞ」
 確かに未だふわふわと気持ちのいい快感の余韻が残っている。
「だって、淳平があんまり凄いから。俺を食い殺しそうな顔を見たら、そうなっちゃった」
 蕩けた顔で淳平を見る。
 そんな弘夢の顔を見て、淳平は思わず弘夢の赤みの差した妖艶な唇に吸い付いた。
「んんっ・・」

 唇を離した淳平はタバコに火を付けて煙を弘夢とは反対方向に吐き出す。弘夢は淳平の胸元に顔を乗せ、ぴっとりと寄り添って寝ている。
「なぁ、メールは見たんだよな?」
 ピクっと弘夢の身体が反応したのを感じ取った。
「あ、ああ。見た。だが、携帯を壊しちゃって・・連絡も取れなくてさ。」
「そうか・・」
 再び煙を吐き出す。

「ねぇ、どうして結婚したの?」
 その質問からお互いの気持ちのすれ違いや思い込み、勘違いなどが徐々に露呈されるにつれ、その愚かさに後悔の気持ちが襲ってきた。
 だが、それも含めて今一緒にいる互いの存在がより一層愛おしくも感じられ、奇跡に近い感動で全てが受け止められる気がした。

「そう、だったのか」
 淳平は弘夢を強く抱きしめた。
「なぁ、淳平、もう一度抱いてくれよ」
 弘夢が懇願するように擦り寄ってくる。
「でもお前身体に負担だろ」
「平気だから、お願い・・」
 これからは会いたい時にいつでも会えるというのに、何て可愛いのだと再び淳平は10代に戻ったかのような下半身の滾りを見せた。

 それからは3度も弘夢の中で射精をした。
愛おしいこの男の中では幾らでも続けられると思うほどに、それは病的で狂気にも似た愛情だった。

 そして弘夢は悲しい思いで胸が潰れかけていた。



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二人の出会い、第一部からはこちらをご覧下さい(別窓)→「すれ違った後に」弘夢(1)


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