05/15/2010(Sat)
それから9話
☆軽い排泄シーンがございます。苦手な方は閲覧にご注意下さい。
(もうダメだ!!)
恐怖で既に腰の抜けている弘夢は思わず目を瞑ってしまった。
「ォグッ」というくぐもった声と鈍い音、そしてドサリと倒れる人の音に恐る恐る目を開くと、そこには腹を押さえて苦しそうにもがく笹島と、それを針のような鋭利な視線を突き刺す男が立っているのが見えた。
「これだから。バカは手が早くて困る。」
男は懐からペンのようなものと高級そうなハンカチを出すと、それを笹島の首に当てた。その時だった。
笹島の目が2倍以上に見開き、凄まじい声を出した瞬間、男は持っていたハンカチを笹島の口に当てて声を押し殺した。
「ぐがぁああああ」
「痛いでしょ。これは痴漢撃退用のスタンガン、何て可愛いものじゃないからね。」
笹島の身体が突っ張るように跳ね、首やコメカミにも青筋が立っている。
「拷問用の特注品なんだ」
ふふっと笑いながら艶かしい言葉で相手を蕩けさせるような甘い声で笹島の耳元に囁く。
笹島は恐怖で脂汗が額に浮き出てくる。
「ふふふ。怖いの?じゃ、大人しく話しを聞いてくれる?」
笹島はコクコクと壊れた人形のように頷く。
「じゃあ弘夢くんから一切手を引いてくれないかな?」
(え・・?)
笹島は男の思わぬ言葉に反抗的な視線を向ける。
その瞬間に再び全身の血管を針が駆け巡るような激痛が走った。
「んぐぅううううううッ!!」
「そんな目で私を見るなよ。・・・殺したくなる。」
(こい・・つ、本気だ・・!)
笹島の本能が得体の知れない相手の本気の殺意を感じ取った。射すくめられた笹島に植え付けられる恐怖は身体を底から小刻みに震わせていた。
「らずげ・・で」
「あははっ。舌まで痺れちゃったんだ。じゃあ本題だ。今から私は君から弘夢くんを買う。弘夢くんは私の所有物となる。彼に手を出したら・・そうだな。臓器提供者にでもなってもらうよ。君の家族も全員ね。」
笹島の顔が青ざめた。
「快くこの取引を受けて貰えるならそれなりの謝礼金も出すからね。分かって貰えたかい?」
既に二択の答えは決まっている。伏し目がちに震えながら笹島が頷くのを確認すると、爽やかな笑顔を向けて一枚の 名刺を差し出した。
「では契約成立だ。ありがとう。これは私の名刺だ。明日君の口座に1億振り込まれる。」
そう言い残すと男は弘夢を抱き上げて自分の車へと歩いて去った。
ふと最後目に映った笹島は地面に額を付けたまま小刻みに震えていたままだった。
笹島の下半身は恐怖と激痛による失禁でびっしょりと濡れていた。
<<前へ 次へ>>
★「それから」は「すれ違った後に(全10話)」の続編です。
本当に軽めですが、大丈夫でしたでしょうか?
第二部・・痛めのシーンが多いですがキツかったら飛ばして
下さいね~><!
むしろ来いや~!
という勇敢な方は是非
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(もうダメだ!!)
恐怖で既に腰の抜けている弘夢は思わず目を瞑ってしまった。
「ォグッ」というくぐもった声と鈍い音、そしてドサリと倒れる人の音に恐る恐る目を開くと、そこには腹を押さえて苦しそうにもがく笹島と、それを針のような鋭利な視線を突き刺す男が立っているのが見えた。
「これだから。バカは手が早くて困る。」
男は懐からペンのようなものと高級そうなハンカチを出すと、それを笹島の首に当てた。その時だった。
笹島の目が2倍以上に見開き、凄まじい声を出した瞬間、男は持っていたハンカチを笹島の口に当てて声を押し殺した。
「ぐがぁああああ」
「痛いでしょ。これは痴漢撃退用のスタンガン、何て可愛いものじゃないからね。」
笹島の身体が突っ張るように跳ね、首やコメカミにも青筋が立っている。
「拷問用の特注品なんだ」
ふふっと笑いながら艶かしい言葉で相手を蕩けさせるような甘い声で笹島の耳元に囁く。
笹島は恐怖で脂汗が額に浮き出てくる。
「ふふふ。怖いの?じゃ、大人しく話しを聞いてくれる?」
笹島はコクコクと壊れた人形のように頷く。
「じゃあ弘夢くんから一切手を引いてくれないかな?」
(え・・?)
笹島は男の思わぬ言葉に反抗的な視線を向ける。
その瞬間に再び全身の血管を針が駆け巡るような激痛が走った。
「んぐぅううううううッ!!」
「そんな目で私を見るなよ。・・・殺したくなる。」
(こい・・つ、本気だ・・!)
笹島の本能が得体の知れない相手の本気の殺意を感じ取った。射すくめられた笹島に植え付けられる恐怖は身体を底から小刻みに震わせていた。
「らずげ・・で」
「あははっ。舌まで痺れちゃったんだ。じゃあ本題だ。今から私は君から弘夢くんを買う。弘夢くんは私の所有物となる。彼に手を出したら・・そうだな。臓器提供者にでもなってもらうよ。君の家族も全員ね。」
笹島の顔が青ざめた。
「快くこの取引を受けて貰えるならそれなりの謝礼金も出すからね。分かって貰えたかい?」
既に二択の答えは決まっている。伏し目がちに震えながら笹島が頷くのを確認すると、爽やかな笑顔を向けて一枚の 名刺を差し出した。
「では契約成立だ。ありがとう。これは私の名刺だ。明日君の口座に1億振り込まれる。」
そう言い残すと男は弘夢を抱き上げて自分の車へと歩いて去った。
ふと最後目に映った笹島は地面に額を付けたまま小刻みに震えていたままだった。
笹島の下半身は恐怖と激痛による失禁でびっしょりと濡れていた。
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★「それから」は「すれ違った後に(全10話)」の続編です。
本当に軽めですが、大丈夫でしたでしょうか?
第二部・・痛めのシーンが多いですがキツかったら飛ばして
下さいね~><!
むしろ来いや~!
という勇敢な方は是非
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コメント
> 木戸さんこわーい(>_<)
(`・ω・´)ノ ァィ! 生粋のドSです!怖いです、相手によっては容赦しませんから^^;
> 次に笹島が弘夢くん狙ったら殺されちゃいますね!
はい。確実に殺します^^(怖いって!)
> しかし一億円ってスゴイです!
> ますます木戸さんって何者だー!
一億円という額は脅しの額でもあります。それだけお前の事を一生見張っている、弘夢に近づかなければ軽く一億ぐらい出せるという力の誇示の意もあります。ほんと、何物・・--;
> 弘夢くんがますます大変なことになりそうですね!
> 続き楽しみにしております
はい。あと少しキツイ感じで、その後ストーリーが展開されていくのでもうしばらく20禁のご辛抱を・・m(_;)m
続き楽しみと言って下さって嬉しいです!!頑張ります!
コメントどうもありがとうございました
次に笹島が弘夢くん狙ったら殺されちゃいますね!
しかし一億円ってスゴイです!
ますます木戸さんって何者だー!
弘夢くんがますます大変なことになりそうですね!
続き楽しみにしております
コメント