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小悪魔な弟 9話

☆18禁です

「あれ? お兄ちゃんのオチンチン、ちょっとおっきくなってない!?」
 その言葉に慌てた久耶がくるりと向きを変えて隠す。
「そ、それは、お前が変な事をするからッ……仕方ないだろう」
 そして潤は思い出した。久耶の自慰はこの場所で毎夜行われていることを。
「ね~ぇ、お兄ちゃんっ……見せてよー。オナニーィ」
「なっ……バカを言うなっ」
 久耶は恥ずかしがって顔も反対に向ける。
「だってー! どうやったら一番気持ちいいかお兄ちゃんの見て覚えたいんだもんっ。じゃないといつまでもお兄ちゃんの手でする事になるよ?」

(僕はそれでいいんだけど)

 久耶はふと考える様に動きを止めた。
 潤はスノコの上に四つん這いになり可愛い顔で久耶を後ろから覗きこむ。
「ねーぇ」
 まるでネコのように甘える声で誑(たぶら)かす。
「い……一回だけだからな。一度で覚えるんだぞ」
 その言葉に悪魔が勝利の女神を押し倒したのを確信して、潤はにやりと笑った。

 潤は子猫のようにヨチヨチと四つん這いで這って、久耶の広げる足の間に入り込んだ。
 久耶はたどたどしくボディソープを掌に出した。
「い、いいか、潤。兄ちゃんの場合は、まずこのようにボディソープを手に取る。大体半プッシュくらいでいい。ワンプッシュもいらない。勿体ないからな」
 こんなところまでエコな久耶だ。
「はいっ」
 潤も久耶に見習って同じように半プッシュボディソープを手に取った。
「これを使う事によって、股間を洗う役目と、気持ち良さを倍増させる相乗効果が期待できる」
「はいっ」
 まるで理科の実験でもするような口振りだ。
 いつもなら外を歩く人の気配を気にする久耶も、今は秘伝の奥義を伝授中につき、外の事などすっかり気にも留めていなかった。
 
 久耶はゆっくりと大きな手を自分の半勃ちになったペニスに沿わせ、上下にヌチュヌチュと音を立てて扱きだした。
 そのあまりに卑猥で夢の様な光景に潤は最初から猛スピードでグチュグチュと扱く。

(兄ちゃんがっ……兄ちゃんが自分でしてるっ)

「ハァハァ……」
 もう既にイきそうに息を荒げる潤に対して久耶は話しかける。
「潤、あまり激しくするとすぐにイっちゃうぞ? ゆっくりと力を調節して楽しむやり方もあるんだぞ」
「んんっ」
「兄ちゃんはここをこうするとイイんだ…お前はどうだ?」
 久耶はまるで研究者のような表情で真面目に自分の亀頭部分と裏筋を器用に指先だけで弄る。
 すると見た事のない少し恍惚とした顔を見せた。
 潤はもう我慢出来なかった。

「兄……ちゃんっ」
 潤にふと呼ばれて前を見ると、潤んだ瞳で頬を桜色に染めた弟が四つん這いで何とも色っぽい表情で声の出ない喘ぎをしていた。
 途端に不謹慎にもグンと久耶のペニスが手の中で大きくなる。
「兄ちゃんっ…僕、お尻の穴、洗うの忘れちゃってっ…兄ちゃん、洗ってっ」
 潤はあの教室で感じたアナルへの刺激が忘れられず、思わず久耶に可笑しな理由を付けて頼んだ。
「あとで自分でしろよ、何もこんな時に……」
「兄ちゃんっ…! お願いっ、一生のお願い! もう頼まないからっ」
 潤は久耶の前で四つん這いからエム字に開脚して全てを見せつける様にして座った。
 毛の一本も生えていない全て肌色の綺麗な股間は、余りに純潔でそれ故どこか卑猥だった。
 キュッと締まった小さな潤のアナルがヒクつく。

 何やら切迫した表情でこんなに頼む弟はあまり見た事のない久耶は、小さな弟の尻を洗ってやるなど造作も無い事だと思った。
 久耶は潤が生まれた時からおむつまで替えてやっていた。今更何の事は無いと常識を取っ払う。
 久耶は自分のペニスを扱きつつも腕を伸ばし、泡のついた指をヌルリと潤の尻の割れ目に滑らせた。
「ふっ……ぅんっ…はっ……んっ」
 思った以上に気持ち良くて潤は声を必死に抑える。

 久耶の長く形の良い指がヌルヌルと潤の尻の割れ目をなぞる。指先がアナルに当たる度にピクンと腰が浮く。
「も、もういいか?」
 久耶は指を離そうとするが、潤はそれを許さなかった。
「お兄ちゃん、ちゃんとお尻の穴もしてよっ! ちょっと指入れてさ」
「え!? 指を!?」
「そうだよ! 僕、綺麗好きだから自分でちゃんとそうやるもん!」
「そ、そうだったのか……それは、偉いな」
 潤は自分で嘘を言っておきながら緊張で小さな胸が高鳴った。
 久耶の指が潤のアナルを中心的にヌチュヌチュと突き始めた。

(あっ…あっ…入り…そうっ)

「兄ちゃんもっとっ…もう少し奥までっ」
 久耶は言われるがまま指をゆっくりと第一関節まで入れ込む。
「あぁ…ぁ…」
 潤は指だけなのに久耶に犯されているような気分になった。全身が粟立ち、小さく薄いピンク色の潤の乳首もツンと鋭利に尖る。
 そして何よりこの新感覚に酔いしれていた。まさかこんな場所がこんなにも気持ちがいいものだとは知らなかった。
 佐々木に舐められた感触の百倍は身体も勿論、心も気持ち良かった。



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兄ちゃん、どこまでもボケてます(笑)
指突っ込んで洗うと偉いんかいっ
半プッシュとか、この兄弟アホです!
そして何やかんやで潤ちゃん、思惑通り指入れてもらってます…

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00:00 | 小悪魔な弟 | comments (11) | trackbacks (0) | edit | page top↑

小悪魔な弟 8話

 家に帰ると夕方5時過ぎていた。潤にしては大分遅い。
「ただいま~」
 挨拶をすると奥から母親が顔を出して「おかえり、遅かったのね」と答えてきた。
「うーん、ちょっと遊んでて遅くなったー。お風呂入ってい?」
 玄関で靴を脱ぎっぱなしにサッサと廊下へ上がる。その靴を久耶はいつも帰宅すると自分の靴を直すついでに潤のも揃えてやるのが日課だ。
「あら、珍しいわね。こんな早くから。いいけど」
 勿論、どんな遊びをしてきたなんて言える訳がない。ちょっと気まずい気持ちで目を合わせない様にサッサと寝巻を用意して浴室へと飛びこんだ。
 
 潤は何だか身体中に佐々木の唾液が付いているようで早くに洗い流してしまいたかった。
 所々短パンにも潤のものとも佐々木のものとも言えない精液が付いている。
 急いで服を脱ぐと洗濯機の奥の方へと押し込んで浴室へと飛びこんだ。

 シャワーで一しきり洗い終えて湯船に浸かろうとしたが、まだ夕方でほんのり明るい。
 潤は外の風景を見たくて、潤は風呂場の窓を全開にした。
 浴室は道路に面しているが策があるので人がよじ登らない限りは中を見られる心配はない。そして湯船からは空しか見えない。ちょっとしたプチ露天風呂だ。
 潤は風呂場の明かりを消して、夕焼けの光のみを浴室から楽しんだ。

(気持ちいー……兄ちゃんと一緒にこんな風に空を眺めたいなぁ)

 その時、ガラリと勢いよく浴室のドアが開いて久耶が裸体で入って来た。残念な事に股間にはタオルが宛がわれていてそこだけ見えない。
 省エネ派の久耶は大体夜暗くなる前に電気を付けなくてもいいように風呂を済ます。
「にっ……兄ちゃんッ」
 驚いた潤はバシャリとお湯を波立たせた。
「うぉッ……潤!? お前入ってたのか? 明かり付いてなかったし、まさかお前がいると思わなくて……一緒にいいか?」
 潤は神様に願いを聞いて貰えたようで天にも昇る気持ちで嬉しくなった。

「うんっ! すごいんだよ、お兄ちゃん! 今ね、お兄ちゃんと一緒にお風呂入りたいなーって思ってたところだったの!」
 潤はバスタブの淵に顎を乗せて久耶の身体を下から眺める。
「ふーん。そうか。久し振りだもんな、一緒に入るの」
「うん!!」
 中学生とは思えない綺麗な筋肉の付き方は日頃の部屋でのトレーニングのせいか、それとも部活の影響か。浅黒い肌が余計に美しく筋肉を引き立てているように見える。
 そして長い手足と引き締まった臀部をじっくり見て、そしてタオルが外され、潤の目が久耶の股間に行った時に衝撃を覚えた。

「にっ……兄ちゃんッ……毛が生えてる!!」
「バカッ……デカい声で言うな! 窓空いてるんだろうが!」
 怒られても潤はそれどころではなかった。
 いつの間に兄の股間に毛がこんなにも生えていたのだろうか。
 潤の記憶では久耶も潤と同じようにツルツルだった事しか覚えていない。何だか大人になっていく久耶の身体に激しいときめきと羨望の眼差しを向けた。
 目線は依然その茂みからブラブラと揺れる大きなモノに釘付けだ。

「ねぇ、いつから生えたの?」
 久耶はシャワーの蛇口を捻り、温度を調節しながら椅子にドッカリと座って頭を洗いだした。
「んー、中1くらいかな」
 久耶は男らしく足を広げて座っている為、潤にとってはこれ以上の絶景はなかった。
 潤は湯船の中で勃ち上がった自分のペニスを揉みながら話しかける。久耶は丁度目を瞑って頭を洗っているので見たい放題だ。
「えー、じゃあ僕ももうすぐ生えるかなぁ……ハァハァ」
「んー、お前はもう少し遅いんじゃないか?」
 頭をガシャガシャと洗う震動で揺れる久耶のペニスが堪らない。荒くなる息遣いもシャワーの音が掻き消してくれる。
 だが、サッサと頭を洗い終えた久耶は、今度は身体を洗い始めた。そこで潤は思い立った。

「お兄ちゃんッ、僕が背中洗ってあげるッ」
 ザバッと湯船から立つと、勃った潤のペニスがビョンと勢いよく腹にぶつかった。それでも久耶が振り向くよりも早くに背後へと回り込み、泡のたっぷり付いたボディタオルを奪った。
「おお。悪ィな」
「ううん! 全然悪いくない! ありがとうッ」
「え?」
 興奮した潤はつい心の声を口に出すが、構わずそのガッチリとした背中を洗い始めた。

「お兄ちゃん、知ってた? 本当は肌には手で洗った方が一番いいんだってよ?」
「そうなのか?」
「うん! 今日は僕が手でやってあげる!」
 泡を手にした潤は涎が出そうになりながらゆっくりと久耶の肩から鎖骨、そして腰周りまでゆっくりとマッサージを加えるように洗っていく。
「おお……結構気持ちいいな」
「ハァハァ」
「どうした? 潤。何か息が……」
「何でもないよッ!! いいから前を向いてて!」
 ゆっくりと腰から前の太股の方へ手を持って行くと久耶が反応した。

「おいっ……くすぐったいよ」
「じゃ、じゃあお尻もね」
「え! そこはいいから! うわっ…止めろって潤ッ」
 もう悪ふざけと称してするしかないと腹を決めた潤はニヤニヤしながら久耶のお尻を撫でまくった。
 抵抗する久耶の腰に抱きつき、ついに後ろから久耶のペニスを掴んだ。

「えい! オチンチンも洗っちゃうもんねー!」
 瞬時にヌチュヌチュと自分の倍の太さの久耶のペニスを扱く。
「じゅ、潤ッ、それはマズイ! 止めろって、オイッ」
 そしてついに潤は両手を掴まれ、お縄となった。 
 後は自分でやるからと、久耶はさっさと身体を自分で洗いだした。
 だが潤は目敏く(めざとく)久耶の変化を見付けた。



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潤、ハァハァすなー!
そして侍によってお縄になった小悪魔はまた何かを発見…。

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小悪魔な弟 7話

☆18禁です

「ちょっと! 先生!」
「された事ないんだろう? 先生が教えてあげるから! ね?!」
 そう言って突然ペニスをしゃぶられた潤は衝撃を覚えた。新感触を味わった潤のペニスは一気に大きくなり、硬くなるにつれて気持ち良さは倍に膨れた。

(何、これ!? すごい!!)

「あっ…ああっ……せんせいっ……せんせいっ」
 あまりに気持ち良さに腰を動かしていると、何かが弾けた佐々木は潤をひっくり返し、四つん這いにさせた。
「やっ……何するの、先生!?」
「いいからッ……先生が今潤くんの全部を綺麗にしてあげるからッ」
 そう言って潤のぷにぷにした尻を左右に分けて広げた。ピンクの綺麗な蕾が開いていく。
 佐々木は潤の玉の方から舌を這わせ、アナルをぴちゃぴちゃと舐め始めた。
 すると潤は更に衝撃を感じた。今までの自慰とは全く違う気持ち良さに腰が溶けてしまいそうになる。
 佐々木は何かに取り憑かれたようにビチャビチャと舐めまくる。

「ああんっ…先生っ…気持ちいいっ」
 佐々木が舌を離すと、潤のアナルに何か熱くて太いものが宛がわれた。
 ふと後ろを見ると、佐々木は自分のペニスを当てているのが見えた。
「え? 何してるの? 先生」
「潤くん、男の人同士ではここにオチンチンを入れるんだよ。ちょっとだけ入るか試してみようか」
 潤は焦った。さすがにそんな行為が信じられない潤は四つん這いで這って逃げようとするが、腰をガッチリ掴まれて動けない。
 そしてグリッと亀頭を押しつけられると絶対無理な大きさのそれが潤の小さな場所を圧迫する。
「嫌だッ、止めてッ! 痛いッ」
「あれ? 潤くん、ここは初めてなの? じゃあバックバージンは先生のだね?!」

(バージン……そこもバージンとかあるの!?……なら、兄ちゃんにあげたい! 先生になんて、嫌だ!)

 潤は自分を落ち着かせて頭を働かせた。今血が登っている男をどうやったら鎮められるかを考える。抗ったら余計相手を興奮させるだけだと悟った潤は冷めた表情を後ろに向けた。

「先生。僕が嫌な事しないでって言ったよね? 先生に強姦されたって、僕PTAに言ってもいいんだよ?」
 すると佐々木の顔から血の気が引いた。強く当てていたペニスもスッと離れて誤魔化すような笑みを浮かべる。
「い、嫌だなぁ。だって潤くんから誘ってきたんじゃないか」
「いいえ。勝手に欲情したのは先生です。僕が泣きつけば誰だって僕の方を信じると思いますけど?」
 佐々木は黙って苦虫を潰したような顔をした。このまま事を済ませてはきっと不満の残る佐々木に何をされるか分からない。そう判断した潤は取り敢えず友好関係を築くために提案をした。

「まぁ、小学生に手を出したら百パーセント大人が悪いよね。でも僕もこういうの嫌いじゃないからさ。色々教えて貰ったし」
 潤はグッとお尻を上に上げてアナルを見せつけた。
「舐めさせてあげる。でもオチンチンは入れちゃダメ。バージン上げたい人がいるから」
「本当? 舐めていいの?」
 友好的な態度に機嫌を直した佐々木が再び自分のペニスを握る。
「いいよ。先生もイきたいでしょ? 舐めて自分で扱きなよ。でも僕のも一緒に扱いてね」

 許しを貰えた佐々木は腹を空かした獣のように激しく潤のアナルを舐め、同時に自分と潤のペニスを扱きだした。
 潤はアナルとペニスを同時に刺激されてこの上ない快感を貪っていた。
「ひっ……ゃあああっ」
 ビュッと勢いよくフローリングの床に潤は射精した。甲高い潤の声が教室に響く。
「んんっ…イクよっ…潤くんッ」
 グッと舌を潤のアナルに挿し込んで佐々木も床に射精した。
 挿さった舌の感触に、潤のペニスの奥からまだ中に残っていた精液がトロっと出てくる。
「んんっ…ふっ」
 床に付いた腕がプルプル震える。

 こうして先生の扱い方を少しずつ覚えていく潤は、また一つ大人へと近づいた。



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デタ!PTAの力(笑)
そしてちゃっかり先生に気持ちイイ事させてフィニッシュ…

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小悪魔な弟 6話

☆18禁です

「だ……ダメだよ神谷…こんな事っんっ」
 言葉とは裏腹に佐々木の力は抜けていき、もっと強く確実に触って欲しい大人の汚い欲望そのものは滑る汁を染み出させていた。
「いいの? なか触らないけど」
 潤はスッと手を引く。
「あ……」
 潤は佐々木の縋るような顔を見て意地悪そうにニヤけた。
「素直じゃないんだね。先生。どうして欲しいか言わないと僕は帰るよ」
 そう言ってさっさとランドセルを掴もうとする潤の手を佐々木は思わず掴んだ。
「さっ……触って…!」
 振り向いた潤は艶っぽい笑みを作った。
「うん。いいよ」

 椅子に座ったまま綺麗な教え子が自分のズボンのチャックを開け、トランクスのボタンもあけていく様子を凝視する。
 小さく少し冷たい潤の手がスルスルと入り込み、火傷しそうな程熱い自分のペニスに地下で触れられた時、何とも言えない快感が腰を痺らせた。
「ああ……神谷…」
「ほら、ここはどう? ちゃんと言って、先生」
 器用に佐々木のごついペニスにしっとりと手を絡ませると、佐々木は目を瞑って感嘆の吐息を漏らした。
「ああっ……すごい、良いよ。イっちゃいそうだ」
「早いよ、先生」
 クスクスとさも可笑しそうに笑う天使の顔見た佐々木は、潤の脇に手を入れて持ち上げた。
 軽い潤の身体はふわりと簡単に浮いて、佐々木の膝の上に座らされた。
 向かい合った形で佐々木は潤にキスを求めた。

「んん……潤くん……」
 ベロリと舌を入れ込まれて、不快に思った潤は頭を引こうとするが、がっちりと頭を押さえられている。
 仕方ないので潤はそのまま乱暴にペニスをチャックの中から外へ取り出して上下に適当に扱いてやると、鼻息を荒くしてキスをより激しくしてきた。
 潤はグッと頭を横に向けて佐々木を睨みつけた。

「僕の嫌がること、しないで。止めるよ?」
 その睨んだ顔にさえジワリと佐々木のカウパー液は反応して出てくる。
「あ、ああ。分かった、すまない。だから早く触って」
 ダメな犬の躾はなかなか面倒だと、潤は舌打ちをする。
 ふと視線を下げるとなかなか大きなペニスが潤の手の中でヒクついていた。
「へぇ……結構大きいね。先生。やっぱ大人のオチンチンって大きいんだね! すごぉい」
「あぁ……早くっ、潤くんっ」
「うるさいなぁ。今観察してるんだから我慢しててよ!」
「うぅ……」
 潤は佐々木の膝から降りると、床に膝を付いて目の高さまで佐々木のペニスを持って来て観察をした。
 扱いては手を離し、尿道の先を弄っては手を離し、と焦らして遊ぶ。我慢出来そうにない佐々木が暴走しそうになると宥めるようにまた扱いてやる。
 もうイきそうなのになかなか行かせてもらえない佐々木の理性も殆どなく、とにかくイかせて貰おうと必死だった。

「じゅ、潤くん…ハァ」
「何?」
「オチンチン舐めたことある?……ハァハァ」
「え? 舐める? 無いよ」
「へぇ。潤くんでもした事ないんだ? 大人のエッチでは常識だよ」
 その佐々木の言い方に潤は少しムカっとした。

「しょうがないじゃん! 僕まだ大人じゃないもん!」
「じゃあ、先生が教えてあげるから、少し大人になってみようか」
 どんな魂胆があるかなど、まだ幼い潤には分かっていなかった。ただ大人になるという魅力的な言葉に誘われて、この教師を踏み台にするのはいいかもしれないと安易に考えた。
「いいよ。どうやるの? 舐めればいいの?」
 少し不機嫌に怒り口調で話す潤に、佐々木は口角を上げて優しく潤の頭に手を置いた。
 そして佐々木は潤の頭を自分の股間に引き寄せた。

「舌を出して。そう。ゆっくり裏筋からてっぺんに向かって舐めて」
 潤は言われた通りに舌を這わせる。
 初めて舐めた他人のペニスは何だかしょっぱく、不思議な味がした。
 だが、舌が這う度に今まで以上に反応する佐々木の顔とペニスに少し気分が高揚する。
「すごく気持ちがいいよ……そしたらそのまま上から歯が当たらないように唇で包むようにして口の中に入れるんだよ……そう……そうっ……ああっ、すごいっ」
 ペニスの先のヌルつきはとてもしょっぱくて、つい舌を動かして味わいながらも言われた通りにペニスを口内いっぱいに含み、上下に吸い込みながら動かすと、佐々木は腰をくねらせた。

「ねぇ、そんなに気持ちいいの?」
 急に動きを止めて話し出す潤の頭を、佐々木は優しく撫でた。
「うん。すごいよ」
「ふーん……」

「潤くんもされたら分かるよ!」
「ちょっ……!」
 佐々木は急に椅子から立ち上がり、潤を床に組み敷くと乱暴に潤の短パンを脱がしてまだ毛の生えてないツルンとした場所が露わになり、小さなペニスを取り出した。



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うぉい!!佐々木ーッΣヽ(゚∀゚;)マズイカラ!

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小悪魔な弟 5話

 スッキリとした顔立ちの人の良さそうな好青年風の新任教師、二十五歳の佐々木は放課後になるまで緊張が解ける事は無かった。
 そしてついに授業が終わり、帰り支度をし出す子供たちを見計らって佐々木は潤を呼んだ。
「神谷! ちょっとこっち来てくれるか」
 その声に潤が振り向くと、柔らかな絹のような髪も一緒になびく。
 黒いランドセルを肩に掛けたまま潤が近寄り、佐々木に向かって答える。
「何ですか?」
「あ、あのな。ちょっと話があるんだ。少し残ってくれるか?」
 用事というと強いて言えば、久耶が帰宅する前に久耶の部屋で自慰でもしようと考えていたくらいだった潤は快く返事をした。
「はい。いいですよ」
 
 生徒が佐々木と潤を覗いて全員帰ったのを確認すると、佐々木は神妙な面持ちで切り出した。
「神谷。お前家で何か困った事とか、あるか?」
 潤は困った事、と聞かれてふと久耶の手じゃないと満足できない身体になった事を思いつく。
「まぁ、あると言えばありますが……」
「何だ、先生、何でも力になってやるから、何でも恥ずかしがらずに言ってごらん」
 もしかしたら、家庭内暴力など深刻な悩みかもしれない。佐々木の妄想はエスカレートしていった。

(義理の父親に何かいやらしい事でもされているんじゃあ……)

 その時、潤がおもむろに黒いランドセルを机に置いた。
「先生、僕。性の悩みがあります」

(やっぱり!!)

 佐々木は緊張で生唾を飲み込んだ。デリケートな問題を生徒本人の口から聞かされて、下手に対応したら大問題となる。佐々木の緊張の糸はどんどん張りつめていった。
「先生……例えば、男と人と触れ合うのって変……ですよね」
 潤はそっと斜め下を向いて憂いを含んだ表情を見せた。

(やはり……義理の父親に……何て事だ……ここは一つ罪悪感を取らねば)

 佐々木は潤の肩に手を置いて優しく微笑みかけた。
「神谷。普通で考えたら男同士って少し変な気もするが、昔はそれも普通の時代があったんだ。だから、今でも男性同士、女性同士の恋人同士だっている。だが、これは互いを好き合っている場合、そんなに問題もないんだが、無理矢理というのは問題だ。お前は何か…その、無理矢理されて困ったりはしてないか?」
 なるべく分かりやすく言ったつもりだった。すると、俯いていた潤は顔を上げて、頬をほんのり赤く染めながら大人っぽい笑みを浮かべた。
「無理矢理させてるのは、僕の方ですから。それは大丈夫です」
「え……」

(義理の父親を……誘っているのか!?)

 佐々木に衝撃が走った。だが、同時にどこかで納得の出来る何かを感じていたのも事実だった。
 これだけの美貌があれば、クラッと来てしまう事もあるかもしれない、そんな考えさえ浮かぶ。
「僕、この間初めて精通したんです。とっても気持ち良かった。僕、癖になっちゃった」
 佐々木には潤の言葉が麻痺の呪文に聞こえてきた。潤はそっと佐々木の足の間に入り込んで立つ。
「他にどんな気持ちのいい事があるの? 先生、教えてよ」
 佐々木は潤に両肩を掴まれて顔を近づけられて、思わずボーっと見てしまう。
 目の前に揺れるふっくらとしたいやらしい唇があるのが見える。
「お前、キスってした事はあるか?」

(何を……言ってるんだ、俺)

 佐々木の下半身は確実に膨らみを増してくる。
「うん。小さい時に寝てるお兄ちゃんにしたよ」

(義理の兄にまで……!)

 佐々木の目は酒でも飲んだように座って来た。そんな新任教師の変化を感じたのか、潤はふと表情を怯える小動物のように変えた。
「どうしたの? 先生、何かこわいよ」
「ん? 何が怖いの? 大丈夫だよ、ホラもっとこっちへ来なさい」
 佐々木の息が荒くなる。とにかくこの目の前の少年を自分のテリトリーの中に入れておきたい。
「い、いやだよぅ。先生、何かいつもと違う」
 離れようとする潤の手首を掴むと、佐々木は強く自分の足の間に潤の身体を引き寄せた。
「いいから。じっとしていなさい。君は悪い子だね、そんなに義理のお父さんやお兄さんまでそうやって誘って……僕の事までッ」
「え? 義理って、先生何言って……んっ…んんっ」
 理性の剥がれおちた佐々木は潤の後頭部を大きな手で押さえて唇を塞いだ。

 一瞬驚いて抵抗を見せていた潤だったが、少しすると大人しく佐々木のされるがままになっていた。
 だが、その小さく柔らかい唇が佐々木の動きに反応して唇に吸いつき、自分から舌を差し出してきた。

(か、可愛い……!)

 佐々木は一瞬驚いたが、潤のあまりの可愛さに夢中で舌を吸い、潤のまだ狭い口内を蹂躙した。
「んっ……せんせっ…あっ」
 佐々木は未だかつて恋人とでさえこんなに気持ちのいい興奮するキスをした事がなかった。
 潤の口元は互いの唾液でびっしょり濡れている。
 するとスッと潤の手が伸びて佐々木の膨れ上がった股間を掴んだ。ビクンと身体を固めた佐々木にニヤリと潤は笑った。
「イケナイ先生だね。こんなに硬くして。どうすんの? コレ」
「あ……そこはっ」
 潤はクニクニと絶妙な力加減で佐々木の玉を揉み、勃ち上がったペニスをズボンの上から擦る。
「あっ……ああっ……」
 佐々木は気持ちが良くてつい情けない声が漏れる。
 潤はそんな佐々木の耳元に濡れた唇を寄せて囁いた。

「してあげようか、先生? ここ、擦るとすっごく気持ちいいの、僕知ってるよ」
 そして小悪魔はまたいい遊び道具を見つけて喜んでいた。



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佐々木先生!義理から離れて下さい!(笑)
そして先生!相談役から問題を引き起こす当事者になってます!
「教師失格」ってサブタイトル付けますよ?[黒板]ωT)スミマセン ←佐々木

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小悪魔な弟 4話

☆ゆるく18禁です

 その日から潤は射精の虜になった。それまではじんわりとした絶頂感を味わっていたが、精液の出る瞬間の恐ろしいまでの快感は一種麻薬のように病み付きになっていった。
 だが、久耶の手でイッた時のような興奮はやはり自分の手では味わう事が出来ずにいた。
 潤は暫くすると耐え切れずに、またもや悪知恵を働かせて夜中に兄の部屋へと続く襖を開けて忍び込んだ。
その気配を感じてベッドの上で腹筋をしていた久弥が振り返る。

「どうした? 眠れないのか?」
「お兄ちゃん……僕、どうしたらいいか分からないんだ……」
 わざとらしく泣きそうな顔で縋ってみる。
すると案の定、優しく真面目な兄は神妙な面持ちで潤の顔を覗き込んで、優しくベッドの上へ誘ってくれた。
「どうしたんだ、言ってみろ。兄ちゃんが力になってやる。」
「……お兄ちゃんしか力になれない事だよ」
 そう言うと侍な兄の顔はキュッと引き締まった。

「なんだ?」
「僕、もうお兄ちゃんの手でしかイけないんだ。自分の手でしてもあの時みたいな気持ちの良さがないんだよ。僕変なのかなぁ……」
 変な事を言っているとは思えない切羽詰まった声で、可愛らしく瞳を潤ませて兄に縋ると、潤の真剣な状態を察して真面目に考え出した。
 低く唸って腕組をした状態で少し考えていた久耶は、意を決したように言葉を切り出した。
「分かった。ある程度自分で慣れるまでは兄ちゃんが手伝ってやる。でも人には言うなよ? 恥ずかしいから……」
「本当!?」

 目を輝かせた潤はここぞとばかりに久耶の逞しい身体に抱きついた。その時の重みで、潤はひっくり返ってベッドに倒れ込み、久耶が上に覆いかぶさる形になった。
 丁度ベッドに押し倒された形になって、下から見る久耶の顔に潤はドキッとした。
 潤はまるで久耶にこれから恋人同士の触れ合いをされるような妄想をしてしまう。
 出来ればこの体勢でしてもらいたいと潤は思った。
「お兄ちゃん、このまま……してっ……」
「え……」
「おねがい……」

 小学六年の男の子とは思えない表情に久耶は少し魅入られた。
 顔だけならそこらの女子よりも遥かに可愛い。それに、ベタベタと慣れなれしい女の子や、ぶりっ子はどうも苦手な久耶にとって、寧ろ中世的な不思議な空気を纏う潤の方がよっぽど魅力に溢れているように感じた。
 久耶の脳内では、女の子は可愛いモノとして処理されているので、男の子で可愛いというのは妙に不思議な魅力に感じられた。
 だが、見た目の可愛さは素直に受け止めるが、この行為自体は長男としての教育の一環だと感じていた。
 潤におねだりされるまま、ゆっくりと弟の寝巻きの下を脱がせると既に立ち上がった小さな性器が一度寝巻のゴムに引っ掛かってプルンと出てきた。

「あんっ……」
 まだ声変わりをしていない高めの声が鼻から抜け、久耶の鼓膜を刺激する。
 久耶にとって潤は弟以外の何者でもない。しかもまだ小学六年だ。そんな子の艶めかしい声を聞いておかしな気持ちになるなど異常者だとさえ思っていた。
 久耶は潤の反応を無視して気持ちを引き締めて挑む。
 
 潤は何やら分析し始めた兄に、焦れるように甘えた声で久弥の胸元のシャツを掴む。
「ねぇ……お兄ちゃん、早くぅ。早く触ってぇ」
「あ……あぁ、悪い」
 久弥の手が直接スッと潤のペニスに触れる。その瞬間にジンと潤のまだ細い下半身に熱が灯った。
「はぁ……ん」
 潤が頬を染めてピクっと反応した。
 久耶はそんな潤を素直に可愛いなんて思ってしまう。
「潤、気持ちいいか?」
 久弥は小さく堅くなった潤のペニスを大きな手で包みながら上下に扱く。
 潤は我慢出来ず久耶の首に腕を巻き付けてしがみついた。
「うんっ、うんっ、お兄ちゃんの手、気持ちいい! ああ……僕もうっ……もう!」
 久弥は慌ててティッシュを取ろうとするが、間に合わず手の中で熱い液体が放たれたのを感じた。

***

 潤は教室で夕べの事を思い出しては、一人うっとりとして惚けていた。
 潤の周りの友達ももう色々な知識を蓄えてエッチな話で盛り上がるが、なかなかこの年では経験をしている奴はいない。
「なぁ……潤。また前みたいにしてくれよ、昼休みにさ」
 サッカーの上手い木村という同級生が潤の席の横に立つと、少し小声で話しかけてきた。
「もう、あれから癖になっちゃってさぁ。いいだろ? 俺もしてやるからさ」
 少し前に潤はこの木村という同級生にふざけ半分で精通を手伝ってやったのだ。それから潤と同じく、木村も射精の虜となっていた。
「んー、気分が乗ったらね」
「えー、いいじゃんかよぉ」
 潤はしつこくねだる木村の面倒臭さを感じる。

「うっさいなぁ。じゃあ今ここでしろよ。見ててやるから」
 そう言って潤はダルそうに欠伸をしながら木村を無視した。
 潤の綺麗な顔で鬱陶しそうに扱われると、木村はどこか胸の内から黒く甘い感情が湧いてくる。それがどうしてなのか、一体何なのかは、勿論木村にもまだ分かっていたかった。
 そうこうしているうちにチャイムがなって担任の先生が教室に入って来た。
 木村は渋々席に着き、潤は相変わらず憂いの含んだ天使のような横顔で窓の外を眺めた。

 この六年二組を担当している佐々木という教師は新任の若い教師だった。
 佐々木は熱意を持ってこのクラスを担当していたが、今のませた小学生に四苦八苦しつつも何とか日々を過ごしていた。
 初めてこのクラスの教団に立った時、一番目についたのが潤だった。
 将来はモデルか俳優にでもなるんじゃないかと思う程の美貌で目を惹かれたのが第一印象だった。
 佐々木は、教師としての立場から子どもたちは皆平等に見なければならないと意識している。だが、どうも気になってしまうのが正直なところだった。
 佐々木は、この綺麗な潤という子の美しさだけでなく、何度か会話を交わすうちに見え隠れするその妖艶さが引っ掛かった。
 教師として何か家庭に問題でもあるんじゃないかと、今日辺り潤に個人的に色々話をしてみようと決意したのだった。



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兄ちゃん以外にはS!(笑)
しかも担任に潤の毒牙フラグが…(笑)

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00:00 | 小悪魔な弟 | comments (13) | trackbacks (0) | edit | page top↑

小悪魔な弟 3話

☆12禁です

(え! 反応した!?)

 弟の口から卑猥な言葉が飛び出した事に、侍のような久耶の顔がみるみる顔が赤くなり、言葉を捜しているように目を泳がせていた。

(知ってるんだ! ちゃんと知識はあるんだお兄ちゃん!)

 潤は変にホッとした。まさか小学生に心配されているなどと久耶は思いもしないだろう。
 次は兄がそれを自分でも実行しているかどうかを確かめなければいけない。

「お、お前学校で付き合う友達はそ、そんな話をお前にしてきたのか?」

 明らかに動揺している。こんな久耶は初めて見た。
 何だかとても可愛らしくて、潤はつい意地の悪い質問を仕掛けたくなってしまう。
「うん。皆知ってて僕だけ知らなくて……のけもの扱いなんだ! ねぇ、教えてよお兄ちゃん! オナニーって何?」
 夕べもしっかり兄の寝ている隣の部屋で自分のペニスをベッドに擦り付けて「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と小声で呼んでいた潤は、キラキラと天使のような顔で兄の焦る顔を見ては喜んでいた。
 だがそんな事は全く予想だにしない久耶は、弟の無垢で純粋に潤んだ瞳で卑猥な単語を連発に狼狽していた。

 久耶はゴホンッと咳払いで邪念を払う。
 『ここは一つ男兄弟だからこそ出来る性教育をしてやらなければいけない』と、真面目な久耶はまんまと小悪魔な弟のピンク色の罠に引っ掛かった。

「オ!……ぉ、……ぉおなにぃ、と言うものはだな、潤。男にとってとても必要な行為なんだ。」
 侍の顔を取り戻した久耶は背筋を伸ばし、腕組をしつつ男の生きざまを語るような口調で話し始めた。
 潤はそれをさもつまらなそうに白けて聞くが、久耶はツラツラと真面目に学校の教科書通りの説明を一通りしてくれた。
 だが潤は、真面目に言えば済むと思っているのか、と諦めなかった。

「そうなんだぁ。まだよく分かんないけど、じゃあお兄ちゃんもしてるんだよね?」
 この質問には久耶も言葉を詰まらせた。
「え……えぇ……ま……ぁ……何だ……ろうな。……んー」
 久耶は天井に顔を向けて腕組をする。その顔は討ち入りに来られて覚悟を決めなければならない侍の表情のようだった。
 潤はそんな困る兄にゾクゾクした。
「ねぇ、お兄ちゃんも男だからするんだよね? ね?」
 潤は構わず久耶の腕を掴んでグラグラ揺すると、久耶は固まった身体のまま左右に揺れた。

(絶対に暴いてやる!!)

 潤はますます天使の顔をして久耶を追い詰める。心では尻尾の生えた小悪魔がヨダレを垂らしながら迫っていた。
「だって、必要な事なんでしょ? しないと健康にも悪いって今お兄ちゃん言ったじゃん! いつどこでやってるの? ズルイよ僕にも教えてよ!」
 ねぇねぇと腕を揺さぶると、固まった久耶の顔がだんだん赤く染まって来た。尚もしつこく潤が腕を揺さぶっていると、ついに久耶が何かを小声で言った。
「オ、俺は……フロバデシテイル……。」

 潤は間を開けて、耳に手を掛けて聞き返す。
「……え、何?」
 あまりに小さい声で、しかも早口で何を言ったか分からなかった。

「だ、だから!俺は……フロバデシテイル……んだよッ!」
 お酒でも飲んだように久耶の顔は真っ赤に染まり、ちょっと不機嫌そうな顔で潤にキッパリと実行現場を口にした。だが、これが間違いだった。
 小悪魔な潤は心の中で目がキラリと光った。今度は聞き逃さなかった。

「お兄ちゃんはお風呂場でオナニーをしているんだねー!!?」

「ばッ……馬鹿!!デカイ声で言うなッ!」
 慌てた久耶が思わず焦って潤の口に手を当て、潤の身体を引き寄せてベッドに押し倒した。
 ベッドのスプリングに跳ねる潤の小さな身体を久耶の大きな手が押さえつける。

(きゃんっ)

 こんな風にして貰えるならば、潤はさっきの台詞を拡声器で叫びたいくらいだった。
 間近で見る久耶の綺麗な切れ長の瞳にドキドキする。

 焦って潤を鎮めようとする兄の手と胸元の温もりに一人酔いしれる潤は、再び閃いた。
「お兄ちゃん……」
「な、何だよっ」
「扱くって、どうやるの? 僕、よく分かんなぁい」
 潤は自分のチャームポイントはよく分かっていた。垂れ目でクリッとした瞳で縋るように見ると、母性本能も男性本能も刺激されるようだ。
 昔から老若男女の年上に甘える際の心得は完ぺきだった。潤は、そんなメロメロになった大人に対して心で鼻で笑う。
 だが久耶に対しては全力で向かわなければ、侍の精神を揺らせない事も分かっていた。
 暫く難しい顔をしていたが、諦めたように久耶から意外な言葉が飛び出した。
「分かった。教えてやるからパンツ脱げ。」
「へ?」

(何、今なんて……)

 ついに小悪魔の偽天使ビームが侍を誘惑出来たとでも言うのだろうか。信じられない気持で驚いていると、久耶が少し苛つく口調で迫って来た。
「いいから脱げって」
 そう言って久耶が潤の短パンに手を掛けた。

(うそ! お兄ちゃんが僕のパンツを脱がしてる!?)
 
 本性には勝てない潤の下半身はそれだけで反応をしてしまった。
 中から勢いよく勃起した幼いペニスが飛び出してきた。

(あ! しまった!! 今オナニーって何?とか聞いてた奴が、実兄にパンツ脱がされただけで勃起させてどうすんだよぉ! 僕のばかばかーッ)

 それを見た久耶が驚いて口が半開きになる。

――誤魔化さなければ!!

「え、えぇええーなにこれー、わーこんなの初めてー、こわいよーお兄ちゃーん」
 思わず誤魔化した有り得ない嘘は完全な棒読み状態だったが、気が動転している久耶には十分な効果を発揮した。
「ま、まぁ訳もなく勃つ事は珍しくない。そうだ、潤。この状態が勃起だ。とても重要ポイントだ。よく覚えておけ。きっと試験にも出る。」

(……何でこういう時だけ笑いのセンスが光るんだよ、兄ちゃんー!)

 潤は吹き出しそうになる自分を持てる精神力全てを使い切って抑制する。
「よし、じゃあいくぞ。やり方を覚えて今度からは自分でやるんだぞ?」
 潤が別の戦いをしているうちに、そっと潤のペニスを久耶の指が添えられた。
(あっ……)
 思わず声が出そうになるのを必死に押さえる。
 久耶はゆっくりと指先で上下にまだ剥けていないペニスを皮の中で上下に移動させるように刺激する。
(あ……ああ……お兄ちゃんが……僕のを……ああっ)
 押し殺す声はふぅふぅと吐き出す吐息を荒くしていった。時々弟の様子を伺うように見る兄の顔は、やっぱり格好良くてどんどん興奮してくる。
「どうだ、潤。痛くはないか?」
 久耶の鋭い瞳が潤のペニスを見ているのを見ているだけで堪らなくなる。
「うん……何だか変な気分。」
「変?……気持ちいいのか?」
 いきなり気持ちいいと言うのもおかしいと思った潤は変としか言いようがなかった。

(気持ちいいに決まってんじゃん!)

 潤は動かしたくなる腰も我慢する。これは一種拷問にも近い行為のようにさえ感じられた。
 久耶は気を使っているのか、軽めに指先だけで上下に扱く感覚はただの焦らしにしか感じられない。
 常に自分で強い刺激を与えてきた潤のソレには刺激が弱すぎる程だ。
「お兄ちゃんっ……んんっ」
 堪らず久耶の指の上から自分の手を重ねてギュッと握る。
「ん? もっと強くして欲しいのか?」
「ん……してっ……」
 弟の可愛い頼みなら、と言わんばかりに頼みを素直に受け入れてくれ、手全体で包み込むようにして上下に強く扱かれた。
 こうなっては我慢していたものも我慢出来なくなる。
「んあっ……ああっ……ああん」
 その漏れる声に驚く久耶だったが、ここまで来ては仕方が無いとばかりにリズムよく射精を促す。だが、潤はまだ精通していない。
 しかしこの駆け上がってくる快感は新しいものだった。
(も……もう、ダメっ! 動いちゃうっ)

「ああんっ……お兄ちゃんっ……気持ちいいぃ」
 つい、いつものように腰を動かすと、久耶は黙ってその動きに合わせるように上下に扱いた。
「あっ……あっ! やっ……なんか……おしっこ漏れちゃうッ……いいんッ」
 尿が漏れてしまいそうな感覚なのに止まらないせり上がる快感。そしてそれを促す兄の手で、もう漏らしても構わないからその先にある世界へと身体は勝手に快楽を貪った。
 ビュルッと何かがペニスの中を駆け上がって外へ飛び出すと、その瞬間、味わった事もないような刺激と快感に襲われて目の前が白くチカチカとした。
「きゃあぁあんッ」
 初めての絶対的快感、それは物凄い衝撃だった。

「出たな。」
「ハァ……ハァ……何それ……僕漏らしたの?」
 少し黄色みかかった白濁のドロドロした液体を見て、潤はゾッとした。もしかしたら病気なのかもしれないとうるんだ瞳を久耶に向けると、久耶は優しい顔を向けてくれた。
「違うよ。お前、初めてか? 良かったな。これが精子だ。お前は今射精したんだよ」

(あ……射精……したんだぁ、僕。お兄ちゃんの手で初めて……)

 潤は何だか嬉しくて久耶に抱きついた。
「兄ちゃんっ」
「おいっ潤……お前ので手がベトベトなんだよっ」

(どうしよう、僕お兄ちゃんの事もっと好きになっちゃった……)

 初体験の衝撃と、兄の手でイかされた心理は潤の恋心に更なる業火を放ったようだった。
 どうやら張り巡らしたピンクの蜘蛛の巣に絡まったのは潤の方だったようだ。



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恐怖心のドキドキと恋愛感情が勘違いを起こすって心理も働いたんでしょうか(笑)
射精の衝撃と恋愛感情が共鳴したようですー(笑)あほだー
そして兄貴はフロバデシテいたんですね(笑)

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00:00 | 小悪魔な弟 | comments (10) | trackbacks (0) | edit | page top↑

小悪魔な弟 2話


 部屋で静かに勉強をしている兄の後ろ姿をそっとドアの隙間から覗き、潤は音を立てないように忍び足で近づいた。
 そして歓喜を絶頂まで高めて一気に飛びかかった。
「お兄ぃちゃんっ」
 そのガッシリした筋肉質の背中に飛び付くと胸がドクンと跳ねる。
「っ…あぁ……びっくりした……。」
「へへっ」

(て、全然びっくりしているように見えないんだけど……)

 中学3年の久耶は受験勉強で夕ご飯を終えるといつも早々に部屋に入って勉強を始める。
 潤は時折こうして勉強をしている兄の部屋にそっと入ってきては後ろから背中に抱きつく。
 これが出来るのも自分が小学生のうちだ。潤の中ではこれも計算済みだった。
 そんな下心が可愛い弟にあるなど微塵も考えない久耶は潤には昔から甘く、自分に無邪気に甘える可愛い弟、ぐらいにしか思っていない。
 潤にとってはそこが付け込むポイントだった。
 流石に中学生になって「お兄ちゃんっ」と抱きつく訳にはいかない。悲しい現実だった。
 
(ああ……これもあと少しで出来なくなるのか……)

 心で涙する潤は頬を久耶の首元に擦り付ける。
「苦しい、潤……勉強が……ぐっ……できない」

(はぁ……お兄ちゃんの匂い……)

 久耶の放つ若い男の香りは潤をクラクラさせた。それだけで潤の半ズボンの下に隠れている幼い性器が大きく膨張する。
 ふと疑問が沸き上がり、わざとらしくないように柔らかな唇を久耶の浅黒い首筋に付けて話しかけた。
「ねぇ、お兄ちゃん。」
「ん……?」
「お兄ちゃんは好きな人とかいないの?」
「別にいないよ。何で?」
 以外にも間髪入れずに答える久耶に少し驚いたが、潤は嘘などつかない兄の答えに素直に喜びが沸いた。

「だって普通いるんじゃないの?」
「俺は別にいないし、興味もない」

――興味が……ない?

「え……じゃあ……」
 『じゃあ何を想像して一人でしてるの?』と、思わず聞いてしまうところを寸止めした。
「……何?」
「ううん!何でもない!邪魔してごめんねっ。おやすみ!」
 潤は無意識に久耶の引きしまった頬にチュッとキスをして小走りに隣の部屋へと戻った。
「おお……おやすみ」
 少し低く、落ち着いた久耶の声を背にしながら、部屋に入った潤はふつふつと疑問と好奇心が沸いてきた。
 一体、あの真面目を絵に描いたような兄は一人でする、何て事を本当に行うのだろうか。
 その想像をすると鼻血が出そうになるが、本当に行っているかどうかは判断出来なかった。
 中3にもなったら流石に自慰くらいはしているだろうとは思った。健康面を考えても、それが普通だ。そう考えるとやはりしているという事になる。

(見たい……)

 潤の好奇心が行動力に拍車をかけた。

(よし。先ずは今晩からだ。)

 23時半。漸く勉強が終わったのか、久耶の部屋の電気が暗くなった。久耶は毎日を全力で生きているようでその疲れは半端ではないのか、寝たらなかなか起きない。
 数年前まで畳だった兄弟の部屋は、久耶が中学に上がると畳を外して洋風にフローリングに絨毯を引いた。そして隣続きで広かった一つの部屋は真ん中で襖で分断され、別々の部屋を宛がわれてしまったのだ。
 改築で少し手直しもしたので、部屋には廊下に出るドアがそれぞれある。
 だが兄の部屋とは襖一枚の隔たりしかない。音も無く覗き込む事など容易だった。

(ちぇっ。今日はしないのかぁ)

 期待は空しく暗くなった部屋の様子を見て肩を落とす。だが今日はダメでも明日がある、と期待を胸に潤も眠りについた。

 だが、次の日もその次の日もと続けているうちに何の収穫も得られぬまま1週間が過ぎてしまった。
 久耶は一向に自慰をする素振りすら見せない。

(もしかしてお兄ちゃん、本当にしてないの?!)

 潤は別の意味で心配になってきた。
 ここは一つ、小学生の無知で無邪気な部分を利用して聞いて見ようと決意し、ドキドキする心臓を隠しながらわざとらしく神妙な面持ちで兄の部屋に入って行った。

「お、お兄ちゃんっ」
「ん?」
 襖を開けるとベッドの下で懸命に腕立て伏せをする久耶の姿があった。潤はついその腕の筋肉を見てうっとりしてしまう。
 ハッと視線を久耶の顔に戻してだらしなくなった自分の顔を再度引き締めた。
「あ、あのね。今日学校の友達とお話しててよく分からない事があったんだ。だからお兄ちゃんに聞いてみようと思って」
「何だ?」
 額にうっすらと汗をかきながらベッドに上がった兄横に座るように潤はベッドに腰をかける。
 これから発する自分の言葉にドキドキして緊張する。これを言ったら一体兄はどんな反応をするだろうか。やはり無表情で淡々と理論的に説明して終わりだろうか。
 ゾクゾクしながら意を決して言う。

「ォ、オナニーって何!?」

 その瞬間、久耶の目が大きく見開いたのが見えた。



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しらじらし~(笑)

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00:00 | 小悪魔な弟 | comments (12) | trackbacks (0) | edit | page top↑

小悪魔な弟 1話

「お兄ちゃ…んっ」
 ズッ、ズッ、とクッションの擦れる音が部屋に小さく鳴る。
「んっ、んっ」
 小学校6年の潤は床に置かれたクッションに自分の小さなペニスを擦り付けていた。
 その格好はまるで家の中で飼っている小型犬がよくする行為に酷似している。

「ハァ、ハァ、んんっ、…んッ!」
 トロンとした目で下半身に甘く広がる絶頂感を味わう。

(気持ち……)

 じんわりと続くその異常な気持ち良さを知ったのはいつだったか。小学校低学年くらいか。
 ペニスを弄って気持ちがいいと感じたのは幼稚園の頃だ。
 気が付くと無意識に摩擦のしやすい床を見つけては密かにぺタっと地べたに寝るようにし、カエルのような格好で夢中で腰を振って床に小さなペニスを擦り付けていた。
 
 それが一体どういう事か、知識もないのに身体は本能で知っていた。
 だから、こんなに気持ちのいいものなら教えてあげようと、一番仲の良かった友達にやって見せたこともあった。
「ほら、こうやってね、ここをこうするとすっごく気持ちがいいんだよ! やってみなよ!」
 友達は何がおかしいのかケラケラと笑い転がって話にならない。

(もういいよっ)

 潤は腹を立ててこの先も一人で楽しみ事に決めた。そしてそれは小6という今現在でも続いていた。

 甘い絶頂はやんわりと続いていた。ふわふわと足に力が入らない。
 だが、小さなペニスからは未だ白い精液は出ず、この女性のオルガズムにも似た絶頂感を幾度と無く繰り返しやみつきとなっていた。

「ただいま」
 下から兄の帰宅した声が聞こえた。

(あ!お兄ちゃん!)

 ふらつく足取りと未だ紅潮した頬にも関わらず急いで出迎えに行く。
「おかえりなさい、お兄ちゃん」
「ただいま。どうした?潤、顔が赤いぞ?」
 今まで部屋で目の前にいる兄を想像していやらしい行為に酔いしれていた罪悪感でドキッとする。
「あ、何でもないよっ、ちょっと熱くて」
「そうか。」
 そう言って兄の久耶(ひさや)は無表情で潤の前を通り過ぎた。

 自分よりも3つ上の兄、久耶は昔からスポーツ万能だった。今は野球部に入っているが、掛け持ちで水泳部にも入っている。要領のいい兄は勉強もそつなくこなしていた。
 だが兄の久耶は昔から無愛想で、真面目で地味だった。その上鈍感だ。髪も染めた事もなく、親に長いから少し切れと言われるまで伸ばしっぱなしという有様だった。
 部活に入ってからは短髪にするように指示されてそれを守っているようだ。

 そんな運動中心の生活の為か肌は浅黒く、中学3年にしては大人っぽい筋肉質の引き締まった体つきをしている。
 背丈は170cmだがまだまだ伸び盛りだ。
 久耶は高く通った鼻筋に鋭く形の良い瞳で、面持ちはまるで侍のようだ。そんな瞳で見つめられるだけで潤の頭は沸騰しそうになる。
 ノーマルな男から見ても憧れるような容姿の為、クラスの女子のファンクラブもあったが、当の久耶はそんな事に気付きもしない。

 どちらかというと母親似の潤は垂れ目の大きな艶のある瞳に、透き通るような色白の肌が黒い瞳と髪のコントラストで物語の中から出てきたような可愛い子だ。
 だが腹の中は真っ黒の小悪魔そのものだという事は誰も知らない。

 物心が付き始めた頃、潤は庭先で茹だるような真夏の日にビニールプールを張って兄と遊んでいた。
 潤は今でもあの自家製プールで庭で遊んでいた時の楽しさを覚えている。狭い水の中で色んな玩具を中に放り込み、久耶と遊ぶのがとても楽しかった。
 あの時もビニールプールに二人で入って水を掛け合ってキャッキャと騒ぎながらはしゃいでいた。だがエキサイトした潤は久耶に思い切り水を掛けてしまった。
 しまった、と思ったが、久耶は水に濡れた前髪をかき上げてハハハッと楽しそうに笑い声を出した。
 その時の衝撃はきっと幼い心も大人も共通のものに違いない。
 久耶の笑顔はあまりにも魅力的だった。物心ついた時から久耶は特別だったが、その時からハッキリと久耶が違って見えるようになった。
 それを見ていた母親の話では、潤は水を掛けてから急に久耶にピトっとくっついてじっとしていたらしい。久耶は、潤が謝っているのだと勘違いして「怒ってないよ、大丈夫だよ」と言っても潤は久耶の足の間から離れなかったようだ。
 子供の時は素直なものだと、潤は顔が沸騰しそうになりながら当時の話を聞いた。

 真面目で恥ずかしがり屋で、冗談などあまり通じない兄は、普段から笑顔などあまり見せない。
 見せても口元が歪んでる、くらいにしか分からない。

 ありがたい事に、まだ女にあまり興味を持っていないのか、明るい噂や怪しい彼女的な影は今まで見あたらなかった。
 とにかくスポーツと男同士の仲間内でのやりとりで満足している様子に潤は安心していた。



次へ>>


新連載始まりました。
潤くん…、生粋のエロでマセたゲイちゃんです(笑)
そして腹の中は真っ黒! 狙われる兄!
ここのところ多忙です(汗)

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00:00 | 小悪魔な弟 | comments (7) | trackbacks (0) | edit | page top↑